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作り置きのコツをご紹介!調理法から保存法をくわしく

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「平日は忙しくてお弁当や夕食の準備がなかなかできない…」という方は多いと思います。

 

でも、忙しいときこそ、おいしいご飯を食べたいですよね。

そんなときにおすすめなのが休日の作り置きです。

 

今回は、作り置きの調理のポイントや保存のコツをご紹介します。

作り置きのおかずがあれば、平日はほとんど料理せずにすみますよ!

作り置きをするときの調理のポイントとは?

作り置きして4・5日後に食べることを考えると、料理が傷んでいないか、食中毒など衛生面も心配になる人もいるかと思います。基本的に日持ちする料理を選んで作りましょう。

 

抗菌作用のあるお酢を使ったレシピ。漬け物など保存のきくもの。火をしっかり通して味が濃いものなど、日持ちのするメニューを多めに取り入れましょう。

作り置きで心配なのは、食べ切る前に料理が傷むことだと思います。

ここでは、作り置きを日持ちさせるポイントを5つご紹介しますので、ぜひご参考くださいね。

 

①調理道具は清潔なものを使用する

調理中に雑菌が繁殖しないように、手洗いはもちろん、包丁・まな板・菜箸などの調理器具は清潔なものを使いましょう。

 

調理器具が濡れていると雑菌が繁殖しやすくなるので、水気はしっかり拭き取ってくださいね。

キッチン用のアルコールスプレーを利用するのもおすすめです。

 

また、肉・魚を切った後に、野菜や果物などそのまま食べる食材を切ると、菌が付着するおそれがあります。

 

肉・魚を切る際は、以下の点に気をつけると安心ですよ。

・肉・魚専用の包丁・まな板を用意する

・野菜などを先に切り、肉・魚は最後に切る

・使用後に包丁・まな板を洗剤や熱湯で消毒する

 

②食材は中までしっかり火を通す

生肉にはカンピロバクターやサルモネラ、生魚には腸炎ビブリオやアニサキスといった食中毒を引き起こす細菌や寄生虫などが付着している可能性があります。

 

食中毒を予防するためには、中心部の温度が75℃で1分間以上の加熱が目安とされています。

 

作り置きのおかずを日持ちさせるために、しっかりと食材に火を通しましょう。

 

③味付けは濃いめにする

砂糖・塩・しょうゆは食品の保存性を高めてくれる調味料です。

 

漬物や煮物など、砂糖・塩・しょうゆを使って濃いめの味付けにすることで、おかずを日持ちさせることができますよ。

 

④殺菌効果のある調味料や食材を使う

酢・梅干し・レモン・こしょう・唐辛子・わさび・にんにく・しょうがなど、菌の繁殖を防いでくれる調味料や食材を使うことで、作り置きを長持ちさせることができます。

 

また、食材をオイル漬けにすると、空気に触れず腐敗を防いでくれます。

 

⑤水分はできるだけ少なくする

作ったおかずの水分が多いと、菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

 

「煮物は煮詰めて水分を飛ばす」「和え物を作るときは食材の水気をしっかり切る」「ごまやかつお節などを加えて汁を吸わせる」といったポイントを押さえると、水分が出にくくなりますよ。

 

とはいえ、他のおかずと比べると日持ちしにくいので、早めに食べ切ることをおすすめします。

作り置きを保存するときのポイント

作り置きを長持ちさせるには、調理だけでなく保存方法も大切です。

 

作ったおかずを保存する際のポイントを5つご紹介します。

 

①清潔な保存容器を使う

保存容器・菜箸・スプーンなどは使用前に洗剤で洗い、水気を拭き取っておきましょう。

キッチン用アルコールや熱湯で消毒しておくとより安心です。

 

保存容器は、食材の色や匂いが付きにくいホーローやガラス製がおすすめです。

 

保存容器から取り分けるときも、清潔な箸やスプーンを使いましょう。

 

②おかずをしっかり冷ましてから容器にふたをする

作ったおかずは粗熱を取ってから保存容器に入れ、ふたをして冷蔵庫・冷凍庫に保存しましょう。

 

熱いまま保存容器に入れると、容器やふたに水滴が付いて菌が繁殖する原因となります。

また、冷蔵庫・冷凍庫内の他の食材を傷めることにも。

 

保存袋に入れる際は、空気をしっかり抜いてくださいね。

 

バッドを使ったり、水や氷・保冷剤をあてたりして10分〜15分急冷すると、粗熱が取れる時間が短くなり、菌の繁殖を防げます。

 

③1食分ずつ小分けにする

作り置きしたおかずを容器ごと食卓に出すのは、全部食べ切れるときがおすすめ。

 

常温に出しておく時間が長くなると、菌が繁殖しやすくなるからです。

 

1回で食べ切れない場合は、清潔な箸やスプーンでお皿に小分けして出しましょう。

 

一人暮らしなどで1回の消費量が少ない場合は、保存する際に1食分ずつ小分けにしておくと、食べる分だけ冷蔵庫・冷凍庫から出せるので便利ですよ。

 

④冷凍保存する

冷蔵保存は2〜3日以内(酢や塩が多いおかずは3〜4日)で食べ切りましょう。

食べ切れない分は2〜3週間持つ冷凍保存がおすすめです。

 

作ったおかずを冷凍しても良いですし、下味を付けた食材を冷凍して食べる前に調理しても良いでしょう。

 

パスタやドリアなどに使えるミートソースのように、アレンジが利く料理を作って冷凍しておくと便利ですよ。

 

水分の多いおかずは冷凍に不向きですので、冷蔵保存で早めに食べ切ってくださいね。

 

⑤作った日をメモしておく

作った日付をマスキングテープなどに記入し、おかずの容器や袋に貼っておくと、消費する優先順位がわかりフードロスを減らせます。

 

料理名もあわせて書いておくと、容器を開けずに中身が確認できて便利ですよ。

 

フードロスについては下記のコラムもあわせてご覧くださいね。

フードロスのために家庭でできることとは?具体例をご紹介

作り置きに向かない料理や食材もチェック

食材や料理によっては、以下のように作り置きに向かないものもあります。

 

揚げ物

とんかつや魚のフライなど、揚げ物は作ってから日が経つと食べ物全体が油っぽくなり、べたっとした食感に。

 

揚げ物を作り置きする場合は、南蛮漬けや冷凍保存がおすすめです。

 

冷凍保存は揚げる前後どちらでもOK。

 

揚げる前ならパン粉を付けた状態で、1つずつラップで包んで保存袋に入れます。

食べるときは解凍せず、そのまま低温の油でじっくり揚げてください。

 

揚げた後なら揚げ物をしっかり冷ましてから、1つずつラップで包んで保存袋に入れます。

食べるときは電子レンジで解凍か自然解凍したあと、オーブントースターで加熱すると衣がサクッとした食感になりますよ。

 

汁物や水分の多い食材

味噌汁やスープは水分が多く日持ちしないので、その日に作って食べ切るのがおすすめ。

汁物用にネギやきのこなどを切って冷凍しておくと、すぐに作れて便利です。

 

また、キャベツやもやしなど水分が出やすい野菜も作り置きには向かないので、「使いやすい大きさに切る」「塩もみする」などひと手間加えて冷凍保存しておくと重宝しますよ。

 

冷凍野菜については、下記のコラムもぜひご参考くださいね。

野菜は冷凍すると便利に使える!冷凍のメリットや解凍時の注意点も紹介

 

変色しやすい食材

アボカド、りんごなどは酸化して表面が茶色くなるので見た目が損なわれます。

 

変色すると食材の腐敗に気付きにくくなるので、作り置きには使わないほうが安心でしょう。

 

おかずの作り置きをする際は、食材をたくさん買うことになると思います。

食材のまとめ買いのコツについて下記のコラムで詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧くださいね。

食材まとめ買いのコツをつかんで節約!無駄なく使う方法も知ろう

作り置きのコツを知って、おいしく食べ切ろう

作り置きのおかずがあれば、平日のお弁当や夕食を作る時間が省け、忙しくてもおいしいご飯が食べられます。

 

作り置きのポイントを知って、まずは2、3日分の作り置きから始めてみませんか?

 

・作り置きを調理するときのポイントは、「調理道具は清潔なものを使用する」「食材は中までしっかり火を通す」「味付けは濃いめにする」「殺菌効果のある調味料や食材を使う」「水分はできるだけ少なくする」などです。

 

・作り置きを保存するときのポイントは、「清潔な保存容器を使う」「おかずをしっかり冷ましてから容器にふたをする」「1食分ずつ小分けにする」「冷凍保存する」「作った日をメモしておく」などがあります。

 

・作り置きに向かない料理や食材は、「揚げ物」「汁物や水分の多い食材」「変色しやすい食材」などです。

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