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電気ケトル・電気ポット・やかんはどう違う?特徴や電気代を比較
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お茶やコーヒーを飲んだり、カップ麺をつくったりと、毎日の生活の中でお湯を使う場面は多いですよね。
あなたのお家では、お湯をどのように沸かしていますか?
電気ケトル? 電気ポット?やかん?
それぞれどんな特徴があってどう違うのか、意外と細かいところまで知らなかったりしますよね。
今回はこの3つのアイテムの違いや光熱費、メリット・デメリットなどを比較してみます。
ご家庭のライフスタイルにはどれがピッタリ合うか、考えてみましょう。
電気ケトル・電気ポット・やかんのどれを選ぶ?特徴や光熱費の比較
電気ケトル・電気ポット・やかんは、どれもお湯を沸かすアイテムです。
この3つはそれぞれどんな違いを持っているのでしょうか。
まずは電気ケトル・電気ポット・やかんの特徴と、それぞれにかかる光熱費を比較してみましょう。
電気ケトルの特徴と光熱費
電気ケトルとは、電気でお湯を沸かすキッチンアイテム。
容量が小さく保温機能もないため、使うときに使う分だけお湯を沸かします。
例えば、電気ケトルで有名なティファールの「ジャスティン プラス」は、消費電力は1,250W。
1Lのお湯を沸かすのには6分程度かかるため、電気代はおよそ1回3.4円です。
※電気代は1kWhあたり27円で計算
電気ポットの特徴と光熱費
電気ポットとは、電気でお湯を沸かし保温するアイテム。
熱々のお湯を保温してすぐに使うことができるので、一日に何度もお湯を使う家庭には便利ですね。
2L~4L程度で、容量が大きいのが特徴です。
例えば、電気ポットメーカータイガーの「マイコン電動ポット」は、2.2Lサイズの湯沸かし時の消費電力は700W。
沸騰までは約26分かかるので、沸騰にかかる電気代はおよそ8.1円です。
湯沸かしと再沸騰、保温も含めた1日の消費電力の目安は1050Wなので、その場合の電気代は1日28円となります。
※電気代は1kWhあたり27円で計算
やかんの特徴と光熱費
やかんは、ガスコンロやIHでお湯を沸かす昔ながらの調理器具です。
保温はできないので使う時にお湯を沸かします。
1L~5Lなど容量が豊富で、たくさんのお湯を一度に沸かしたいときに便利でしょう。
契約しているガス料金などによって異なりますが、1Lのお湯をやかんで沸かす場合、1回あたりのガス代はおよそ2円程度が目安と言われています。
電気ケトル、電気ポット、やかんは用途や使用回数、容量などが異なるため、光熱費だけで単純に比較するのはちょっと難しいかもしれないですね。
電気ケトル・電気ポット・やかんのメリット・デメリットは?
続いて、電気ケトル、電気ポット、やかんのメリットやデメリットをご紹介します。
それぞれの得意分野を知ることで、自分のライフスタイルにはどれが合っているのかを判断することができますよ。
電気ケトルのメリット・デメリット
電気ケトルのメリットは、使う分のお湯を素早く沸かすことができる点です。
コーヒー1杯分、お茶1杯分から、数分ですぐ準備ができるのでとても便利!
火を使わず、お湯が沸くと自動で電源が切れるので目を離していても大丈夫です。
デメリットは保温ができない点でしょう。
また、沸騰時の消費電力が大きいので、ほかの家電と同時に使うとブレーカーが落ちてしまう場合もあります。
電気ポットのメリット・デメリット
電気ポットの一番のメリットは保温ができる点です。
1日に何度もお湯を使う場合はいちいち沸かさなくて済みます。
容量が大きいものも多いので、たっぷり使えて便利です。
お湯を使う回数が多いなら、使う度にお湯を沸かすよりも保温している方が電気代も安く済みますよ。
家族の人数が多い家庭や、赤ちゃんのミルクを用意する家庭などにおすすめ!
こちらも目を離していても自動で調節してくれるので、安全です。
保温の温度を数種類に設定できるので、用途に合わせた細やかな温度設定も可能です。
ただし、お湯を沸かすのに時間がかかるのがデメリット。
今すぐ使うお湯を沸かすという用途には向いていません。
やかんのメリット・デメリット
古くから使われている調理器具のやかん。
家電ではないので、商品価格自体は一番安価に手に入れることができるでしょう。
たくさんのお湯を一度に沸かすことができるのがメリット!
冬はストーブの上に置いて、湯沸かしと保温、加湿までもいっぺんに行うという家庭もあるのでは?
一方、通常は保温ができないこと、火を使ってお湯を沸かすので安全性に注意が必要であることがデメリットです。
1回に使うお湯の量が少ないなら電気ケトル、1日に何度もたくさんお湯を使うなら電気ポット、家族が多く一度に使うお湯の量が多いならやかんなど、ライフスタイルに合わせて考えてみましょう。
電気ケトル・電気ポットの電気代の節約方法
電気ケトルや電気ポットの電気代が気になる……という方、必見!
電気代を節約する方法をご紹介します。
電気ケトルでの節約方法
電気ケトルは沸騰時の消費電力が大きいです。
電気ケトルでは少ない量から沸かすことができるため、使用する最低限の量を沸かすようにしましょう。
水量の目盛りが付いているので、量を調節するのも簡単です。
電気ポットの節約方法
電気ポットも一番消費電力がかかるのは沸騰。そのうえ、電気ポットは沸騰に時間がかかります。
電気ケトルややかんでお湯を沸かし、沸騰したお湯を電気ポットで保温するという方法を試してみてはいかがでしょうか。
短い時間でお湯を沸かすことができるので便利ですよ。
どちらも定期的なお手入れで効率アップ
電気ケトルや電気ポットを使っていると、内側に水垢やカルキなどの汚れがたまります。
この汚れが溜まっていると熱伝導が落ち、余計な電力がかかってしまいます。
水垢に効果的なクエン酸やお酢を使って、内部を定期的に清掃しましょう。
電気ケトル・電気ポット・やかんの特徴と光熱費を知って使い分け!
電気ケトル、電気ポット、やかんはどれもお湯を沸かす道具ですが、それぞれ特徴や得意分野、かかる光熱費は異なります。
それぞれの特徴を知って自分のライフスタイルに合ったアイテムを選びましょう。
・それぞれの光熱費を比較すると、電気ケトルは1回約3.4円、電気ポットは保温も含め1日約28円、やかんは1回約2円。
それぞれ用途や使用回数が異なるので、単純に比較するのは難しいですね。
・電気ケトルのメリットは少量から素早くお湯を沸かせられること。電気ポットのメリットは大容量で保温もできること。 やかんのメリットは一度にたくさんお湯を沸かせられることです。
・お湯を沸かす際の消費電力が大きいので、電気ケトルでは最低限の量を沸かす、電気ポットでは保温をメインに活用するといった工夫で節約することができます。
定期的な清掃も忘れずに!