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紙ストローを使うメリット・デメリットは?環境保全のためにできること
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
最近では、身近な飲食店でも取り入れられている紙ストロー。
なんとなく環境に良さそう、といった漠然としたイメージがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、紙ストローを使うメリット・デメリットについて紹介していきます。
環境改善への取り組みもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
紙ストローが導入された背景とは?
ペットボトルなどの容器包装から家庭用品やオモチャまで、日常生活のあらゆる場所で利用されているプラスチック。便利な一方で、ポイ捨てなど不適切に処分されたプラスチックごみが大量に海に流れ出て、海の環境を汚し、海の生き物にも悪影響を及ぼしています。このままだと、2050年には海のプラスチックごみは魚の量を上回ると予測されています。海のプラスチックごみを減らすために、私たち一人ひとりのプラスチックとの賢い付き合い方が問われています。
紙ストローが導入された背景には、マイクロプラスチック(5mm以下の微細なプラスチック類)による環境汚染の問題が大きく関わっています。
日本は主要な地域・国の中で、プラスチックごみの排出量が2番目に多いとされています。
世界で重要な課題とされているプラスチックごみ問題ですが、このままこの問題を放置していると生態系の破壊を招き、2050年にはプラスチックごみが魚の量を上回るといわれています。
レジ袋削減と同様に、プラスチックごみを減らす取り組みの1つとして始められたのが、プラスチック製ストローから紙ストローへ移行する取り組みです。
「レジ袋有料化でマイバックの持参率は?その効果についても解説!」もあわせてご覧ください。
紙ストローを使うメリット・デメリットは?
紙ストローを使うことでのどのようなメリット・デメリットがあるのかを確認してみましょう。
メリット
紙ストローの最大のメリットは、処分の面で環境に優しいところです。
分解も早く、リサイクルや焼却処分ができます。
紙製にすることで、プラスチックの原料である原油の使用を控えられ、自然資源枯渇を抑制することにも繋がります。
マイクロプラスチックの心配もなくなりますね。
日本では、プラスチックの2020年有効利用率(リサイクル率)86%といわれるほとんどが、焼却して熱エネルギーに変える「エネルギー回収」という方法で、焼却時に二酸化炭素が発生します。
プラスチック製品全般にいえますが、焼却する量を減らすことで地球温暖化の防止にも繋がるでしょう。
また、飲食店で紙ストローを取り入れることで「環境に配慮している」という好印象を与えるというメリットももたらします。
使用する客自身も「自分はSDGsの取り組みに貢献している」という意識を持つことができるでしょう。
デメリット
紙ストローのデメリットは、まず使用感が挙げられます。
口当たりが独特で、長時間使用するとふやけてしまうことから苦手とする人も。
また、プラスチック製よりもコストがかかることもデメリットといえます。
紙ストロー以外のエコ容器は?環境改善のためにできること
最近では、古紙などを使用した「パルプモールド・バガス容器」がエコ容器として注目を浴びています。
身近なものだと、卵のパックなどに使われている硬めの紙のような質感の素材です。
ソフトクリームのコーンのように、食べられる食器やカトラリーも多数開発されてきています。
水気が多いものでもふやけにくい食べられるお皿や、国産野菜などで作られたスプーン型のクッキー、キャンディーでできたストローなんていうものもありますよ。
こうしたエコな素材の容器を取り入れること、取り入れたお店の商品を選ぶことも、わたしたちが環境のためにできることの1つですね。
マイバッグやマイボトルを使用することで、プラスチック容器を使った製品の購入を控えることもでき、さらに節約にもつながります。
他にも、衣類や日用品などの処分時にフリーマーケットやリサイクルショップを利用すること、不要になったものをリメイクして何度も活用することも、ごみの削減になって環境改善のための取り組みの1つとなりますよ。
SDGsのテーマともなっている、地球資源の枯渇、地球温暖化、海洋汚染などの問題にも、こういったプラスチックごみを減らすことで貢献することができますので、自分に合った方法で取り組めると良いですね。
紙ストローを選ぶメリット・デメリットを知ることが大切!
紙ストローが導入された背景には、環境汚染問題が大きく関わっています。
紙ストローのメリット・デメリットを知り、自分にできる方法で環境改善の取り組みを実践することが大切ですね。
・マイクロプラスチックによる環境汚染の問題に大きく関わる「プラスチックゴミの問題」は、世界で重要な課題となっています。
プラスチックごみを減らす取り組みの1つとして始まったのが、紙ストローの導入です。
・紙ストローのメリットは、プラスチックよりも処分がしやすいこと。
マイクロプラスチックを発生させることなく処分ができ、プラスチックの原料である原油の使用を控え、自然資源枯渇を抑制することができます。
一方デメリットは、プラスチック製ストローよりもふやけやすく、コストがかかる点です。
・エコ容器として古紙などを使用した「パルプモールド・バガス容器」や食べられる器などのエコ容器を使っている商品を選んだり、エコバッグやマイボトルを持参することもごみを減らす上では大切な取り組みです。
他にもリサイクルショップを利用したり、一度使った服や物をリメイクすることもごみを減らすことへと繋がります。