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中古車エコカー減税は適用される?条件や期間を詳しく解説
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車の購入を新車か中古車か検討する中で、「エコカー減税って中古車にも適用されるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
環境にやさしい車への税制優遇措置として注目されるエコカー減税ですが、実は新車だけでなく中古車も条件を満たせば対象となります。
今回は、中古車でもエコカー減税が受けられる条件や、そのほかの優遇措置について詳しくご紹介します!
※2025年9月29日時点の情報です。
エコカー減税とは?目的や期間を確認
エコカー減税 (自動車重量税) の概要
〔適用期間〕 ・令和5年5月1日~令和8年4月30日
〔適用内容〕 ・減税対象車両について、適用期間中に新車新規登録等を行った場合に限り、特例措置が適用(1回限り)
・継続検査、中古車の新規登録等を行う場合、原則として現行のエコカー減税の要件を満たす車両について本則税率を適用。
エコカー減税は、電気自動車やプラグインハイブリッド車など、環境性能に優れた車両に対して自動車重量税の軽減措置を行う制度です。
自動車から出る二酸化炭素(CO2)は地球温暖化の要因の一つとされており、この優遇措置は車両からのCO2排出量削減が目的で2009年から始まりました。
エコカー減税以外にも、環境にやさしい自動車の乗り方を一人ひとりが意識することで、CO2の削減が可能です。
下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
自動車でエコドライブ!その効果や運転のポイントまで詳しく解説
減税対象となる税金と実施期間
エコカー減税で軽減される税金は車両の重さに応じて決まる「自動車重量税」で、新車取得時や車検の際に納める必要があります。
現在の制度期間は2026年4月30日まで延長されており、当初の2023年4月末から3年間の猶予が設けられました。
ただし、2024年1月からは燃費性能の要求水準が段階的に高くなっており、以前より厳しい基準となっています。
制度の対象となる車両
エコカー減税が適用される車両には次のようなタイプがあります。
次世代自動車
・電気自動車(BEV)
・燃料電池自動車(FCV)
・プラグインハイブリッド自動車(PHEV)
・天然ガス自動車(NGV)
従来型車両
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド車含む)
・クリーンディーゼル車(ハイブリッド車含む)
これらの車両でも、国土交通省が設定する環境基準をクリアしたもののみが対象となります。
電気自動車については、下記のコラムで詳しくご紹介しています。
エコカー減税は中古車でも対象になる?
「新車購入でなければ減税は受けられない」と考える方もいらっしゃいますが、実際には中古車でも基準を満たした車両であれば、エコカー減税の対象になります。
中古車でエコカー減税が適用されるタイミングは、車検の状況によって変わります。
・車検切れ車両を購入する場合:購入時の車検取得の際にエコカー減税が適用
・車検付き車両を購入する場合:次回の継続車検時にエコカー減税が適用
中古車でのエコカー減税適用要件
中古車にエコカー減税を適用するための要件は、車両性能と登録時期により詳細に定められています。
下記の条件に該当する中古車は、エコカー減税の対象となります。
適用期間①2023年5月1日~2023年12月31日
・電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド自動車・天然ガス自動車:免税
・クリーンディーゼル車(ハイブリッド含む):免税
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド含む):2030年度燃費基準達成度(60%~120%)により25%軽減~免税
適用期間②2024年1月1日~2025年4月30日
・電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド自動車・天然ガス自動車:免税
・クリーンディーゼル車(ハイブリッド含む):2030年度燃費基準達成度(70%~120%)により25%軽減~免税
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド含む):2030年度燃費基準達成度(70%~120%)により25%軽減~免税
適用期間③2025年5月1日~2026年4月30日
・電気自動車・燃料電池自動車・プラグインハイブリッド自動車・天然ガス自動車:免税
・クリーンディーゼル車(ハイブリッド含む):2030年度燃費基準達成度(80%~125%)により25%軽減~免税
・ガソリン車・LPG車(ハイブリッド含む):2030年度燃費基準達成度(80%~125%)により25%軽減~免税
エコカー減税以外の優遇措置もチェック!

環境性能の高い車両には、エコカー減税以外にも税制面での優遇措置が用意されています。
これらの制度をあわせて活用することで、車両購入時の負担をさらに軽減できる可能性があります。
グリーン化特例
グリーン化特例は自動車税(種別割)および軽自動車税(種別割)への優遇制度です。
エコカー減税が自動車重量税を対象とするのとは異なり、こちらは排気量によって決まる税金に適用されます。
・制度期間:2026年3月31日まで
・対象車両:電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車、天然ガス自動車
・軽減内容:購入翌年度の自動車税が概ね75%軽減
なお、2021年4月以降は対象車種が限定されており、一般的なガソリン車やクリーンディーゼル車は原則として対象外となっています。
環境性能割
環境性能割は、2019年10月から自動車取得税の代替として導入された制度です。
適用期限は2026年3月31日までで、車両取得時に、取得価額に対して環境性能レベルに応じた税率(非課税から3%まで)が適用されます。
電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、クリーンディーゼル車は非課税となり、その他の車種でも2030年度燃費基準の達成レベルに応じて税率が軽減されます。
中古車でもエコカー減税が適用される!そのほかの優遇措置も確認を
エコカー減税は中古車にも適用される場合があります。
中古車によってはエコカー減税やほかの優遇措置が適用される場合がありますので、車の購入を考えている方は新車だけでなく中古車も検討してみてくださいね。
・エコカー減税は、環境性能に優れた車両に対して自動車重量税の軽減措置を行う制度で、2026年4月末まで適用されます。
・エコカー減税は条件が合致すれば、新車だけでなく中古車にも適用されます。
・エコカー減税以外にも、「グリーン化特例」「環境性能割」といった税金の優遇措置があります。
※2025年9月29日時点の情報です。







