HOME > TagTagエコライフのすすめ > エコ料理 > ローフードとは?健康と美容に効果的な食事法を徹底解説
ローフードとは?健康と美容に効果的な食事法を徹底解説
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
テレビや雑誌、SNSなどで「ローフード」という言葉を聞いたことはありませんか?
健康や美容に関心が高いモデルや芸能人の間で実践されていることもあり、注目度が上がっています。
今回は、ローフードとは何か、その特徴や効果、実践方法などについて詳しくご紹介します!
ローフードとはどんなもの?取り入れるメリットも
Raw=生の Food=食べ物
加熱処理がされていない生の野菜や果物、ナッツ類を指す言葉です。
生で食べることで、熱に弱い植物の酵素やビタミン・ミネラルなどの栄養素を、壊すことなく効果的に摂取することができます。
酵素が生きているため、”生きている食べ物”=「リビングフード」と呼ばれることもあります。
ローフードは酵素の働きによって身体の代謝が進み、免疫力の向上や若返りが期待される食事法です。
出典:日本ローフード協会「ローフードとは?」
ローフード(Raw Food)とは、「Raw=生の」「Food=食べ物」という意味で、熱を加えていない植物性の食べ物(生の野菜や果物、ナッツ類、海藻など)のことを指します。
酵素がそのまま生きて働くため、「リビングフード」と称されることもあります。
食物に含まれる酵素は熱に弱く、48℃以上の加熱調理をすると損なわれてしまいます。
しかし、ローフードは生のままか低温で調理した状態で食べるため、熱に弱い植物の酵素や栄養素を壊すことなく効果的に摂取することが可能です。
酵素だけでなく、ビタミンやミネラルなども熱を加えずに摂取することで、栄養素を効率的に体内に取り入れることができます。
また、ローフードは加熱調理をしないため、調理による二酸化炭素の排出が抑えられ、環境にもやさしい食事法といえるでしょう。
環境に配慮した生活に関しては、下記のコラムもぜひご参考ください。
マイボトルを持つメリットは?近年のバリエーションや取り組みもご紹介
ローフードとされる主な食品
ローフードとされる食品として、以下のようなものが代表的です。
・生の野菜:レタス、キャベツ、ニンジン、トマト、アボカド、ほうれん草など
・果物:キウイ、バナナ、マンゴー、リンゴなど
・生のナッツ類:アーモンド、カシューナッツ、クルミなど
・海藻類:わかめ、のり、昆布など
・発酵食品:味噌、醤油、酢、納豆、麹、漬物、甘酒など
・生の調味料:オリーブオイル、レモン汁、生姜やハーブなど
日本には味噌や納豆など、酵素を含む発酵食品が多くあります。
生の食材を食べるのに抵抗がある方には、調味料や発酵食品がおすすめです。
ローフードを取り入れるメリット
ローフードのメリットは、消化を助けてくれる酵素が摂取でき、代謝アップにつながるということ。
私たち人間の体内には「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類の酵素があります。
消化酵素は食べたものを消化するために使われ、代謝酵素は運動や呼吸のほか肌の新陳代謝や発汗など、さまざまな代謝活動に使われています。
消化酵素と代謝酵素を合わせた酵素の量は、1日に作り出せる量が決まっていると考えられています。
そのため、消化酵素を使えば使うほど代謝酵素は少なくなり、疲れやすくなる、免疫力が低下する、肌の調子が悪くなるといった症状が出る可能性があります。
ローフードには消化を助けてくれる「食物酵素」が豊富に含まれているため、体内で使う消化酵素の量を減らすことができます。
その結果、代謝酵素が十分に働くようになり、体調改善、便秘解消、ダイエット、美肌、健康へつながると考えられています。
ローフードの歴史も簡単に解説!なぜ注目されているの?
ローフードの起源は、実は古代ギリシャ時代にまでさかのぼります。
哲学者のピタゴラスや医師のヒポクラテスは、「自然と調和した生活を送ることで、健康維持や病気の改善を行う」という考えを弟子たちに教えていました。
この考えは、1900年代にアメリカで生まれた「ナチュラルハイジーン」という健康理論に影響を与えたといわれており、ナチュラルハイジーンからローフードが提唱されました。
日本でも健康食ブームの火付け役となったグリーンスムージーが芸能人やモデルの間で流行したこともあり、ローフードを実践する方が徐々に増えてきています。
ローフードが注目されている理由
日本でローフードが注目されるようになったのは、以下のような理由が挙げられます。
健康志向の高まり
現代人は健康への関心が高く、自然な食材を生かした食事法に注目しています。
美容・ダイエット効果
ローフードには肌の若返りやデトックス、代謝アップ効果があるといわれており、美容やダイエットに関心の高い人々に支持されています。
環境への配慮
加熱調理に比べてエネルギー消費が少なく、環境負荷の低い食事法として注目されています。
SNSの普及
インスタグラムなどのSNSで、ローフードを使った華やかなスイーツや料理の画像が共有され、認知度が高まっています。
ローフードを早速始めよう!取り入れ方もご紹介

ここではローフードを取り入れるおすすめの手順や注意点、ダイエット効果についてご紹介します。
ローフードを取り入れる手順
ローフードは酵素や栄養素が豊富でメリットが多い食べ物ですが、消化に慣れていないとお腹が張ったり冷えを感じたりすることもあります。
普段の食事をいきなり全てローフードに変えてしまうと、逆に体に負荷がかかる可能性があるため、以下の手順を踏んで、少しずつローフードを取り入れていくと良いでしょう。
①朝食にローフードを取り入れる
まずは朝食を果物や搾りたての野菜ジュース・果物ジュース、スムージーなどに変えてみましょう。
朝の4時~12時は排泄の時間帯なので、この時間は消化の負担が少ない食事がおすすめです。
食事の量が足りない場合は、果物の量を多めに取ってみましょう。
昼食・夕食は今まで通りでかまいません。
②ローフードの量を徐々に増やす
今までの食事に生野菜のサラダや漬物、おやつにナッツや果物、ローフードで作ったスイーツといったように、徐々にローフードをプラスしてみましょう。
最初は少しずつプラスで取り入れ、慣れたら副菜などを置き換えるようにすると、無理なく取り入れやすいです。
③主食をローフードに変える
さらにローフードを取り入れたいなら、主食をローフードに変えましょう。
加熱調理が必要なお米やパン、麺類はローフードには含まれません。
主食には野菜を使ったパスタや海苔巻き、発酵玄米などがおすすめです。
ローフードを取り入れる際の注意点
ローフードを取り入れる際には、以下の点に注意しましょう。
①タンパクを摂取する
ローフードだけでは十分なタンパク質を摂取するのが難しい場合があります。
ナッツや豆類、納豆や味噌など、大豆を使った発酵食品からタンパク質を意識して取りましょう。
②よく噛んで食べる
ローフードは生の野菜や果物など、十分に噛んで食べないと消化しにくいものが多いです。
食物酵素の力を発揮するためには、しっかりと噛んで食べるようにしましょう。
③生の食材の衛生管理を徹底する
ローフードは基本的に生で食べるため、食材の新鮮さや残留農薬など、衛生管理には十分注意しましょう。
④温かいものと一緒に食べる
生のサラダや果物などを食べる場合、体が一時的に冷えることがあります。
体温が下がると代謝が落ちたり、お腹が冷えると腹痛を起こしたりする可能性も。
体の冷えが気になる場合は、温かいスープや飲み物と一緒に食べてくださいね。
⑤個人の体質に合わせる
体質や健康状態によって合う合わないがあるので、ローフードを食べる量は体調を確認しながら調整しましょう。
ローフードダイエットについて
ローフードはダイエットにも効果的といわれています。
ローフードを取り入れることで消化を助け、その分体内の酵素が代謝酵素の量を増やし、代謝アップにつながるからです。
ローフードでダイエットを行う場合は、ローフードのみ食べるのではなく、体温が下がらないように必要最低限の炭水化物、タンパク質、脂質を摂取すると良いでしょう。
また、体調に異変があらわれた場合は、無理はせずダイエットを休むことも大切です。
ローフードとは、食物の栄養素を効果的に摂取する食事法
ローフードは生の野菜・果物を中心とした、熱を加えない食事法です。
気軽に始められる食事法なので、近年人気が高まっています。
・ローフードは熱を加えていない生の食材を食べる食事法です。
生の食べ物に含まれる食物酵素を摂取することで、体内の代謝酵素の割合が増え、代謝アップによるダイエット効果や美肌効果などが期待できます。
・ローフードの考えは古代ギリシャから続いているといわれています。
現代では、健康志向やSNSの普及によりローフードに注目する人たちが増えています。
・ローフードを一気に取り入れると、お腹が張ったり冷えを感じたりすることもあるため、ローフードを始める際は、徐々に取り入れていくのがおすすめです。
また、体質や健康状態によって合う合わないがあるので、ローフードを食べる量は体調を確認しながら調整しましょう。