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衣類乾燥機はガスか電気か迷う方へ!光熱費や特徴を比較
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
日々洗濯をする中で、干すという作業がストレスに感じている方も多いのではないでしょうか。
衣類乾燥機は干す手間がなくなるので、ストレスが1つ減るのは嬉しいですよね。
今回は「ガス」と「電気」の2種類がある衣類乾燥機の特徴や光熱費を比較していきます。
設置する際のポイントも紹介しますので、迷われている方は参考にしてみてください!
※浴室乾燥機について気になる方はこちらをチェックしてくださいね。
まずは衣類乾燥機の特徴とメリットをチェック!
衣類乾燥機はドラム式洗濯機と似ていて、正面に扉があります。
ガスや電気でドラム内に温風を送り、回転させながら洗濯物を乾燥させるのが特徴です。
その他、洗濯物の生乾き臭や雑菌繁殖を防ぐ効果もありますよ。
衣類乾燥機のメリットを見ていきましょう。
家事の時短ができる
洗濯物を干したいときは、衣類乾燥機のスイッチを押して待つだけ!
洗濯物を干す手間が省けて時短にもなります。
お子さまがいる家庭や共働きの家庭など、家事を時短したい!と考えている方にぴったりです。
外干しをしなくて良い
花粉症が流行する季節や、大気汚染物質や黄砂が気になるときに外干しをしないことで、アレルギーを持っている方や気管が弱い方は悪化を防ぐことができます。
大きな通りに面しているお家の方や、一人暮らしの方は防犯面でも安心です。
天気を気にせずに使える
雨の日に室内に部屋干しをすると、部屋の湿度が高くなりジメジメすることもありますよね。
さらに、洗濯物も乾きづらくなります。
衣類乾燥機を使用することにより、部屋の湿気が増えるのを防ぐ効果もあります。
衣類乾燥機はガス式?電気式?特徴やコストを比較
衣類乾燥機には「ガス式」と「電気式」の2種類があります。
それぞれの特徴や乾燥時間、ランニングコストなどを比較してみましょう。
ガス衣類乾燥機と電気衣類乾燥機の特徴
ガス衣類乾燥機とは
ガスを利用して約80度〜100度の高温で衣類を乾かす専用機です。
ガス式の特徴は何と言ってもそのパワー!
短時間で天日干しをしたようにふんわり仕上がります。
コインランドリーにあるのはガス式の乾燥機が多いので、使用したことがある方は多いかもしれません。
最近は家庭用ガス衣類乾燥機の「乾太くん」の国内の販売台数も年々増えており、人気が高くなっていますよ。
洗濯機で洗濯をしながら乾燥機を使用することができるため、洗濯物が多く1日に2回洗濯する家庭に重宝します。
設置には本体とは別に、乾燥時に出る湿気を外へ出すための工事が必要になります。
また、ガスの配管がない場合は増設の費用もかかるため、戸建て住宅でガスを使用している方や、これから新築で戸建て住宅を建てられる方におすすめです!
電気衣類乾燥機とは
電気衣類乾燥機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」の2種類があります。
ヒーター式はドライヤーで乾かすように、洗濯乾燥機内に備えられたヒーターで乾かします。
温度が高いので乾燥スピードは早い方ですが、衣類は傷みやすくなります。
ヒートポンプ式は空気中の熱を利用し、洗濯乾燥機内を除湿しながら衣類乾燥させます。
温度も60度以下なので衣類が傷みにくいです。
ヒーター式よりもヒートポンプ式の方が消費電力が抑えられるため、光熱費が安くなります。
電気料金メニューによってはガス衣類乾燥機よりも光熱費を下回る可能性があるため、ヒートポンプ式は経済的です。
乾燥だけをする専用機もありますが、最近は洗濯機と一体型のドラム式洗濯乾燥機が人気ですね。
スタートボタンを押せば洗濯から乾燥まで完結できるので、家事を楽に済ませたい方におすすめです。
工事が不要のため初期費用を抑えることができ、商品数が豊富なのも嬉しいポイントです。
ガス式と電気式の運転時間と仕上がり
ガス式と電気式では乾燥までの時間、仕上がりにどのくらい違いがあるのか比べてみましょう。
電気式では、コストの良いヒートポンプ式を比較対象にします。
夏場に約4kgの洗濯物を洗濯し、脱水後にしわを伸ばした状態で乾燥機を自動コースで使用した場合、乾燥時間はガス式は約46分、電気式は約150分かかります。
ガス式の方が高温で乾かすため、乾燥時間が短くなります。
厚手の衣類も十分に乾燥され、乾きにくいバスタオルの仕上がりもバッチリです。
電気式ではガス式ほどの高温で乾燥させないため、全体的に乾燥はしますが、厚手のものは若干湿り気が残ってしまうことも。
ただし、ガス式でも電気式でも回転させながら乾燥させるため、薄手の衣類にはしわが残ってしまう場合があります。
厚手のものは衣類乾燥機を利用し、薄手の物はハンガー干しをするなど工夫すると良いでしょう。
ガス式と電気式のランニングコスト
毎日洗濯をする方もいれば、週末だけ洗濯をする方もいると思います。
衣類乾燥機を使用すると、どのくらいランニングコストがかかるのか比べてみましょう。
■試算条件
以降の試算は、北海道ガスとご契約で、以下の契約メニューをお使いのお客さまを想定して行っております。
ご契約のメニューが異なる場合、またお住まいの地域やご契約のエネルギー会社が異なる場合は以下の試算の限りではございませんので、予めご了承ください。
ガス契約:北海道ガスとのガス料金契約が「ゆ〜ぬっく24ネオ」(新築戸建て住宅で北海道ガスの都市ガスご採用時の標準)
電気契約:北海道ガスとの電気料金契約が「北ガスの電気 従量電灯Bプラス (給湯暖房割)」
・ガス料金単価:ゆ〜ぬっく24ネオC区画 76.76円/m3
・電気料金単価:従量電灯Bプラス給湯暖房割 120kWhを超え280kWhまで29.13円/kWh
※ガス料金・電気料金いずれも基本料金は除く
※2021年5月検針料金(税込)を使用(ガス:原料費調整額、電気:燃料費調整額および再エネ賦課金込)
ガス衣類乾燥機の場合
1回の利用でかかるガス代が18.4円、電気代が5.4円、合計で23.8円
1年間(365日)毎日1回ずつ利用すると、光熱費は8,687円
電気衣類乾燥機の場合
1回の利用でかかる電気代が29.1円
1年間(365日)毎日1回ずつ利用すると、光熱費は10,621円
ガス式は1回の利用コストが電気代よりも安くなります。
都市ガスでの試算のため、プロパンガスだとコストが大きく変わってきます。プロパンガスを都市ガスへ変更することで、さらに光熱費の節約ができそうです。
電気式はガス式よりも光熱費がかかりますが、電気料金メニューによってはガス衣類乾燥機より光熱費を抑えられる可能性があります。
ガス式は、毎日使用したい方や、洗濯物が多い家庭の方に向いています。
電気式はガス式の設置条件に合わない場合や、乾燥機の使用頻度が少ない方におすすめです。
衣類乾燥機の設置場所のポイントは?

衣類乾燥機を設置する場合、どのような気をつけるポイントがあるか、ご紹介します。
ガス衣類乾燥機の場合、屋外設置も可能ですが、屋内に設置する場合が大半です。
屋内に設置する場合、壁に穴を開けて排湿筒を通し、湿気を外へ出す必要があるため、後付けの場合は工事が必要となります。
新築で戸建て住宅を検討している場合は、あらかじめ設置場所を決めておけば後で追加工事をしなくても取り付けができるので、早めに決めておくのがおすすめ!
集合住宅では屋外設置ができなかったり、ガス栓がなかったりする場合は設置が難しくなります。
設置については、ご利用のガス会社へご相談ください。
電気衣類乾燥機の場合は、特別な工事は不要で、コンセントがあれば設置可能です。
衣類乾燥機専用機の大きさは70cm×70cm×60cm以下のものが多く、専用のラックを利用し、洗濯機の上部に設置するのが一般的です。
各メーカーとも、設置に必要なスペースをホームページやカタログで掲載しているので、設置スペースが取れることを確認をしてから検討しましょう。
一体型の「洗濯乾燥機」の場合は、通常洗濯機を置く場所が確保されていればOKなので省スペースで済みます。
衣類乾燥機のガス式・電気式の違いを比較して検討しよう!
衣類乾燥機のガス式・電気式の違いを比較して検討しよう!
衣類乾燥機は干すという作業を省けるため、家事の時短になります。
天候を気にする心配もなく、ボタンひとつで洗濯物が乾くのは魅力的!
家事を時短したいと考えている方や、天候を気にせず洗濯をしたいと考えている方におすすめです。
・衣類乾燥機はガス式と電気式の2種類があります。
それぞれの違いを踏まえて、どちらがご自身の家庭に向いているか検討してみましょう。
・ガス式は電気式に比べて乾燥時間が短く、光熱費も抑えられます(都市ガスの場合)。
ただし、衣類乾燥機の他に専用の工事が必要になるため、後付けの場合は設置条件や初期費用を確認しましょう。
これから新築戸建て住宅を購入しようと思っている方や、リフォームを考えている方は設置のチャンスです!
・電気式は乾燥時間がガス式よりもかかりますが、電気料金メニューによってはガス式よりも光熱費を抑えられることがあります。
設置する際の特別な工事は不要で、乾燥機のみの購入で使用できるため取り入れやすくなっています。
ガス式の設置では条件が合わない方や、賃貸に住んでいる方にもおすすめです。