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電気とブレーカーの関係性!ブレーカーが落ちる原因や対策

こんにちは!

北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!

 

「ドライヤーを使っていたら突然家中の電気が落ちてしまった」

誰しも1度はそんな経験があるのではないでしょうか。

 

今回は電気とブレーカーの関係のお話。

ブレーカーが落ちる原因を知って、予防や対策を考えましょう!

頻繁にブレーカーが落ちる場合の危険性や、ブレーカーに関する節電方法についてもご紹介します。

電気が突然オフ!ブレーカーが落ちる原因とは

家電の使用中に突然家中の電気が落ちてしまったことはないですか?

「ブレーカーが落ちた!」とピンとくる方は多いと思いますが、実はブレーカーには3つの種類と役割があり、ブレーカーが落ちてしまう原因も異なります。

 

種類ごとの詳細や意味、それぞれのブレーカーが落ちないよう気を付けるべき点や、落ちてしまった際に確認すべき点についてご紹介します。

 

アンペアブレーカー

分電盤の一番左にあるブレーカーで、電気の使用を電力会社と契約しているアンペア数以内に抑えるためのブレーカーです。

契約A数以上の電力が流れた場合、ブレーカーが落ちて電気を遮断する仕組みになっています。

 

一度にたくさんの電気を使うとアンペアブレーカーが落ち、家全体が停電してしまいます。

ドライヤーや電子レンジなど電力の大きな電化製品の使用時間帯をずらすなど、一度に流れる電力が大きくならないように注意しましょう。

 

家庭で契約しているアンペア数は30~60A程度が一般的です。

電化製品の利用時間やライフスタイルに合わせて契約アンペア数を見直すのも一つの方法。

契約アンペア数が大きいほど一度に流れる電力の許容量が増えるため、ブレーカーが落ちにくくなります。

 

アンペアの見直しには、「消費電力に合ったアンペアで契約していますか?」をご覧ください!

 

安全ブレーカー

分電盤の右側に複数個並んだブレーカーが安全ブレーカー。
分電盤から各部屋へ電気を送るためのブレーカーです。

各回路(各部屋)ごとに電力量が決まっていて、それを超える電力が流れた時に安全ブレーカーが落ちて電気が遮断されます。

回路ごとにブレーカーが落ちるので、つながっている部屋など家の一部で停電になります。

 

安全ブレーカーのつまみにはそれぞれ「玄関」「洗面所」「居間」などと書かれており、どの部屋へつながっているかがわかります。

安全ブレーカーが落ちた際は、その部屋での電力使用量や規定数を超えてしまったということ。

電化製品の使用のタイミングをずらしたり、一部を他の部屋へ移動させるなど、一度にたくさんの電力を使わないように注意しましょう。

 

漏電ブレーカー

アンペアブレーカーの隣にあるのが漏電ブレーカーです。

漏電事故を防ぐためのブレーカーで、漏電を検出するとブレーカーが落ちて電力を遮断し、家全体が停電します。

漏電ブレーカーが落ちたということは、家のどこかで漏電が起こっている可能性があります。

 

漏電箇所の確認は漏電ブレーカーと安全ブレーカーを使って行います。

 

■漏電箇所の確認方法

1.漏電ブレーカーを落としたまま、安全ブレーカーを全て落とす

2.漏電ブレーカーを上げる

3.安全ブレーカを一つずつ上げていく

4.安全ブレーカーを上げた時に漏電ブレーカーが落ちた場所で漏電が起こっている可能性がある

 

漏電が起こっている場所を確認出来たら、管理会社や電力会社などへ連絡して点検と復旧をしてもらいましょう。

 

漏電箇所の安全ブレーカーを落としておけば、それ以外の場所での電力の使用は問題ありません。

ブレーカーが落ちやすい場合は電気トラブルに注意!

電力の使用量やタイミング、契約アンペア数などに気を付けていても頻繁にブレーカーが落ちる場合は、ブレーカー自体の劣化が考えられます。

 

「ブレーカーが落ちたら上げればいいだけ」と考える方もいるかもしれませんが、頻繁にブレーカーが落ちるのは電化製品の故障にもつながりますし、劣化したブレーカーは漏電のリスクも高まります。

 

漏電は火災や感電などの原因にもなるため非常に危険です。

ブレーカー(分電盤)そのものの寿命は10~13年程度と言われています。

設置から10年以上経っている場合は一度電力会社に点検を依頼し、必要に応じて交換も検討しましょう。

家を長く空けるとき、ブレーカーを落とすと電気代節約!?

ブレーカーを落とすとその回路の電気を遮断することができるので、旅行などで長期間家を空ける際にはブレーカーを落として待機電力の節約をすることができますよ。

 

家庭の消費電力のうち、全体の5%は待機電力だと言われています。

電化製品のコンセントを抜いておくだけでも同じように待機電力の節約が可能ですから、普段の生活から取り入れるようにし、電気使用量の削減に取り組みましょう!

 

ただし、注意したいのは不在中でも稼働が必要な家電の電気は遮断しないこと!

冷蔵庫やテレビの予約録画レコーダー、ガス警報器やインターホン、防犯カメラなどのセキュリティになどにつながるブレーカーは落としてはいけません。

 

特に、冬場のボイラーの凍結には注意です。

一部のボイラーには、内部の凍結を予防するため、外気温が下がると自動的に機器内を保温するヒータが働く仕組みが搭載されてます。

ブレーカーを落としてしまうとヒータは働きませんので、帰宅したら凍結していた、なんてことになりかねません。

その場合は修理が必要になりますので、凍結が不安な日は、電気が不要な部屋の安全ブレーカーだけを落とすようにしましょう。

ブレーカーの仕組みを知って電気の使用量を見直そう!

一度にたくさんの電気を使いすぎるとブレーカーが落ちて、停電してしまいます。

ブレーカーの仕組みを知れば、電気の使い方を見直すきっかけにもなりますよ。

 

・分電盤にあるブレーカーには3つの種類があります。電気会社との契約アンペア数を超えたら落ちてしまうアンペアブレーカーと各部屋ごとの回路につなっがている安全ブレーカー。この2つのブレーカーは電気の使い過ぎで落ちてしまいます。漏電ブレーカーは漏電が起こった時に電気を遮断するためのブレーカーです。

 

・電気の使い過ぎや漏電がないのに頻繁にブレーカーが落ちる場合はブレーカーの劣化が原因かもしれません。ブレーカーの寿命は10~13年程度です。劣化したブレーカーの使用は電化製品の故障や漏電火災、感電の原因にもなり危険です。設置から10年を超えるブレーカーは電気会社に一度点検をしてもらうことをおすすめします。

 

・ブレーカーを落とすと電力を遮断できます。旅行などで長期不在にする際はブレーカーを落とすことで待機電力の節電ができます。ただし不在中でも稼働が必要な、冷蔵庫や予約録画レコーダー、ガス警報器やセキュリティ機器、また凍結防止が働く可能性があるボイラーなどの電気は遮断しないように注意しましょう。

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