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自動車による環境問題とは?身近に取り組める対策をご紹介!

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通勤や送迎、買い物、旅行など生活に欠かせない自動車ですが、環境に負荷をかけていることは見過ごせない事実です。

 

地球温暖化や大気汚染など、私たちの生活に欠かせない自動車が引き起こす環境問題について考え、できることから取り組んでいきませんか?

 

今回は自動車がもたらす環境問題と、その対策について詳しくご紹介します。

自動車が環境問題に与えている影響とは?

自動車は私たちの生活を便利にする一方で、環境に大きな負荷をかけています。

特に問題となっているのが、以下の3つです。

 

①温室効果ガスの排出

ガソリンや軽油などの化石燃料を燃やすことで発生する二酸化炭素(CO2)は、地球温暖化の主な原因となっています。

 

2023年度の日本の運輸部門におけるCO2排出量のうち、自家用自動車が約44%を占めており、これは飛行機の5.4%、鉄道の3.8%などに比べても非常に大きな影響を与えています。

 

②大気汚染物質の排出

窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)、一酸化炭素(CO)などの有害物質が排出され、

大気汚染や酸性雨など、環境破壊の原因にもなります。

 

③騒音や振動

自動車から発生する騒音や振動は、生態系への影響や生活環境の悪化を招くことがあります。

 

これらの問題は、都市部を中心に深刻化しており、国内外で対策が急務となっています。

特に世界の平均気温は上昇傾向にあり、自動車からの環境負荷を減らす取り組みが重要です。

自動車に関する環境問題対策、日本や海外での取り組みは?

2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

 

「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。

 

※ここでの温室効果ガスの「排出量」「吸収量」とは、いずれも人為的なものを指します。

 

カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減並びに吸収作用の保全及び強化をする必要があります。

自動車に関する環境問題への対策について、日本政府、海外、自動車メーカーそれぞれの取り組みについてご紹介します。

 

日本政府の取り組み

日本政府は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、その実現に向けて自動車分野でも対策を強化しています。

 

主な取り組みには以下のようなものがあります。

 

次世代自動車の普及促進

電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)など環境性能の高い車両への買い替えを後押しする補助金制度が導入されています。

また、自動車税や重量税などの優遇措置もあり、購入後のランニングコスト低減にもつながります。

 

充電インフラの整備

電気自動車の普及には安心して充電できる環境づくりが不可欠です。
政府は高速道路のSA・PA、商業施設、マンションなどに急速・普通充電器の設置補助を行っています。

 

グリーン成長戦略

2035年までに新車販売で電動車100%を目指す目標を掲げ、産業構造の転換を進めています。

電動車とは、環境にやさしい電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車や燃料電池自動車のことを指します。

 

公共交通・物流の省エネ化

自家用車に加え、バスやトラックなどの交通・物流分野でも脱炭素化が進められています。電気バスやLNGトラックといった低炭素車両の導入支援や、貨物輸送を鉄道や船に切り替える「モーダルシフト」もその一例です。

また、複数の交通手段を一つのアプリで検索・予約・決済できる「MaaS(マース)」の導入も進み、移動の効率化と環境負荷の軽減が期待されています。

 

海外の取り組み

海外でも自動車環境対策は急速に進んでいます。

 

欧州連合(EU)

2035年までに新車のガソリン車・ディーゼル車の販売を事実上禁止する方針を決定しました。

 

ドイツ

「Car to Carリサイクル」と呼ばれる循環型ビジネスモデルを推進し、廃車由来の再生材や他分野の中古素材を新車に利用するプロジェクトに取り組んでいます。

 

フィンランド

首都ヘルシンキでは世界初のMaaSアプリ「Whim」を導入し、公共交通機関やカーシェアリングなどを組み合わせた環境にやさしい移動手段を推進しています。

 

MaaS(マース:Mobility as a Service)は、公共交通機関やそれ以外の移動サービスの検索・予約・決済ができるサービスです。

最新のAI技術により情報を取得し、最短で移動するためのルートを提示してくれます。

そのため、さまざまな交通機関を提供するため、自動車以外のみに頼らない効率的な移動が可能になり、交通渋滞の緩和にもつながることが期待されています。

 

 

自動車メーカーの取り組み

各自動車メーカーも環境対策に積極的に取り組んでいます。

 

電気自動車(EV)の開発

日本のメーカーも多くのEVモデルを発表・販売しており、バッテリー性能の向上や航続距離の延長などの技術革新を進めています。

 

電気自動車については、下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧くださいね。

電気自動車とは?メリットデメリットを徹底解説!

 

ハイブリッド車の進化

ハイブリッド車は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走る車です。
走行状況に応じて使い分けることで、燃費を抑えつつ効率的に走行できます。
近年では、モーターの比率が高まり、より低燃費・低排出な走りへ進化しています。

 

燃料電池車の実用化

水素を燃料とし、走行時に水だけを排出する燃料電池車の開発も進んでいます。

 

軽量化技術

車体の軽量化により燃費を向上させる取り組みも盛んに行われています。

 

リサイクル技術

使用済み自動車のリサイクル率向上や、バッテリーの再利用技術なども開発されています。

 

これらの取り組みにより、自動車の環境負荷は徐々に低減されつつありますが、完全な解決にはまだ時間がかかるでしょう。

自分たちができる環境問題を改善する自動車の乗り方は?

個人ができる環境問題を改善する自動車の乗り方は、以下のようなものがあります。

 

環境に配慮した車を選択する

環境性能の高い車には、電気のみで走る「電気自動車(EV)」、充電もできる「プラグインハイブリッド車(PHV)」、電気とエンジンを組み合わせた「ハイブリッド車(HV)」、水素を使って発電する「燃料電池車(FCV)」があります。

同じクラスの車でも燃費性能には差があるため、カタログなどで比較検討することが大切です。

また、ボディサイズの見直しもポイント。
大きな車ほどエネルギー消費が増えるため、用途に合ったサイズを選ぶと良いでしょう。

 

エコドライブを実践する

環境省と経済産業省が推進する以下の「エコドライブ10のすすめ」を実践することで、燃費向上とCO2排出削減に貢献できます。

 

1.ふんわりアクセル「eスタート」

2.車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転

3.減速時は早めにアクセルを離そう

4.エアコンの使用は適切に

5.ムダなアイドリングはやめよう

6.渋滞を避け、余裕をもって出発しよう

7.タイヤの空気圧から始める点検・整備

8.不要な荷物はおろそう

9.走行の妨げとなる駐車はやめよう

10.自分の燃費を把握しよう

 

車の乗り方を工夫する

自家用車で移動する以外にも、公共交通機関、カーシェアリング、相乗りなどを利用することでCO2の排出量が減らせます。


特に電車や地下鉄を利用すれば、CO₂排出量は自家用車の約1/6〜1/7に抑えられるといわれています。

 

そのほか、通勤や買い物など3km前後の移動を、毎日車から自転車に変えた場合、年間約150〜170kgのCO₂排出削減が期待できます。
※削減量は、燃費15km/ℓのガソリン車を想定した試算です。車種や走行条件により前後します。

 

徒歩や自転車にすることで、健康維持にもつながりますよ。

自動車の環境問題への対策は一人ひとりの行動が大切!

自動車は私たちの生活に欠かせない便利な乗り物ですが、環境への影響も無視できません。

 

日本や世界の取り組みを知り、自分でできる対策を実践することで、環境問題の解決に貢献できます。

 

・自動車からのCO2排出は地球温暖化の大きな原因となっており、大気汚染物質も健康に影響します。

・日本政府をはじめ、各自動車メーカーや海外も自動車に関する環境問題へのさまざまな取り組みを行なっています。

・私たち自身も環境性能の高い車を選んだり、エコドライブを実践したりすることで環境保全に貢献できます。

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