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省エネなファンヒーターはある?光熱費の目安やメリットも
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
北海道の冬に欠かせない暖房器具。
さまざまな種類がありますが、今回はその中でもファンヒーターについて解説。
ファンヒーターの種類や特徴、それぞれの光熱費の目安から省エネになる使い方、他の暖房器具と比較したメリットなどをご紹介します。
ファンヒーターの種類とは?省エネなのはどれ?
ファンヒーターとは、熱源で暖めた空気をファンで吹き出して部屋を暖める暖房器具です。
何を熱源として暖めるかによって、大きく3つの種類に分かれています。
それぞれの特徴と光熱費の目安をご紹介します。
ガスファンヒーター
ガスを燃焼させて熱源とするファンヒーター。
吹き出し温度が高めなため、ファンヒーターの中でも特に部屋が短時間で暖まりやすいです。
ガスを供給するためにホースを繋げる必要があります。
都市ガスとプロパンガスそれぞれに対応した機器を用意する必要があり、同じ機械を別の種類のガスで使用することはできません。
ここでは都市ガスを想定して光熱費の目安を算出します。
[ガスファンヒーターの1ヶ月の光熱費の目安]
木造6〜7畳対応、1日8時間、1ヶ月使用した場合
電気代:約91円
ガス代:約3,544円
※北海道ガスでは、都市ガス用のガスファンヒーターの取り扱いはございません。
灯油(石油)ファンヒーター
灯油を燃焼させて熱源とするファンヒーターです。
立ち上がりがパワフルですぐに暖まるのが特徴で、ランニングコストにも優れています。
同じく灯油を燃料とする灯油ストーブと比較しても、ファンヒーターだと部屋全体に温風が行き渡るので素早く部屋を暖めることができます。
灯油代はそれなりにかかりますが、電気代が非常に安く、本体価格も安価なため経済的です。
[灯油(石油)ファンヒーターの1ヶ月の光熱費の目安]
木造6~7畳対応、1日8時間、1ヶ月使用した場合(弱~強運転)
電気代:約130~136円
灯油代:約2,162~7,644円
電気セラミックファンヒーター
電力によって暖めた空気を吹き出して部屋を暖めるファンヒーターです。
特殊加工のセラミックスに電力を流すことで発熱させて温風をつくりだすものや、電気蓄熱暖房機にファンがつくものもあります。
安全性も高く、コンセントさえあればすぐに設置ができる手軽さがメリットでもあります。
コンパクトで持ち運びしやすい分、大きな部屋を暖めるパワーがないものが多いため、小さなスペースの暖房に向いています。
[セラミックファンヒーターの1ヶ月の光熱費の目安]
木造6畳対応の場合、1日8時間、1ヶ月使用した場合(弱~強運転)
電気代:約4,212~7,776円
※光熱費は使用する暖房器具の種類や部屋の広さ、電気・ガスの契約内容等によっても異なります。
※ガス代は1m3あたり155.44円、電気代は1kWh27円、灯油代は1L91円にて計算。
ファンヒーターをより省エネに使う方法や工夫
北海道では特に冬の暖房に関わる光熱費は気になるところ。
かといって節約を気にするあまり、部屋が寒いのも嫌ですよね。
快適な室温はキープしつつ省エネできる工夫をご紹介します!
対応可能な広さの部屋で使用する
それぞれのファンヒーターにはパワーによって対応可能な部屋の広さが設定されています。
説明書を確認し、対応可能な広さの部屋で使用するのがムダな光熱費を使わない第一歩です。
例えば電気ファンヒーターは大きな部屋中を暖めるパワーがないものが多いため、玄関、トイレ、脱衣場など小さな部屋での使用をおすすめします。
空気の入れ替えは素早く行う
暖房中に必ず必要になる換気。
窓を開けると冷たい空気が入り込み部屋の温度が下がってしまうので、できるだけ素早く行いましょう。
窓の手前において冷気をシャットアウト
冬は窓から冷たい外気が室内に伝わります。
窓の手前にファンヒーターを置くことで、冷気が室内に伝わるのを防ぎます!
窓に冷気遮断シートを貼り付けるのもおすすめです。
こまめな手入れで暖房効率UP
温風が吹き出るフィルター部分は、ホコリが溜まりやすい場所でもあります。
こまめに掃除をすることで暖房効率をアップさせることができます。
エコモードやタイマー機能を活用
最新のファンヒーターには便利な機能がたくさん搭載されています。
特に絶対に活用したいのは「エコモード」や「タイマー機能」。
上手に使うことで大きく省エネすることができますよ。
パネルヒーターとの併用
ファンヒーターの特徴の一つは立ち上がりが素早いこと。
パネルヒーターをすでに導入しているのであれば、暖まるまで時間がかかるパネルヒーターにプラスしてファンヒーターを使うのもひとつの手。
暖房開始時はファンヒーターを使って部屋を素早く暖め、十分に暖まった後はパネルヒーターのみで快適な温度をキープするのもオススメです。
メリットデメリットはどこ?ファンヒーターの良いところ
ヒーターと呼ばれている暖房器具にはいろいろな種類があり、よく特徴を理解し購入すると効率良く利用することが可能です。反対に十分に性能を熟知していないと器具の強みを生かした使い方ができなくなるかもしれません。それぞれのヒーターが持つメリットやデメリットなどを十分に理解し、自分のライフスタイルに合ったアイテムを購入すると快適な冬を過ごすことができます。
※家電をもっと便利に損なく買うための情報サイト「PREMOAMAGAZINE」より
ファンヒーターのメリットは、高い暖房効率がありながらも、エアコンなど同様の暖房器具と比べて導入が低価格で手軽という点でしょう。
他にもこのようなメリットがあります。
・温風を吹き出して部屋全体を満遍なく暖めることができる
・持ち運び可能で好きな部屋に設置できるものもある
・ガス・灯油ファンヒーターは特に立ち上がりがパワフル、短時間で暖めやすい
・電気セラミックファンヒーターはコンセントさえあれば使用可能
・エアコンに比べて本体価格が安く設置も簡単
ただし、エアコンと同様に温風を吹き出すので、部屋が乾燥しやすいのがデメリット。
最近は加湿機能が付いたファンヒーターも増えています。
ファンヒーターの中でもガスが燃料のものは、燃焼時に水蒸気が出るため比較的乾燥しづらいです。
また、灯油ファンヒーターは給油が必要という点があり、完全に電気のみを熱源とするファンヒーターはパワーが少なめで狭い部屋向けという特徴もあります。
それぞれの特徴を知って暖房器具を上手に使い、省エネしながら快適な生活を目指しましょう。
ファンヒーターで省エネしながら素早く部屋を温めよう!
灯油やガス、電気を熱源として作り出した温風で部屋全体を温める暖房器具ファンヒーター。
種類や使い方によっても光熱費はさまざまです。
メリットや向き不向きを知って、省エネしながら上手に使いましょう!
・ファンヒーターの種類は大きく分けて燃料別の3種類。ガスファンヒーターや石油ファンヒーターはパワフルで安全性に優れているのが特徴。電気を熱源とするセラミックファンヒーターはコンセントがあればすぐに設置可能なお手軽さもメリットです。
・ファンヒーターの上手な使い方を知って省エネしながら快適な生活を。それぞれ対応可能な広さの部屋で使う、エコモードやタイマー機能を活用する、こまめな手入れ、パネルヒーターと併用するといった工夫で、快適な室温をキープしながらも省エネを目指しましょう。
・ファンヒーターのメリットは温風を吹き出すことで部屋全体を素早く暖めることができる、エアコンなどの同様の暖房器具と比べると手軽に導入できるという点です。ただし空気の乾燥がしやすいという点があるため、気になる方は加湿機能付きの最新ファンヒーターがおすすめ。ガスが燃料のものも乾燥しづらいですよ。