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玄関が寒いのはなぜ?原因と対策を解説
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冬場、玄関を通るたびに「寒い!」と感じることはありませんか?
玄関は外気の影響を受けやすく、家の中でも特に冷え込みやすい場所です。
玄関の寒さを放置すると、暖房効率が下がって光熱費がかさむだけでなく、急激な温度変化によるヒートショックのリスクも高まります。
今回は、玄関が寒くなる原因と暖かく保つメリット、そして自分でできる対策からリフォームまで幅広くご紹介します!
玄関が寒い原因は?玄関を暖かく保つメリット
冬に家から逃げ出す熱の半分以上は開口部から。
つまり、玄関ではドア・引戸が寒さの原因になっています。
特に築年数を経た玄関ドアや玄関引戸は気密性が低下しており、また新しい家のドア・引戸に比べ断熱性も高くありません。
窓の断熱化とあわせて、玄関ドア・引戸の断熱性・気密性を高めるリフォームを行うことで、居室から廊下や階段まで住まい全体が断熱され、快適で健康な暮らしにつながります。
出典::YKK AP株式会社ホームページ内/YKK AP株式会社「玄関の寒さを解消したい」
玄関が寒く感じる原因と、暖かくすることのメリットについてそれぞれご紹介します。
玄関が寒くなる原因
玄関が寒くなる主な原因を5つご紹介します。
①ドアと枠の隙間から冷気が入る
玄関ドアは外と直接つながっているため、外気の影響を受けやすい場所です。
ドアと枠の間には一見わからない程度の隙間があり、そこから冷たい風が入り込んできます。
築年数の経った住宅では、経年劣化によってこの隙間が広がっていることもあります。
②ドアの断熱性が低い
玄関ドアの断熱性能は製品によって大きく異なります。
特に古い住宅に多い断熱材なしの金属製ドアは、外の冷たさがそのまま室内に伝わってしまいます。
ドア本体が冷えることで、玄関全体の温度を下げる原因となるのです。
③土間に断熱材が使われていない
玄関の床部分(土間)はコンクリートで作られており、その下に断熱材が入っていないケースが多くあります。
断熱されていない土間は、地面や基礎部分から伝わる冷気を室内に伝えてしまいます。
「玄関に立つと足元が特に冷える」と感じる場合は、土間の断熱不足が考えられるかもしれません。
④暖房の暖気が玄関まで届かない
リビングで暖房をつけていても、玄関との間に扉があると暖かい空気が届きません。
また、扉がなくても暖かい空気は軽いため上昇してしまい、玄関のような離れた場所には循環しにくいのです。
⑤窓や吹き抜けがある
明るさを確保するために玄関に設けられた窓も、実は寒さの原因になります。
窓ガラスは壁よりも熱を通しやすいため、冷気の侵入口となってしまうのです。
また、吹き抜けや2階への階段がある玄関では、暖かい空気が天井付近に逃げてしまい、足元が冷えやすくなります。
玄関を暖かく保つことの重要性
玄関を暖かく保つことには、いくつものメリットがあります。
①健康被害のリスクを軽減する
暖かいリビングから寒い玄関へ移動したときの急激な温度差は、血圧を急変動させます。
これがいわゆる「ヒートショック」で、心臓や脳への負担となり、特に高齢者にとっては深刻なリスクとなります。
玄関を暖かくすることで、こうした健康被害を防ぐことができます。
②結露とカビを予防する
玄関が極端に冷えていると、室内の暖かく湿った空気に触れたときに結露が発生します。
この結露を放置するとカビが生え、見た目だけでなく健康面でも悪影響を及ぼします。
③暖房の効きが良くなる
玄関からの冷気の侵入を防ぐことで、暖房で作った暖かい空気が外に逃げにくくなり、リビングなど居室の暖房効率が高まります。
その結果、暖房器具の設定温度を下げても快適に過ごせるようになり、省エネ効果が期待できます。
寒い玄関を改善!自分でできる対策は?

玄関の寒さ対策で、自分でできるものをご紹介します。
①玄関マットや厚手の敷物を敷く
土間や床面からの冷えには、厚みのある玄関マットやラグを敷くのが効果的です。
コンクリートの冷たさが直接足に伝わるのを防ぎ、玄関全体の体感温度を上げることができます。
ウール素材や起毛タイプなど、保温性の高い素材を選ぶとより効果的です。
②ドアの隙間を隙間テープでふさぐ
ドアと枠の間にできた隙間には、隙間テープを貼る方法もあります。
ホームセンターや100円ショップで購入でき、誰でも簡単に取り付けられます。
ドア周囲の隙間をふさぐだけで、隙間風を大幅に減らすことができますよ。
玄関に郵便ポストが付いている場合は、ポスト周辺の隙間にもテープを貼ると良いでしょう。
③玄関ドアにカーテンやのれんを付ける
玄関ドアの室内側にカーテンやのれんを設置する方法も有効です。
突っ張り棒を使えば、壁に穴を開けずに取り付けられるので賃貸でも可能です。
生地が厚めの布を選ぶことで、より断熱性がアップ。
デザイン性のあるものを選べば、インテリアのアクセントにもなりますよ。
部屋全体を暖める方法については、下記のコラムもあわせてご覧ください。
部屋を暖める方法を徹底解説!省エネで光熱費を抑えるコツもご紹介!
④玄関に暖房を配置する
玄関スペースに小型の暖房器具を置くのも即効性のある方法です。
特に来客前や外出・帰宅時など、玄関を使う時間帯だけ暖めることで、快適さが大きく向上します。
安全性を重視し、転倒防止機能のついた製品を選びましょう。
⑤窓に断熱シートを貼る
玄関に窓がある場合は、窓用の断熱シートを貼ることをおすすめします。
透明タイプのシートなら採光を妨げず、冷気だけをカット。
すりガラス調のものや、柄入りのシートを貼れば、目隠し効果も期待できますよ。
窓の寒さ対策については、下記のコラムもぜひご参考くださいね。
寒い玄関をリフォームで改善する方法も!
自分でできる対策を試しても玄関の寒さが改善されない場合は、ドア・窓・土間のリフォームを検討してみましょう。
それぞれどのようなリフォーム方法があるのかご紹介します。
玄関ドアのリフォーム
玄関の寒さ対策で効果的なのは、玄関ドアそのものを断熱性能の高い製品に交換することです。
現在の主流である断熱ドアは、内部に断熱材が充填されており、外気温の影響を受けにくい構造になっています。
ドア交換は、既存のドア枠の上から新しい枠をかぶせる「カバー工法」という方法が一般的です。
壁を壊す必要がなく1日程度で工事が完了するため、生活への影響も最小限で済みます。
玄関窓のリフォーム
玄関に窓がある場合は、窓の断熱も検討しましょう。
ガラスを複層ガラスに交換したり、既存の窓の内側にもう1つ窓を設置する内窓施工などがあります。
窓と窓の間に空気の層ができることで、外からの冷気をしっかり遮断できます。
玄関土間のリフォーム
足元の冷えが特に気になる場合は、土間部分への断熱施工が効果的です。
既存の土間を解体し、断熱材を敷き込んでから新たにコンクリートを打設する工事になります。
工期や費用はかかりますが、根本的な冷え対策として高い効果が期待できます。
玄関リフォーム以外にも、居住空間を守る方法として、玄関とホールの間に間仕切り扉を新設する方法もあります。
玄関自体の寒さは残りますが、冷気が家全体に広がるのを防ぎ、リビングなど人が長く過ごす場所を優先的に暖かく保てます。
また、北海道のような寒冷地では、「玄関フード(風除室)」の設置も寒さ対策の一つです。
玄関フードとは、玄関ドアの外側に作る小さな空間のこと。
ドアの凍結・結露の予防、玄関前の雪の吹き溜まり防止、雪かき用具などの保管場所になります。
玄関フードは形状によって設置費用が異なり、15万円~50万円程度が相場です。
新築時だけでなく、既存住宅への後付けも可能ですので、特に寒さが厳しい地域にお住まいの方は検討してみる価値があるでしょう。
寒い玄関は対策をしっかり取ることで省エネで快適な暮らしに
玄関の寒さは、原因を正しく理解し、適切な対策を行うことで改善できます。
玄関を暖かくすることで、省エネで快適な毎日を送ることができますよ。
・玄関が寒くなる原因には、ドアの隙間風、低い断熱性能、土間の断熱不足などがあります。
玄関を暖かく保つことは、ヒートショックの予防や暖房効率の向上につながります。
・手軽にできる対策として、床のマットや隙間テープ、カーテン、断熱シートなどがあります。
・玄関のリフォームは、断熱ドア・断熱窓への交換や土間の断熱工事、玄関フード設置などが効果的です。







