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軽自動車の維持費は安い!普通自動車との比較や節約方法も紹介
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自動車を所有するためには税金・保険・ガソリンなどの維持費がかかります。
「軽自動車の維持費は普通車より安いと聞くけど、実際にどのくらい差があるのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
今回は、軽自動車と普通車の維持費についてお話しします。
自動車の維持費を安くするためのポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
軽自動車の維持費が普通自動車より安い理由とは?
車種や年式にもよりますが、軽自動車は普通車と比べて年間2万円以上税金が安いのが一般的です。
また普通車より構造がシンプルで、安価なパーツを使っている軽自動車は、任意保険料や整備費用が安い傾向があります。
さらに車重が軽く、大きいクルマより燃費が良いのもポイントです。
「軽自動車の維持費は普通車より年間数万円安い」といわれていますが、その理由には主に「税金」「保険料」「ガソリン代」「車検・部品代」の4つがあります。
①税金
年に1回払う軽自動車税・自動車税や、購入時や車検時に払う自動車重量税は、普通車より軽自動車のほうが安いです。
税額は軽自動車が10,800円と固定なのに対し、普通車は自動車税は排気量、自動車重量税は車両重量によって異なります(※2024年9月時点)。
車種によりますが、例えば国産のコンパクトカーに多い排気量1,000㏄超~1,500㏄未満クラスから軽自動車に乗り換えると、20,000円程度安くなります。
②保険料
法律で加入が義務付けられている自賠責保険は、軽自動車のほうが若干ですが安くなっています。
任意保険料も軽自動車のほうが安い傾向にあります。
その理由として、「普通車に比べて事故率が低い」「定員が少なく事故の補償額が低い」などが挙げられます。
③ガソリン代
軽自動車は普通車と比べて車体が小さく軽い上、エンジンが小型です。
低燃費で走行できるため、普通車よりガソリン代が安い傾向にあります。
④車検・部品代
車検時の費用は普通車より軽自動車のほうが法定費用が安く、車検全体の費用も軽自動車のほうが安く済む場合が多いです。
また、車体が小さいので、タイヤ・オイルといった部品代も、普通車より軽自動車のほうが安価な場合が多いです。
軽自動車の維持費は安い!普通自動車と実際に比較
軽自動車と普通車の維持費はどれほど差があるのでしょうか。
「税金」「保険料」「ガソリン代」「車検代」の4つの項目を、軽自動車と車体の大きさがあまり変わらない、排気量1,000㏄超~1,500㏄未満クラスのコンパクトカーと比較してみましょう。
※2024年9月時点
①税金
自動車にかかる税金には「軽自動車税・自動車税」と「自動車重量税」があります。
軽自動車税・自動車税
年に1回、排気量に応じて課税される軽自動車税・自動車税。
軽自動車税は一律で10,800円、自動車税は30,500円となっており、20,000円以上の差額があります。
自動車重量税
購入時と車検時に課される自動車重量税は、軽自動車は一律で年3,300円、普通車は車両重量0.5tごとに年間4,100円を納付します。
例えば、車両重量1.3tの普通車の場合、1年間あたりの自動車重量税は 1.3t × 4,100円 = 12,300円となります(いずれも新車登録時から13年未満の場合)。
②保険料
保険料は「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。
自賠責保険は軽自動車は年8,770円、普通車は年8,825円(いずれも24カ月契約の場合)、任意保険は年間で軽自動車は約49,000円、普通車(小型)は約54,000円ほどと、保険料も軽自動車のほうが安い傾向にあります。
③ガソリン代
車種にもよりますが、普通車より軽自動車のほうが燃費が良い傾向にあります。
ガソリン代は年間の走行距離が10,000km、レギュラーガソリン単価175円/Lの場合、例えば21.6㎞/Lの軽自動車なら約81,000円、21.3km/Lの普通車なら約82,000円となります。
ただし、近年ではハイブリッド車が増加傾向にあるため、普通車のほうが燃費が良い場合もあります。
④車検代
法定費用を含む車検代の相場は、軽自動車が約40,000円~80,000円、普通車が約70,000円~200,000円となっています。
法定費用は軽自動車のほうが安いですが、車検を受ける場所や、部品交換の数などでも金額に差が出ますので、あくまでも目安と考えておくと良いでしょう。
軽自動車の維持費をさらに安くする節約方法
軽自動車の維持費をさらに安く抑える方法として、以下の5つをご紹介します。
①燃費の良い車種を選ぶ
車の購入や買い替えを検討されている方は、燃費の良い車種を選ぶことで、毎月のガソリン代が抑えられます。
また、エコカー減税やグリーン化特例が適用されている車種を選べば、取得時の自動車重量税や、取得した翌年度分の軽自動車税を軽減できます。
②任意保険を見直す
任意保険は保険会社・補償プランがさまざまあります。
車両保険や人身傷害、対人・対物補償といった基本的なプランに加え、弁護士特約・個人賠償特約といったオプションもあります。
自分にとって本当に必要なプランなのか契約内容を見直すことで、不要な補償を減らして保険料を安くすることができます。
また、ネット保険のほうが保険料が安い傾向にあるため、保険会社の見直しをするのも有効です。
③燃費の良い運転を心がける
普通車にもいえることですが、燃費の良い運転を心がけることでガソリンの消費量が減らせます。
燃費の良い運転のポイントは以下のとおりです。
・急停止・急発進をしない
・エンジンブレーキを使う
・発進時に一呼吸おいてから、アクセルを徐々に踏む
・先の状況をよく見て、無駄な加減速を減らす
・余分な荷物を積んで走らない
④車検費用を抑える
車検時にかかる費用には、法律で定められた「法定費用」、車検業者に支払う「車検基本料」、場合によって支払う「部品交換・整備費用」の3種類があります。
定期点検料や車検代行手数料などが含まれている車検基本料は、業者が設定するためどこに依頼するかで金額が変わってきます。
車検費用を抑えるなら、複数の業者から見積もりを取って、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。
ちなみに、ユーザー車検といって、自分で車検を通すこともできます。
ユーザー車検は業者に依頼するよりも費用を抑えられるので、車の知識をある程度持っているという方はチャレンジしても良いかもしれません。
⑤駐車場を見直す
駐車場代がかかる場合は、月々のコストを削減するために、より安い駐車場を選ぶのも一つの方法です。
普通車が駐車できないスペースを、軽自動車用として割安で貸し出している場合もありますよ。
ただし、安いからといって自宅から遠い駐車場を選んでしまうと、利便性が失われてしまいますので、料金だけでなく立地もしっかり検討してみてくださいね。
自動車を利用する頻度がそもそも少ない場合は、所有ではなくレンタルやカーシェアリングで維持費を抑えるのも一つの方法です。
カーシェアリングについては以下のコラムで詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧くださいね。
軽自動車の維持費は普通自動車より安い場合が多い!
軽自動車の維持費は普通車より安くなることが多いです。
車の維持費を抑えたい方は、軽自動車へ乗り換えの検討や、ご紹介した節約方法を試してみてくださいね。
・軽自動車は普通車と比べて税金、保険料、ガソリン代、車検・部品代が安い傾向にあります。
・軽自動車と普通車の維持費を比較すると、項目にもよりますが軽自動車のほうが数千円~数万円安いことが多く、税金に関しては2倍以上の差があります。
・軽自動車の維持費を抑える方法は、「燃費の良い車種を選ぶ」「燃費の良い運転を心がける」「任意保険を見直す」「車検費用を抑える」「駐車場を見直す」などがあります。