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あらゆる節電の工夫をチェック!家電ごとの対策や節約可能な金額とは
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電気代を節約したい!と考えている方は多いのではないでしょうか。
家電ごとにも節約ポイントは変わってきます。
今回は電気代の基本の節約方法から、消費電力が多い家電や家電ごとの節電方法などをご紹介!
ぜひご家庭で試してみてくださいね。
節電はどんな工夫をすれば良い?基本の節約術をチェック!
消費電力が多い家電から節電を行うことで、効率よく電気代を節約することができます。
まずは、多くの家電に当てはまる基本の節約術を見ていきましょう!
掃除は定期的に
テレビ台の後ろや冷蔵庫の後ろなど、手の届きにくい場所にホコリが溜まっていませんか?ホコリや汚れが溜まっていると、電気を過剰に消費してしまいます。
定期的に掃除をすることでも、節電に繋がりますよ!
省エネ家電を選ぶ
蛍光灯よりもLEDライト照明を選ぶと省エネにつながりますし、最近では節電設定がある家電も増えてきています。
今後新しい家電の買い替えを検討されている方は、省エネ家電や節電設定があるかなどを検討材料にして選ぶのもオススメです。
また、節電には契約アンペア数を見直すという方法もあります。
電気の基本料金は契約アンペア数によって変わってきます。
契約アンペア数を下げると基本料金が下がるため、同時に使用する家電を見直し、生活が可能であれば契約アンペアを下げるのもオススメです!
ただし、契約アンペア数を下げるとブレーカーが落ちやすくなることもあります。また、契約アンペア数を変更すると1年間再変更ができない場合がありますので、家で使っている家電の消費電力を計算してみて、慎重に検討しましょう!
家電ごとにも節電の工夫ができる!
節電する場合、家電ごとに工夫するポイントが変わってきます。
あわせて節約可能金額もご紹介しますので、目安にしてみてくださいね。
冷蔵庫
まず冷蔵庫の容量が7割程度の場合、適切な温度設定は「中」、少ない場合は「小」でも大丈夫です。
適切な温度かを確認しましょう。取扱説明書には具体的な温度も記載があるので、今一度取扱説明書を確認してみるのもオススメです。
ただし夏場などは外気温が高くなり食中毒の心配もありますのであまり温度が上がりすぎないように気を付けてください。
冷蔵庫は開閉のたびに冷気が逃げていきます。
冷気が逃げるだけで電力を消費するため、無駄な開閉を減らしましょう。
冷蔵庫の中に何が入っているか把握すること、よく取り出すものを手前に置くことで解決できそうですね。
冷蔵庫は物を詰め込み過ぎると冷気の流れが悪くなり、均一に冷えない原因になります。
食材同士は2cmほどの隙間をとって入れましょう。
ただし、冷凍庫は凍ったもの同士が冷やし合って冷凍効率がアップするため、逆に食材を詰めて入れた方が良いです。
冷蔵庫の設置についても注意点があります。
壁につけていると効率よく放熱されず、電力を多く消費してしまいますので、5cm程度の隙間を開けておくと良いです。
冷蔵庫の上に物を置くと放熱効果を低下させるため、なるべく物を置かないようにしましょう。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- いっぱいに詰め込んだ場合と半分にした場合の比較:約1,180円節約
- 冷蔵庫は12分毎に25回、冷凍庫は40分毎に8回開閉をした場合と、その倍の回数の比較:約280円節約
- 開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較:約160円節約
- 周囲温度22℃で、設定温度を「強」から「中」にした場合:年間で約1,670円の節約。
- 冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合と、片側だけが壁に接している場合の比較:年間で約1,220円の節約
「冷蔵庫を節電するコツ!買い替えずに省エネする方法」もご参考ください!
照明器具
電球は白熱電球よりもLEDの方が寿命が長く消費電力も少ないことから、節電効果があるのでオススメです。
照明器具が汚れていると明るさが低下しますので、定期的に掃除をしましょう。
使っていない部屋や場所の電気をこまめに消すことや、待機電力が発生しないようリモコンでオンオフではなく、照明のスイッチ電源を切るのが良いです。
人を感知して電気が点く人感センターを取り入れるケースも増えてきています。
トイレや玄関などでは消し忘れ防止になるため、取り入れると良さそうですね。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換した場合:約2,270円の節約
- 54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換した比較:約2,430円の節約
- 12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合:約120円の節約
- 54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合:約530円の節約
- 9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合:約90円の節約
「照明で無理なく省エネ!どんな照明を選べばいいの?」もご参考ください!
テレビ
テレビは、画面を明るくすればするほど電力を消費します。
部屋の明るさに合わせて画面の明るさを調整しましょう。
画面の静電気によってホコリがつき、画面を暗く感じる場合がありますので、定期的に掃除をすることもオススメです。
テレビの種類によっては、省エネモードや画面の明るさを自動調整してくれる機能が付いたものが増えてきています。
買い替えを検討されている場合は、省エネを考えて購入するのも良さそうです。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 1日1時間テレビ(32V型)を見る時間を減らした場合:約450円節約
- テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合:約730円節約
「テレビで省エネ節約術!サイズで電気代はどれくらい変わる?」もご参考ください!
エアコン
エアコンの設定温度が適切であるか確認しましょう。
冷房を1℃高く・暖房を1℃低く設定するだけでも、消費電力が少なくなります。
エアコンの設定温度は、夏は28℃以上、冬は20℃以下を目安にすると節約につながるでしょう。ただし、無理のない範囲で設定しましょう。
冷たい空気は下方に、暖かい空気は上方にたまりやすいです。
エアコンの風向きを冷房時は水平に、暖房時は下向きにすると、涼しさや暖かさを効率よく感じることができます。
扇風機やサーキュレーターを使い、室内の空気を循環させるのもオススメです。
また、エアコンのフィルターが詰まっていると冷暖房の効果が下がり、無駄な電力を消費します。
2週に1度を目安にフィルター掃除を行うと良いでしょう。
掃除をすることで冷房時は4%、暖房時は約6%省エネにつながりますよ。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合:約820円の節約
- 外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合:約1,430円の節約
- 冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃):約510円の節約
- 暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃):約1,100円の節約
- フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較:約860円の節約
「エアコンで省エネ!電気代を節約できる賢い使い方をご紹介!」もご参考ください!
温水洗浄便座
節電モードやタイマー機能を搭載している温水洗浄便座の場合は、その機能を積極的に利用するのがオススメです。
便座のフタは熱が逃げないように閉めるようにしましょう。
暖房便座の温度や洗浄水の温度は、季節に合わせて冷たいと感じない程度に温度調節をしましょう。
日中働いていて家にいない時間が多い方は、使用しない昼間だけを節電モードにするだけで電力を抑えることができますよ。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- フタを閉めた場合と、開けっぱなしの場合の比較(貯湯式):約940円の節約
- 便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ):約710円の節約
- 洗浄水の温度設定を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式):約370円の節約
※暖房期間:周囲温度11℃ 中間期:周囲温度18℃ 冷房期間:周囲温度26℃
掃除機
掃除機は、起動時に一番電力を消費します。
掃除機をかける前に部屋を片付け、電源をオフする回数を減らすようにしましょう。
強弱モードがある掃除機は、掃除機をかける場所により使い分けましょう。
じゅうたんでは「強」、畳やフローリングでは「弱」にすると良いですよ。
ダストカップや紙パックにゴミが溜まっていると吸引力が弱まり、掃除機をかける時間も長くなります。
こまめに捨てるようにしましょう。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 利用する時間を、1日1分短縮した場合:約150円の節約
- パックいっぱいにゴミが詰まった状態と、未使用のパックの比較:約40円の節約
「掃除機をかける前に・・・」もご参考ください!
電気ポット
電気ポットは保温していると電力を消費します。
使用するときだけコンセントにプラグをつなぐのが良いでしょう。
水ではなくお湯を入れて沸かすと、時間が短縮できるため節電に繋がります。
設定温度を低めにし、必要な時に再度沸騰させるのもオススメです。
断熱を強化し、保温時の消費電力を減らした省エネタイプの商品もあるので、買い替えを検討している場合は候補に入れるのも良いですよ。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると年間で節約できる金額は下記の通りです。
- 電気ポットに満タンの水2.2Lを入れ沸騰させ、1.2Lを使用後6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較:約2,900円の節約
「電気ケトル・電気ポット・やかんはどう違う?特徴や電気代を比較」もご参考ください!
パソコン
まずは、テレビ同様画面の明るさを調節しましょう。
パソコンは空気を吸い込んで本体を冷却します。
通気口やファンなどにホコリがたまっていると本体を冷却するのに時間がかかるため、余計に電気代がかかります。
こまめに掃除するようにしましょう。
また、熱がこもらないよう、周りに物を置かないようにするのもオススメです。
パソコンのモニターをオフにするだけでも節電になりますが、90分以内であればスリープ、90分以上の場合はシャットダウンするなど、使用時間によって電源オプションの見直しをしましょう。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 1日1時間利用時間を短縮した場合:デスクトップが約850円の節約、ノートパソコンが約150円の節約
- 電源オプションを「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にした場合(3.25時間/週、52週):デスクトップが約340円の節約、ノートパソコンが約40円の節約
「パソコンの省エネ!日頃の使い方でできる節電方法」もご参考ください!
洗濯機
毎日少量を洗うよりも、洗濯機の量に合わせて一度でまとめ洗いする方が節電につながります。
まとめ洗いをする際は、詰め込みすぎると洗濯機の回転効率が悪くなるので適量にしましょう。
洗濯機に入れる際は、上の方に薄手のもの、下の方に水を吸って重くなるズボンやアウターを入れると回転がよくなり、節電につながります。
「スピードコース」や「お急ぎコース」を利用するのも、洗濯時間が短くなるのでオススメです。
洗剤を大量に入れるのも、すすぎ回数が増え電気代を余分に使うことになるので、適量を心掛けましょう。
節約可能な金額の目安
経済産業省 資源エネルギー庁によると、年間で節約できる金額の例は下記の通りです。
- 定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合の比較:約160円の節約
「省エネを実現する洗濯機の選び方や使い方!買い替えもおすすめ」もご参考ください!
家電ごとの節電ポイントを押さえて節約してみよう!
日々使用する電気を節約するには節電ポイントがあります。
家電ごとにチェックし、日々の生活に取り入れてみましょう。
・多くの家電に当てはまる基本の節約を実践!
こまめにスイッチを消しましょう。
ホコリが溜まると電力消費するため、定期的に掃除をすることも大切です。
省エネ家電を選ぶことや、電気の契約アンペア数の見直しを行うことでも節約が可能です。
・家電ごとに節電対策をしよう!
家庭の中で一番消費電力が多い冷蔵庫では、物を詰め込みすぎないと年間で約1,180円節約できます。
その他にも、家電ごとに節電ポイントが変わってきます。
ポイントを押さえ、ご家庭に合った節電対策をしてみましょう。
※引用している各記事の試算は、当時の単価を元に行っておりますのでご了承ください