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電気式浴室乾燥とドラム式洗濯機での乾燥、どちらがオススメ?節約方法も!
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雨の日や花粉の季節、夜など外に洗濯ものを干せない時に便利なのが「浴室乾燥機」や「ドラム式洗濯乾燥機」。
これらは電気代が高そうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
今回は、電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の比較について解説!
それぞれの電気代の比較や電気代を抑える方法をご紹介します。
電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の特徴を比較
電気式浴室乾燥機のメリット・デメリット
浴室乾燥機とは、浴室に設置された乾燥機です。
浴室で温風や冷風を出して、干した洗濯物を乾かします。
近年建てられた一戸建てやマンションに、設置されているケースが多いです。
浴室乾燥機のメリットは、一度にたくさんの洗濯物を干せることです。
大きなシーツや分厚いズボンなども干せますよ。
ニットやシルクなどデリケートな素材のものも、シワや傷みが起こりにくいです。
傷みやすいデリケートな衣類が多い方や、家族の人数が多くて毎日の洗濯物が多い家庭に向いています。
ただし、干す手間がかかってしまうことがデメリットです。
また、入浴中には使えません。
洗濯物を乾燥させるほかに、暖房として使用して入浴時のヒートショックを防ぐ、浴室を乾燥させてカビを防ぐといった使い方もできますよ。
ドラム式洗濯乾燥機のメリット・デメリット
洗濯から乾燥まで自動で行えるドラム式洗濯乾燥機。
乾燥方法は高温の温風で乾燥させるヒーター式と、除湿しながら低温の温風で乾燥させるヒートポンプ式の2種類があります。
ドラム式洗濯乾燥機のメリットは、何といっても楽ちんなこと!
ボタン1つで洗濯から乾燥まで自動で終了するので、洗濯物を干す手間がありません。
タイマー機能を使えば、寝ている間に洗濯乾燥を終わらせてしまうこともできますよ。
洗濯物を干す手間を省きたい方や、忙しい共働き家庭にもぴったり!
ただし、生地によってはドラム式洗濯乾燥機で乾燥できなかったり、縮んだり傷んだりすることもあるので注意が必要です。
衣類の洗濯表示をよく見て使いましょう。
また、容量10kgの大きな洗濯乾燥機でも、乾燥できるのは6kg程度がほとんど。
一度にたくさんの洗濯物を乾燥させることができない場合が多いでしょう。
電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機での乾燥、電気代を比較!
浴室に洗濯物を干して温風で乾かす浴室乾燥機と、洗濯から乾燥まで全自動のドラム式洗濯乾燥機は、それぞれどのくらいの電気代がかかるのでしょうか?
まずは電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の電気代を比較してみましょう。
電気式浴室乾燥機の電気代は?
電気式浴室乾燥機の消費電力は、メーカーや商品によっても異なりますが、1,250W程度が一般的。
これはドライヤーの【強】と同程度で、電気浴室乾燥機は比較的消費電力が大きな家電といえます。
1kWhあたりの電気代を27円とすると、1時間あたりの電気代は約33.75円。
電気式浴室乾燥機の乾燥時間は、乾かす洗濯物の種類や量にもよりますが、2~4時間程度かかります。
たとえば1日1回、3時間程度使用すると、電気代は約101.25円となります。
1ヵ月(30日)では約3,038円、1年(365日)で約36,956円です。
ただし、ニット系や毛布など厚みのある乾きにくいものは3時間以上かかることもあるため、これよりもかかる可能性はあるでしょう。
ドラム式洗濯乾燥機の電気代は?
洗濯から乾燥まで自動で行えるドラム式洗濯乾燥機。
乾燥方法は高温の温風で乾燥させるヒーター式と、除湿しながら低温の温風で乾燥させるヒートポンプ式の2種類があります。
■ヒーター式
高温の熱風で乾燥させるヒーター式は、ヒートポンプ式よりも消費電力が高いです。
メーカーや商品によっても異なりますが、洗濯~乾燥の標準コース1回の消費電力は1,900Wh程度。
1kWhあたりの電気代を27円とすると、洗濯~乾燥の標準コースでかかる電気代は約51.3円です。
毎日使用と考えると1ヵ月(30日)では約1,539円、1年(365日)で約18,725円となります。
■ヒートポンプ式
ヒートポンプ式は60℃以下の低温の風と除湿の仕組みを使いながら乾燥させる方法で、消費電力が低いことが特徴です。
メーカーや商品によっても異なりますが、洗濯~乾燥の標準コース1回の消費電力は1,000Wh以下。
1,000Whとして計算しても、洗濯~乾燥の標準コースでかかる電気代は約27円です。
毎日使用と考えると1ヵ月(30日)では約810円、1年(365日)で約9,855円となります。
一口にドラム式洗濯乾燥機と言っても、
ヒーター式とヒートポンプ式では大きな違いがありますね。
浴室乾燥機の電気代はこうして節約可能!
電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の電気代を比較すると、浴室乾燥機の方が電気代がかかってしまう可能性があります。
しかし、使い方や工夫によって電気代を抑えることもできますよ。
浴室乾燥機の電気代を節約する方法を4つご紹介します。
乾燥効率を上げること、使用時間を短くすることがポイントです!
【1】浴室内が乾燥している状態で使う
浴室ですから入浴やシャワーのあとなど、浴室内が濡れていることもあるでしょう。
浴室内に水分が残っていると空気中の水蒸気が増えてしまい、乾燥に時間がかかってしまいます。
浴室乾燥機を使うときには、浴室の水分を拭き取ったり乾いたりしてから使用しましょう。
【2】洗濯物同士の間隔を空けて干す
洗濯物同士の間隔を空けて干すことで洗濯物の間に空気が通り、乾くまでの時間が短くなります。
【3】部屋干しと併用する
洗濯物がある程度乾いたら浴室から出して部屋干しに切り替えるなど、浴室乾燥機を使う時間を短くすることで電気代を抑えます。
【4】フィルターの掃除をして乾燥効率を上げる
浴室乾燥機のフィルターが詰まると、乾燥効率が落ちてしまいます。
湿度のある浴室ではフィルターが汚れやすいので、フィルターのこまめな掃除を心がけましょう。
浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の電気代や特徴を比較して検討を!
雨の日や夜でも洗濯物乾燥ができる電気式浴室乾燥機やドラム式洗濯乾燥機は便利な家電!
それぞれの電気代やメリット・デメリットを知って、どちらがご自分に向いているか考えてみましょう。
・電気式浴室乾燥機の電気代は2時間で考えると約67.5円、1年間で約24,637円。
ドラム式洗濯乾燥機の電気代は乾燥方式によって差があり、ヒーター式だと1回約51.3円、
1年間で約18,725円。
ヒートポンプ式だと1回約27円、1年間で約9,855円です。
・電気式浴室乾燥機は、ドラム式洗濯乾燥機よりも電気代がかかる可能性があります。
浴室乾燥機の電気代を抑えるためには、乾燥効率を上げる、使用時間を短くするといった工夫をしましょう。
・電気式浴室乾燥機は一度にたくさん干せる、デリケートな衣類も干せるといったメリットがあります。
暖房や浴室のカビ対策にも使えますよ。
ドラム式洗濯乾燥機は洗濯から乾燥まで自動でできるので、干す手間がないことがメリットです。
ガスで洗濯物を乾かす方法もあります!
今回は電気を使って洗濯物を乾かす方法として、電気式浴室乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の比較をお届けしましたが、
実はガスを使って洗濯物を乾かす方法もあります!
ガス浴室乾燥機やガス衣類乾燥機については、1回あたりの乾燥時間やランニングコストが電気式の約半分程度で済む場合もありますよ(北海道ガス(株)をご利用のお客さまの場合)。
近日中にガスで洗濯物を乾かす方法も詳しくご紹介しますので、ぜひご期待ください♪