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部屋の乾燥は加湿器以外でも対応可能!その方法や乾燥対策をご紹介
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秋から冬は湿度が下がり、乾燥が気になる季節。
部屋が乾燥していると、体調不良や火災などトラブルが起こりやすくなります。
部屋の湿度を保つには加湿器はもちろんですが、加湿器以外でも乾燥を防ぐ方法がありますよ。
今回は、加湿器以外で加湿する方法や、肌が乾燥してしまったときの対策をご紹介します。
部屋の乾燥は良くない!その理由とは
乾燥は肌だけでなく、鼻や喉の粘膜も乾燥させて身体の自衛機能を低下させてしまいます。
さらに体内の水分量が不足すると脱水症状になり汗が出なくなります。
汗をかかなくなると肌表面の乾燥も進むだけでなく、健康状態に悪影響を及ぼすことは自明。
部屋を加湿することと、飲み物をこまめに摂り体内の水分量を失わないよう保つことは、健やかな肌を保つとともに、身体のために必要な乾燥予防です。
部屋が乾燥している状態だと、以下のようなトラブルを招く可能性があります。
体調不良
空気が乾いた状態は、風邪やインフルエンザなどのウイルスが繁殖しやすい環境です。
また、鼻や喉の粘膜が乾燥して体の防衛機能が低下すると、ウイルスに感染しやすく、風邪・声枯れ・喉の痛みなどの体調不良が起きやすい状態になってしまいます。
さらに冬は水分補給の頻度が減りがちなので、脱水症状も起こりやすいです。
肌荒れ
空気が乾燥すると肌の水分が奪われ、カサカサの状態になりやすいです。
さらに、肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、ニキビ・吹き出物・かゆみ・赤みといった肌トラブルが起きやすくなります。
火災
空気が乾燥した状態は火が燃えやすく、住宅や家具に使われている木材も乾いて火が付きやすくなります。
冬は寒さ対策でストーブなど火を使う機会が増えるので、火災には要注意です。
これらのトラブルを回避するためにも、加湿はとても重要です。
部屋を加湿する方法については、次で詳しくご紹介します!
部屋の乾燥を加湿器以外で防ぐには?
部屋の乾燥を加湿器以外で防ぐ方法を9つご紹介します。
①洗濯物・カーテンを干す
洗濯物を部屋干しすることで部屋の湿度を上げられます。
また、カーテンを洗ってそのままカーテンレールにかけて干せば、場所を取ることなく加湿が可能に。
カーテンの洗い方・干し方については下記のコラムもぜひご参考くださいね。
エアコンやサーキュレーターの風が洗濯物に当たるようにすると、水分が分散され、部屋全体の加湿ができるのでおすすめです。
洗濯物がないときは、濡らしたタオルを室内に干しても同様の効果が得られますよ。
洗濯物が多すぎたり、使用済みのタオルを使ったりすると生乾き臭が発生しやすくなるので、干すときは以下の対策を取ってみてくださいね。
・洗濯物を干す量を減らす
・窓を開けて湿度を調整する
・日が当たる場所に干す
・部屋干し用の洗剤を使う
・濡れタオルを干すときは清潔なタオルを使う
②お湯を沸かす
鍋ややかんに水を入れて、コンロやストーブでお湯を沸かすことで加湿ができます。
長時間火にかけていると、水分がなくなり空焚きになるおそれがありますので注意しましょう。
鍋料理を作れば部屋が加湿され、体も温まるので一石二鳥ですよ。
鍋料理を食べる以外にも、体を温める方法は色々あります。
下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
簡単に体を温める方法をご紹介!冷えにくい体質改善&エコな暮らしに
③霧吹きをかける
霧吹きでカーテン・ソファー・クッションなどの布製品に水をかけると、繊維にしみ込んだ水分が少しずつ蒸発し、部屋の加湿になります。
製品によっては濡らせないものもあるので、洗濯表示を確認してくださいね。
霧吹きの中にアロマオイルを混ぜるとアロマミストとして使えるので、加湿と同時に消臭効果やリラックス効果が期待できます。
④水を入れたコップを置く
デスクで作業するときやソファーでくつろぐときなど、自分がいるスペースだけ加湿したいときは水を入れたコップを近くに置いておくのがおすすめ。
お気に入りのコップやきれいな花瓶に水を入れておけば、立派なインテリアにも。
⑤ストーブやファンヒーターを使う
ストーブやファンヒーターといった石油やガスを使う暖房器具は、燃焼時に水蒸気が発生するため、部屋を暖めるのと同時に加湿もできます。
ただし、電気で暖めるタイプのストーブやファンヒーターは水蒸気が発生しないので、別の方法で加湿が必要になります。
石油やガスを使うストーブやファンヒーターを稼働させる際は、一酸化炭素中毒防止のために定期的な換気を行うようにしましょう。
⑥窓や床を水拭きする
窓や床を水拭きすると、表面に水分が付着し室内の水分量が増えるので、乾燥防止に役立ちます。
掃除機だけでは取り切れない汚れが拭き取れて、部屋もきれいになりますよ。
⑦入浴後に浴室のドアを開ける
入浴後、浴室のドアを開けておくと、蒸気が流れ込んで部屋の加湿ができます。
ただし、浴室近くの部屋しか加湿ができないので、一人暮らしのワンルームなどで行うのがおすすめ。
また、長時間開けっぱなしにすると結露やカビの原因になりますので、十分に加湿されたらドアを閉めてくださいね。
⑧観葉植物を置く
植物は根から吸い上げた水分を葉から蒸散させる働きがあるため、加湿効果があります。
インテリアや鑑賞だけでなく、加湿器代わりにもなるので植物好きな方におすすめです。
⑨水槽の蓋を開ける
金魚や熱帯魚などを育てている方は、水槽の蓋を少し開けておくと、水分が蒸発し室内が加湿されます。
ただし蒸発する分、水槽の水が減ってしまうので、定期的に水の補充は行ってくださいね。
加湿器以外の加湿方法をご紹介しましたが、やはり加湿器もあると便利です。
加湿器の種類は大きく分けて「スチーム式」「気化式」「超音波式」「ハイブリッド式」の4種類ですが、最近では紙を使った自然気化式のタイプもあります。
加湿器の大きさも卓上タイプや据え置きタイプなどがあったり、空気清浄機やLEDライト、アロマディフューザーとしても使えるタイプがあったりと種類がさまざま。
自分が使いやすいものを探してみてくださいね。
すでに乾燥してしまっていたらすぐに対策を!

「部屋を加湿しないまま寝たら肌が乾燥してしまった!」
そんな乾燥したお肌には、以下の対策を取ってみましょう。
保湿する
肌が乾燥してしまったら、保湿をしましょう。
顔だけでなく、全身のスキンケアが大切です。
基本的には「化粧水→乳液→クリーム」の順で保湿をします。
化粧水だけでは水分が逃げてしまうので、油分のある乳液やクリームで蓋をするように塗るのがポイント。
時短重視の方は、オールインワンクリームを使うと1度でスキンケアが終わりますよ。
水分をたくさん取る
肌の乾燥を改善するには、体の外側だけでなく内側の水分を維持するのも重要です。
夏は熱中症対策で意識して水分補給する方は多いと思いますが、冬も夏と同様に水分を取るよう心がけましょう。
肌に良い栄養素を取る
肌のターンオーバーが乱れると、肌が乾燥しやすい状態になってしまいます。
皮膚や粘膜の健康維持には、ビタミンB群を多く含む食材を食べるのがおすすめ。
ビタミンB群は卵、魚介類、大豆製品、乳製品、緑黄色野菜、レバーなどに多く含まれていますので、肌の乾燥を感じたら積極的に取り入れてみましょう。
部屋の乾燥対策は加湿器以外でもいろいろな方法がある!
部屋が乾燥していると肌あれや風邪などの体調不良や、火災が起こりやすい状態になってしまいます。
加湿器以外でも乾燥を防ぐ方法はいろいろあるので、ぜひ試してみてくださいね。
・部屋が乾燥していると、体調不良、肌あれ、火災などの原因になります。
・部屋を加湿する方法は、「洗濯物・カーテンを干す」「お湯を沸かす」「霧吹きをかける」「水を入れたコップを置く」などがあります。
・肌が乾燥してしまったときは、「保湿」「水分補給」「肌に良い食事」を心がけてみましょう。