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冷房代の節約をしたい!今すぐできる実践方法
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
暑い夏を乗り切るのに欠かせない冷房ですが、電気代がかかるイメージがありますよね。
今回はそんな冷房代の節約方法をご紹介。
冷房代を節約するためのエアコンの設定方法やその他の対策、省エネエアコンへの買い替えについてもお話します。
冷房代の節約方法4選!まずは本体の設定
夏の電気代が高くなる大きな原因はエアコン冷房にかかる電気代です。そのため、エアコンの電気代を節約することができれば、夏の電気代を大きく節約できる可能性があります。
電気代がかかる夏の冷房。まずは本体設定を見直して冷房代を節約!
設定を変えるだけですぐに始められる節約方法4つをご紹介します。
1.温度設定は28度を目安
冷房の温度設定を考えるのは基本中の基本!
夏の冷房は28℃を目安に設定するようにしましょう。
北海道経済産業局発行の「実践!おうちで省エネ」によると、外気温31℃の時にエアコンの冷房温度設定を27℃から28℃に変更すると年間で30.24kWhの省エネ、約990円の節約になるとされています。(1日9時間使用、電気代は32.84円/kWhで計算)
【参考】実践!おうちで省エネ/経済産業省 北海道経済産業局 2020年11月発行
2.冷房の場合「弱」よりは「自動」運転に設定
少しでも電気代を節約したくて「弱運転」にしていませんか?
実は弱運転よりも「自動運転」の方が節約になる可能性があります。
自動運転では、最初に強い風量で素早く部屋を冷やし、設定温度に到達した後は微弱運転で室温を維持します。
結果的に弱運転よりも消費電力が少なくなることが多いです。
3.長時間使用する際には除湿機能ではなく、まず冷房を
「電気代を考えて冷房ではなく除湿機能をメインで使っている」という方が結構いるのですが、実は昔からよく聞くこの方法も節約になるとは限りません。
エアコンの除湿方法には「弱冷房除湿」「再熱除湿」の2種類があります。
このうち、再熱除湿は一度急激に空気を冷やして除湿をした後、再度設定温度まで空気を温めて放出するため、通常の冷房よりもたくさんの電力を消費してしまうのです。
弱冷房除湿だと冷房より電気代が安くなりますが、暑さが厳しいと風量が少ないので室温が下がるのに時間がかかってしまいます。
そのため、長時間使用する際は冷房でまず室温を快適にし、それから弱冷房除湿を使った方が省エネになるでしょう。
4.こまめなオンオフはかえって逆効果?長時間使用はつけっぱなしが良い場合も
自宅にいる時間が多い場合、短時間の外出の度に冷房を止めるのはかえって電気代が高くなってしまう場合があります。
エアコンの立ち上がり時に大きな電力を消費するためと、エアコン停止時に室温が上がってしまえばそれを冷やすための電力が必要になってしまうからです。
冷房代節約のためにできる5つの環境対策
設定以外にも冷房の使い方を見直したり室内環境を整えたりすることで、更なる冷房代節約が可能です。
5つの対策をご紹介します!
1.サーキュレーターや扇風機の併用で体感温度を下げる
冷房から出る冷たい空気は、部屋の下に向かって流れて溜まります。
サーキュレーターや扇風機を使うことで冷たい空気を循環させ、体感温度を下げることができます。
下に溜まっている冷たい空気が効率的に循環するように、サーキュレーターや扇風機は天井に向かって回すようにしましょう。
2.フィルターを掃除しよう
エアコンのフィルターを掃除することで冷房効率をアップさせ、電気代を節約することができます。
「購入してから一度もエアコンを掃除したことがない!」という方もいるのでは?
目詰まりしているフィルターを月に1~2回掃除することで、年間で約1,050円の電気代を節約することができますよ。
【参考】実践!おうちで省エネ/経済産業省 北海道経済産業局 2020年11月発行
3.室外機の周りを整理整頓、日よけを作る
エアコンの室外機の周りに物を置いていると熱がこもって、冷房効率が下がってしまいます。
室外機の周りは物を置かないようにし、日陰になるように日よけを作ると良いでしょう。
4.窓からの熱をシャットアウトし、室温の上昇を防ぐ
カーテンや遮熱フィルムなどで窓から入る熱を遮断し、室温の上昇を防ぎましょう。
夏の「すだれ」も涼しげで風が通りやすくオススメです。
5.電力会社や電気料金プランを見直す
家族構成やライフスタイルに合った電力会社、電気料金プランに見直しをしてみましょう。
電力会社や電気プランを変えるだけで月々の電気料金が節約できる場合がありますよ!
最近のエアコンは省エネ?買い替えで冷房代節約!
エアコンの省エネ性能は年々アップ!
何年も前に購入した古いエアコンを使っているよりも、思い切って省エネ性能の高い最新エアコンに買い替えた方がランニングコストも含めてお得になる場合も!
エアコンに以下のような気になる症状が出始めたら、買い替えを検討してみましょう。
・以前より冷えが悪くなってきたように感じる
・以前より電気代が高くなっている
・運転音が大きく気になる
・カビ臭さが掃除をしても取れない
現在発売中のエアコンは、すべて政府の掲げる省エネ性の目標基準値を満たしたものです。
商品ごとに評価される省エネ達成率が高いほど省エネ性能に優れ、消費電力、電気代も少なくなります。
省エネルギー達成率は商品ごとの「省エネルギーラベル」に記載されているので、ぜひチェックしてみましょう!
その他にも最新エアコンでは各メーカーごとにさまざまな省エネ機能が付いています。
最新エアコンの便利な省エネ機能をご紹介します。
センサーとAIを駆使した超効率的な運転機能
「人感センサー」「間取りセンサー」「熱射センサー」などのセンサーを搭載し、AIが最適な運転を判断。
効率的な運転を行い、快適性と同時に省エネ性能もアップ!
ヒートポンプ式熱交換器
ヒートポンプとは室内の空気から熱を吸収し、室外機を通して野外へ排出する仕組みです。
電気の力で空気を冷やすヒーター式と違い、消費電力量を節約できます。
フィルター自動清掃機能
フィルターの汚れを検知して自動で清掃する機能です。
フィルターの目詰まりは冷房効率ダウンの元!
常にフィルターがきれいな状態を保ち、手間なく冷房効率を維持します。
省エネ機能はもちろん、本来の機能である冷房の効率アップも省エネにつながります。
最新エアコンに買い替えて省エネしながら快適な夏を過ごしましょう♪
エアコンの設定や使い方を見直して冷房代の節約を!
夏の冷房は電力消費量も大きく電気代がかかります。
エアコン本体の設定やその他の環境整備に気を付けて冷房の電気代を節約しましょう!
・まずはエアコン本体の設定を見直してみましょう。設定温度は28℃を目安に、長時間使用する際は除湿機能や弱運転ではなく、冷房の自動運転を使用しましょう。長時間使う場合はつけっぱなしの方が電気代が節約できる場合があります。
・サーキュレーターや扇風機を併用して冷たい空気を循環させる、フィルター掃除や室外機周りの整理をして冷房効率をアップさせる、カーテンやすだれなどで窓から入る熱を遮断するなどの対策も効果的。家族構成やライフスタイルに合った電力会社、電気料金プランに見直しをするのも一つの方法です
・エアコンの省エネ性能は年々アップ。月々の電気代を考えると、最新エアコンに買い替えた方がお得になる場合もあります。「最近冷えが悪い」「電気代が高い気がする」という方は買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。