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お風呂で省エネ&節約術!どんな方法でどう安くする!?

こんにちは!

北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!

 

一日の疲れを癒すお風呂タイム。

たくさんのお湯を使用するお風呂やシャワーは、家庭の中でも多くのエネルギーと光熱費がかかるものでもあります。

今回はそんなお風呂に関する省エネ方法についてのお話。

お風呂で省エネ&節約する方法や、具体的にどのくらい節約になるのかをご紹介します。

お風呂で省エネや節約をする方法は?

家庭で使うガスは、主にお風呂と料理です。

そのうち、圧倒的な割合を占めるのがお風呂で使用するガスです。

ですからガス代を節約したいと思うのであれば、お風呂の入り方を工夫することが重要となります。

※電気料金比較サイト「タイナビスイッチ」より

毎日のお風呂やシャワーはたくさんのお湯を使うため、生活の中でも多くのエネルギーを使う部分。

もちろん、その分光熱費もかかります。

しかし逆に考えれば、お風呂の入り方を見直せば大きな省エネや節約ができるということ!

 

省エネ&節約ができるお風呂での工夫をご紹介します。

 

お風呂に張るお湯を少なめにする

お風呂に入るために浴槽に張る一般的なお湯の量は150~200L程度。

水道代はもちろんですが、この量のお湯を沸かすためのガス代は大きなものです。

お風呂で使うお湯の量を節約すれば、必然的にお湯を沸かすためのガス代も節約することができますよ。

 

「少ないお湯で入るのは嫌!」という方は、水を入れたペットボトルを浴槽に入れる方法もあります。

ペットボトルの分だけ水かさが増え、少ないお湯でも肩までお風呂につかることができます。

2Lペットボトルを3~5本程度入れるようにすると良いでしょう。

 

お風呂の温度を保つ工夫をする

お風呂のお湯が冷めてしまっては、また沸かし直さなくてはいけません。

時間が経って冷めてしまってからの追い焚きは、実は再び張るよりも高コストの場合があります。

 

お風呂が沸いたらすぐ入浴する、家族で一緒に入浴する、順番に入浴する場合は時間を空けずにできるだけ続けて入浴するのがベスト。

どうしても時間が空いてしまう場合は風呂の蓋や保温シートなどを使って温度が下がらないようにしましょう。

保温シートは100円ショップでも販売しているので、ぜひ活用してみてください!

 

お湯の設定温度を下げる

元々のお湯張り温度やシャワーの温度を下げることで、お湯を沸かすためのガス代を節約することができます。

あまり低い温度にすると体が冷えて風邪をひいてしまう可能性もあるため、冬以外の季節は気温に合わせて温度設定を行うようにしましょう。

 

シャワー使用時間を短縮&浴槽で浴びる

入浴中に使うシャワーの使用時間の短縮も、水道代やガス代の節約になります。

たとえば体を石鹸で洗っている時、髪の毛をシャンプーで泡立てている時などこまめにシャワーを止めるようにしましょう。

節水シャワーヘッドに交換するのも、簡単にシャワーを節約できる方法なのでおすすめです。

詳しくはこちら ⇒ 節水シャワーヘッドの仕組みを解説!選ぶポイントも

 

浴槽にお湯がたまっているなら、洗面器でお湯をすくって頭や体を洗うようにするのもシャワーの使用の節約になります。

 

また、シャワーを浴槽内で浴びて貯めると、残り湯としての活用もできます。

少しでも節約と考えるなら、この方法もおすすめです。

省エネ&節約術で実際お風呂に関する光熱費はどのくらいに!?

ご紹介したようなお風呂での省エネを実践すると、実際にどのくらいの光熱費の節約になるのか計算してみましょう!

 

追い炊きはせず毎日お湯張りをして、年間約4,625円の節約

お風呂のお湯は追い炊きをするより、実は毎日新しいお湯を張り直した方がガス代の節約になるんです!

 

実際にお風呂の追い炊きとお湯張りのガス料金の比較をしてみましょう。

 

たとえば、以下のような条件だと・・・

・浴槽にお湯を張るのに必要な180Lの水を15℃から40℃にする場合

・180×25℃=4,500kcalが必要

・給湯器の熱効率は80%程度

・追い炊きができる風呂釜は熱効率70%程度

 

①湯船にたまっている水をガスで追い炊きする

4500÷(10750×0.7)=約0.60㎥

0.60×158.33円/㎥=約95.00円

1年で約34,675円

 

②給湯器で沸かしたお湯を湯船にためる

4500÷(10750×0.8)=約0.52㎥

0.52×158.33円/㎥=約82.33円

1年で約30,050円

 

毎日新しいお湯を張った場合のガス代は年間約30,050円なので、毎日追い焚きだと年間約4,625円差!

1日おきに追い炊きをした場合のガス代で考えると年間約32,362円となり、それでも毎日新しいお湯を張った方が年間で約2,312円の節約となります。

※一般料金単価 2019年7月B区画158.33円/㎥ 45MJ/㎥(10750kcal/㎥)で計算

 

お風呂の湯温が下がらないうちに入浴して、年間最大約3,467円の節約

お風呂のお湯は仮に蓋をしていても少しずつ温度が下がってしまいます。

家族が入浴するのに時間が空いてしまえば、入浴前に再度適温に沸かし直すガス代がかかってしまいます。

 

浴室が25度の場合、蓋をしていてもお風呂の湯温は1時間で約0.8℃低下し、沸かし直して適温を保つためには約3.83円のガス代が必要です。

180L×0.8℃=144kcal

144÷(10750×0.8)=約0.02㎥

0.02×158.33円/㎥=約3.17円

 

例えば家族全員が入浴するのに間が空いて3時間かかれば、途中蓋をしていても適温まで沸かし直すのに必要なガス代は1日約9.50円。

家族が一緒に入る、間を空けずにすぐ入るなど湯温の低下を防ぐ工夫をすれば年間で最大約3,467円の節約となります。

 

家族一緒にお風呂に入ることで家族のコミュニケーションの時間にもなりますし、少ないお湯でも湯舟が一杯になるというメリットもありますよ♪

※一般料金単価 2019年7月B区画158.33円/㎥ 45MJ/㎥(10750kcal/㎥)で計算

 

シャワーの使用時間を短縮して、年間約2,529円の節約

シャワーを16分流したときのお湯の量は、浴槽1杯分のお湯の量とほぼ同じです。

42℃のお湯を流す時間を1分間短縮することで、年間に約2,529円の節約となります。

※一般料金単価 2019年7月B区画158.33円/㎥ 45MJ/㎥(10750kcal/㎥)で計算

お風呂の入り方の工夫で省エネ&節約

家庭で使用するガス代の大部分はお風呂!

お風呂の入り方を工夫すると、省エネと同時に光熱費も大きく節約することができますよ。

 

毎日入るお風呂だからこそ、省エネ&節約方法をチェックしておきましょう♪

・お風呂で省エネ&節約するための工夫は、お風呂のお湯を少なめにする、湯温が低下しないよう蓋をする、家族が続けて入浴する、設定温度を1℃下げる、シャワーの使用時間を短縮するなど。また、意外と知られていませんが前日のお湯を追い炊きするなら、毎日お湯を張り直した方がガス代の節約になります。

 

・追い炊きではなくお湯張りでお風呂を沸かすと1回約13円のガス代の節約になります。毎日入るお風呂ですから少しの工夫が大きな効果に!できる部分から少しずつ、ぜひ取り組んでみましょう。

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