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マイボトルを持つメリットは?近年のバリエーションや取り組みもご紹介
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
経済面や環境面から持ち歩く方が増えてきたマイボトル。
おしゃれなデザインのものから機能的なものまで、種類も豊富になってきました。
ただ、「マイボトルって本当に便利なの?」「どんなものを選べば良いの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなマイボトルの魅力と選び方のポイントをご紹介します!
マイボトルとは?活用のメリットを解説!
マイボトルとは、繰り返し使用できる水筒のこと。
近年は環境問題への意識の高まりから、使い捨てペットボトルの代わりにマイボトルを活用する方が増えています。
マイボトルは、スーパーやホームセンター、100円ショップなど、身近な場所で手軽に購入できます。
オンラインショップでは、さらに豊富なデザインから選ぶことができますよ。
マイボトルを使用するメリット
ペットボトル飲料の代わりにマイボトルを使用するメリットは、以下の4つです。
メリット①飲み物代を節約できる
例えば、毎日150円のペットボトル飲料を1本購入していると、年間で5万円以上の出費に。
飲み物の種類にもよりますが、マイボトルに水や麦茶を入れて持ち歩けば、この出費を大幅に抑えることができます。
また、マイボトルを持参すると、テイクアウトドリンクを割引してくれるお店もありますよ。
メリット②環境保全につながる
マイボトルを導入すればペットボトルの使用量が削減できるので、環境保全につながります。
現在、海洋プラスチックごみによる環境汚染が世界的な問題となっており、その70%以上が街から河川を経由して海に流れ出た「街のごみ」だといわれています。
ペットボトルが海に流出すると海の生物が減少し、漁獲量の減少や観光地としての景観を損なうなど多大な影響が生じます。
近年では、持続可能な世界を築くためのSDGs(持続可能な開発目標)も掲げられています。
SDGsの中にも、「つくる責任 つかう責任」「海の豊かさを守ろう」という目標があるのをご存じでしょうか。
マイボトルを使用することで、SDGsの目標達成にも貢献できます。
環境保全に関しては、下記のコラムもぜひご参考くださいね。
SDGsのためにできることとは?日常生活でできる取り組みをご紹介!
メリット③好みの飲み物を持ち運べる
自分で入れた飲み物なら、甘さや濃さを調整できるため、市販の飲料よりも自分好みの味を楽しむことができます。
メリット④温度管理ができる
ペットボトル飲料はぬるくなったり冷たくなったりしてしまいますが、保温・保冷機能付きのマイボトルなら、飲み物の温度を長時間キープできます。
マイボトルの選び方のポイントは?近年のバリエーションも
水筒の飲み口やフタの構造は、飲みやすさやお手入れのしやすさといった水筒の使い勝手に直結している大事なポイントです。
飲みものをより美味しく手軽に味わうために、フタの構造や飲み口にもこだわって水筒を選びましょう。
マイボトルには、さまざまな種類やデザインがあります。
ここでは、水筒の選び方のポイントを6つご紹介します。
ポイント①飲み口の種類
水筒の種類は飲み口のタイプによって、主に以下の6種類に分けられます。
マグタイプ
フタを回すかボタンを押して開閉し、本体から直接飲むタイプです。
細長い形状で持ち運びしやすく、デスクワークやちょっとしたお出かけに最適です。
コップタイプ
フタにコップが付いているタイプで、熱い飲み物も少しずつ飲めますよ。
飲む分だけ出せるので衛生的です。
タンブラータイプ
広口形状で、コーヒーや紅茶の香りを楽しみながら飲むことができます。
スタイリッシュなデザインが多く、カフェのテイクアウトドリンクの代わりとしても人気です。
ストロータイプ
付属のストローで飲むため、飲む量が調節しやすいのが魅力。
飲み口が細いので、マスクを着用しているときにおすすめです。
2WAYタイプ
直接飲む、コップにそそいで飲むなど2パターンの飲み方ができます。
スポーツタイプ
容量が大きめで保冷力に優れており、運動時の水分補給に適しています。
汗をかく季節のアウトドアや、スポーツシーンでの活躍が期待できますよ。
ポイント②用途に合った容量
1日で飲む量や運びやすさを考慮して、用途に合った容量を選びましょう。
例えば通勤・通学用なら300~600ml、スポーツ時や屋外、夏場の使用なら1L前後がおすすめです。
ポイント③保温・保冷力
屋外での使用が多い場合は、保温・保冷機能の高いものを選びましょう。
水筒の種類によっては保冷のみで、温かい飲み物が入れられないタイプもあるので、購入前にしっかりチェックしてくださいね。
ポイント④お手入れのしやすさ
水筒を毎日使うなら洗いやすさも重要なポイント。
パッキンやパーツが少なくシンプルな構造のものや、汚れが付きにくいコーティングが施されているものがおすすめです。
ポイント⑤重さ・デザイン
通勤・通学で使うなら、持ち運びやすい重さと大きさ、自分の好みに合ったデザインを選びましょう。
近年は、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が増えています。
ファッションのアクセントとして楽しめるおしゃれなデザインも豊富に揃っていますよ。
ポイント⑥入れる飲み物の種類
金属製の水筒をマイボトルにする場合、スポーツドリンクなど塩分を含む飲み物を入れると、サビの原因になることがあります。
そのため、必ずスポーツドリンク対応のコーティングがしてあるものを選ぶようにしましょう。
また、炭酸飲料対応可能なマイボトルもあります。
自宅の炭酸飲料メーカーでつくった炭酸水を持ち歩きたいという方や、炭酸飲料を冷たいまま飲みたいという方にもおすすめです。
マイボトルのための給水スポットも!進む自治体の取り組み

環境にやさしいライフスタイルの実現のため、全国の自治体で給水スポット設置の取り組みが広がっています。
例えば、北海道札幌市ではマイボトルの利用を推進するために、市内6カ所に給水スポットを設置しています。
給水スポットでは、マイボトルを持参すれば誰でも無料で給水することができます。
冷水・常温水・温水と切り替えて給水が可能なので、夏場だけでなく、冬場もぜひ利用してみてくださいね。
設置場所は以下のとおりです。
1.水道局本局庁舎:札幌市中央区大通東11丁目23
2.札幌市役所本庁舎:札幌市中央区北1条西2丁目
3.円山動物園:札幌市中央区宮ヶ丘3-1
4.札幌市環境プラザ(札幌エルプラザ):札幌市北区北8条西3丁目28
5.さとらんど(札幌市農業体験交流施設):札幌市東区丘珠町584-2
6.中島体育センター:札幌市中央区中島公園1-5
各施設の営業時間内であれば、どなたでも利用可能です。
また、これらの施設以外にも、札幌市水道局の公式キャラクター「ウォッピー」の形をした給水機が市内2カ所に設置されています。
1.札幌市水道記念館:札幌市中央区伏見4丁目
2.平岸庭球場:札幌市豊平区平岸5条19丁目
さらに、北海道ではマイボトルの使用で北海道の自然環境を守る「MY BOTTLE ECO ACTION」プロジェクトが実施されています。
主な活動はマイボトルの購入や、海の清掃活動です。
このように、自治体による給水スポットの設置やマイボトル使用推進活動は、環境にやさしいライフスタイルへの移行を後押しする取り組みとして注目されています。
マイボトルのメリットはたくさん!自分に合ったものを選ぼう
マイボトルの活用は、私たちの暮らしに多くのメリットをもたらしてくれます。
自分に合ったマイボトルを選んで、エコな生活を始めてみませんか?
・マイボトルとは繰り返し使用できる水筒のことで、スーパーやホームセンター、100円ショップなどで購入できます。
マイボトルを持つメリットは、「飲み物代の節約」「環境保全」「温度管理が可能」などが挙げられます。
・水筒は飲み口のタイプによって主に6種類のタイプがあります。
そのほかにも容量、保温・保冷力、デザイン、洗いやすさなどを考慮して、自分に合った水筒を選びましょう。
・自治体によってはマイボトルを推進する活動が実施されています。
札幌市では給水施設が市内8カ所に設置されており、マイボトルを持参すれば誰でも無料で給水することが可能です。