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省エネを意識した電子レンジの使い方をご紹介!

こんにちは!

北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!

毎日の料理に欠かせない台所家電の電子レンジ。

電子レンジはなんとなく消費電力が高いイメージですが、実際にはどれくらいの電力を使用しているのでしょうか。

今回は電子レンジと省エネのお話。

電子レンジの消費電力の考え方や、省エネになる電子レンジの使い方などをご紹介します。

電子レンジの消費電力を理解して、省エネに生かそう!

電子レンジは「500W」「1000W」などのボタンがありますが、このワット数、実は消費電力を示したものではありません。

~中略~

電子レンジの消費電力は「定格高周波出力と変換ロスの値の合計」ということになります。

※電気・ガス料金の比較サイト タイナビSwitchより

 

電子レンジには「500W」や「1000W」などと書かれたボタンがついていて、「温めには500W」「急いで解凍したいから1000W」「節電したいから1000Wは使わない」などと使い分けている人も多いでしょう。

 

でもちょっと待って!

電子レンジに表示されるこの「500W」「1000W」といった数字、実は消費電力の値ではではないんです。

 

この数字は電子レンジのマイクロ波出力「定格高周波出力」という数値で、電子レンジで物を温める時に使われるエネルギーの強さを表しています。

 

一方消費電力とは、電子レンジを動かすために使われるすべての電力のこと。

消費電力は定格高周波出力の数値以上になります。
消費電力量は定格高周波出力と単純に比例するわけではなく、電化製品を使用する時に必ず発生する変換ロス(ムダな電力)も加わるためです。

 

食べ物を温める力として定格高周波出力を比較するのはいいのですが、省エネ(消費電力量)という観点では単純に比較はできません。

電子レンジの定格高周波出力は高くても電気代は変わらない!?

定格高周波出力を元に、それぞれの消費電力と電気代を計算してみましょう。

 

メーカーや商品にもよりますが、一般的には定格高周波出力の1.5~2倍の消費電力がかかると言われています。

例えば定格高周波出力が「500W」だと消費電力は1000W程度、「1000W」だと1,500W程度になるようです。

 

消費電力から利用時間あたりの電気代を求める式はコチラ。

消費電力(kWh )× 使用時間(時)× 電気代単価(1時間当たり)=電気代(円)

(※電気代単価は1kWあたり27円で計算)

 

■定格高周波出力「500W」で3分間使用した場合:消費電力およそ1,000W

1(kWh)×0.05(時間)×27(円)=1.35円

 

■定格高周波出力「1000W」で3分間使用した場合:消費電力およそ1,500W

1.5(kWh)×0.05(時間)×27(円)=2.025円

 

それぞれ3分間使用した場合の電気代の差は1円以下!

温める力が倍になったとしても、電気代が倍になるわけではないのです。

 

2倍の力で温めて半分の時間で調理が済むのであれば「1000W」で調理した方が省エネになりますね!

 

ちなみに、一般的な電子レンジの年間消費電力用は年間およそ68.6kWh。

こちらで考えると電子レンジの年間の電気代は、平均して約1,850円程度と言われています。

電子レンジの消費電力を節約!省エネ方法とは

電子レンジ調理は日常的に行うものですので、日々ちょっとした節約法を実践することで、年間数百円程度の節電が可能だと言われています。

※電気・ガス料金の比較サイト タイナビSwitchより

 

毎日使う電子レンジ。消費電力の省エネ方法をご紹介します!

どれも簡単にできることですので、ぜひ試してみてください。

 

電子レンジの中はきれいに掃除

電子レンジ内に汚れがあると、マイクロ波がその汚れに反応して温め効率が悪くなってしまいます。

庫内やターンテーブルはこまめに掃除して、効率よく使用できる状態を保ちましょう。

 

庫内にいっぺんにたくさんの物を詰め込まない

ターンテーブルいっぱいに食品を詰め込むと温め効率が悪くなり、時間がかかる原因となってしまいます。

たくさんの量を温める場合は、数回に分けて温めた方が省エネにつながるでしょう。

 

事前の自然解凍で使用時間を短くする

当日料理する予定がある肉や魚は事前に冷蔵庫へ移し、途中まで解凍しておきましょう。

電子レンジの使用時間を短縮し、電気料金も節約することができます。

 

ターンテーブルの中心よりも外側に物を置く

ターンテーブルタイプの電子レンジは、中心よりも外側に置く方が効率良く温まりやすいです。

ただしフラットタイプの電子レンジの場合は、逆に中心に置く方が温まりやすいので覚えておきましょう。

 

電気の契約プランによって使用時間帯を工夫

電気会社との契約プランによっては「夜間は安く昼間は高め」など、電気を使用する時間帯によって電気料金が変わる場合があります。

契約しているプラン内容を確認して、料金が安くなる時間帯を狙って使用するのも一つの方法です。

省エネにつながる電子レンジを使った調理

電子レンジは食材の水分子に電磁波を当てて振動させ、発熱させることで温めます。

食べ物の内部から先に温まっていくのが特徴で、茹でたり蒸したりする調理法とは少し異なります。

 

電子レンジを使って調理をするメリットをご紹介します。

 

電子レンジで調理時間を短縮!

電子レンジでは電磁波の力で内側から一気に加熱するため、他の調理法と比較しても短時間で食品を温めることができます。

 

焼いたり茹でたりする予定の食材の下ごしらえとしても有効です。
フライパンや鍋で調理しながらなど、同時進行での時間短縮もできちゃいます。

 

茹で野菜は電子レンジを使った方が省エネ&節約に!

「茹でる」調理は電子レンジで行った方が断然省エネ!
電子レンジを使う方が短い時間で火が通るので、料理の時短にもなりますよ。

1Lの水をガスコンロで沸騰させて野菜(100g程度)を茹でるのと、同じ食材を電子レンジで同程度まで下ごしらえするのでは年間約1,200円もの差があります!

(365日、1日1回調理。野菜の種類や量によっても金額は変わります。)

 

電子レンジの特徴やポイントを知って省エネ!

 

電子レンジの消費電力の特徴や効率の良い温め方などのポイントを知って、省エネの工夫をしながら利用しましょう!

 

・電子レンジのボタンにある「500W」「1000W」という数値は消費電力ではなく、食品を温めるエネルギーの強さを表す定格高周波出力という数値です。

 

・電子レンジの消費電力は、定格高周波出力と電化製品を使用する時に必ず発生する変換ロス(ムダな電力)で決まり、定格高周波出力に比例するわけではありません。500Wと1000Wでは、1000Wで調理した方が省エネになる場合もあります。

 

・電子レンジは毎日使う電化製品なので、省エネの工夫をしながら使うことによって年間数百円程度の電気代を節約することができます。電子レンジ内を清掃したり食品の置く場所を工夫するなど温め効率の良い方法で使用するようにしましょう。

 

・電子レンジは短い時間で料理をすることができるので、時短にもつながります。解凍や下ごしらえなど毎日の調理に上手に取り入れてみましょう!

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