HOME > TagTagエコライフのすすめ > 家電 > 省エネと電気代の関係って?節電を効率よく行うコツ
省エネと電気代の関係って?節電を効率よく行うコツ
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
前回の番外編でお伝えしたように、ライフスタイルの変化や便利な家電・電子機器の増加により、日本のエネルギー消費量も年々上昇傾向にあります。
今回は家庭で取り組める省エネについてご紹介します。
家電製品の使い方を見直して節電すれば、省エネと同時に家計の節約もできちゃいます!
省エネに節電は欠かせません!
地球温暖化防止、環境保全が国際的に進められる近年、各家庭や個人へも省エネの取り組みが浸透してきました。
家庭ごとの省エネの取り組みは、節電と密接な関係にあります。
日本で使われる電力の約3割弱が家庭で消費されるといわれている昨今。
電力自由化で電気代が安くなったからと言って、たくさん使ってはダメですよ!
例えばこんな節電方法で電気代を節約!
毎日使う家電製品は、家庭の中でも大きな電力を消費しています。
ちょっとしたことに気を付けるだけで少しずつ節電!
これまで様々な家電の設定方法による省エネをご案内してきました。
例えば、以下のような変更を行うだけで、年間5千円以上の節約になります。
ぜひまとめて実践してみましょう。
・パソコンの使用時間を1日1時間短縮→年間約830円節約!
・炊飯器の保温を使用しない(7時間→0時間)→年間約1,200円節約!
・液晶テレビの画面輝度を最適(最大→中間)にする(32型)→年間約710円節約!
・冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」へ変更→年間約1,620円節約!
・温水洗浄便座は使用していないときはフタを閉める→年間約910円節約!
最新家電への買い替えも長い目で見るとお得なんです!
一生懸命節電しても、10年前の家電製品を使っていては省エネ効率もイマイチかも…?
10年前の家電製品を使って省エネの取り組みをした場合と、最新式モデルに買い替えた場合の省エネ効果はどの程度でしょうか。
ベースとなる家電の効果を確認するため、モデル家庭の夏場の使い方を想定して比較してみましょう!
冬場は暖房機器の交換によって、さらに節電が見込めます。
【10年前の家電製品を普通に使用した場合】
1日の消費電力量 :8.12kwh
1カ月の消費電力量:243kwh
1カ月の電気料金 :約6,390円
(2006年製造モデル)
【10年前の家電製品でこまめな節電を実践!】
省エネの実践で
消費電力が約14%減!
1日の消費電力量 →6.97kwh
1カ月の消費電力量→209kwh
1カ月の電気料金 →約5,500円
約890円お得に!
(2006年製造モデル)
【思い切って最新の省エネ家電に買い替え!】
最新式省エネ家電への買い替えで
消費電力が約44%減りました!
1日の消費電力量 :4.54kwh
1カ月の消費電力量:136kwh
1カ月の電気料金 :約3,580円
約2,810円お得に!
(2016年製造モデルと2006年製造モデルを比較)
省エネ基準を達成している最新家電は消費電力効率が良いだけでなく、センサーで室内の温度や環境を判断し、自動にオンオフをするなど高性能な省エネ機能も搭載。
年間で見ると大きな省エネ・節電効果が見込まれます。
省エネ家電への買い替えの際には「省エネラベルとは?省エネ商品を買う時に知っておきたいこと」の記事も参考にしてくださいね!
ちょっとまって!その節電方法は間違いです!
よく耳にする省エネ・節電方法には、実は間違っているものもあるのです。
節電のつもりが逆にたくさんの電気を使っていた!なんてことにならないようにぜひチェックしてみてください。
【×間違いその1】エアコンはこまめにオンオフをする
エアコンは運転開始時に最も電力を消費します。その消費電力量は安定運転時の約4倍!
暑くなったからエアコンオン!温度が下がったのでオフ!を繰り返すと逆に電力消費量がアップしてしまいます。
1時間程度でオンオフを繰り返すなら、つけっ放しにしている方が室温の上下も少なく、電力消費量も抑えられます。
【×間違いその2】エアコンの冷房ではなくドライ機能を使う
冷風は出さずに除湿だけ行うドライ機能を使っている方も多いのではないでしょうか。
再熱除湿のドライ機能は消費電力量が大きいので要注意!
エアコン機内で一度空気を冷やして除湿、その後冷えた空気を設定温度まで温め直してから室内に戻しているため、「冷やしてから温める」の2工程で消費電力量は2倍なんです。
設定温度を下げ過ぎずに冷房を使い、適度な室温を保っている方が節電になります。
【×間違いその3】パソコン作業を中断するときはシャットダウンをする
パソコンは起動時とシャットダウン時に一番電力を消費します。
短時間の中断であればシャットダウンではなくスリープモードを使うようにしましょう。
スクリーンセーバーに節電効果はないので使用しないようにしましょう。
省エネ・節電の取り組みで家計も節約!
家庭の中での消費エネルギーは、家電製品によるものが大部分を占めています。
毎日使う家電製品はちょっとしたことに気を付けるだけで、積み重ねると大きな節電に!
個人個人の小さな取り組みが大きな成果につながります。
・古い家電製品は省エネ効率が高くありません。長い目で見ると最新式の省エネ家電への買い替えも大きな省エネ・家計の節約になります。
・間違った節電方法を実施していませんか?正しい情報を確認してしっかり節電しましょう。
【参考】実践!おうちで省エネ/経済産業省 北海道経済産業局