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自然を守るためにできることは?すぐにできる身近な取り組みを紹介
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
近年、環境問題への関心が高まり、「自然を守るためにできること」を考える人が増えています。
地球環境を守るためには、一人ひとりの小さな行動の積み重ねが大切です。
今回は、地球環境の現状を知り、私たちが日常生活でできる環境保全活動についてご紹介します!
現在の自然環境の状態から知ろう!
現在、私たちの住む地球では、さまざまな環境問題が深刻化しています。
地球温暖化が進み、世界の平均気温は上昇を続けており、1880年から2012年の間に0.85℃も上昇したというデータがあります。
このまま対策を講じなければ、2081〜2100年には世界の平均気温が最大4.8℃も上昇する可能性があると予測されています。
世界の平均気温が上がると、豪雨や洪水、海面上昇、干ばつ・砂漠化による食料危機などが引き起こされ、私たちの生活に大きな影響を与えます。
また、海洋汚染も深刻な問題です。
特に海洋プラスチックごみは、毎年800万トン以上が海に流出しており、このままでは2050年には海のプラスチックの重量が魚の重量を上回るといわれています。
さらに、世界中で森林破壊が進行していることも大きな課題点です。
1990年から2015年にかけて、世界の森林面積は1.29億ヘクタールも減少しました。
これは南アフリカ共和国の国土面積に匹敵する広さです。
森林が減少すると、野生生物の生息地が失われ絶滅の危機にさらされる、新たな感染症が拡大するリスクが高まる、地球温暖化がさらに加速するといった問題が出てきます。
そのほか、水質・土壌・大気が汚染され、私たちの生活環境を阻害する事態も起きています。
このような状況を改善するためには、私たち一人ひとりができることから取り組む必要があります。
私たちが自然を守るためにできることとは?

エアコンの温度設定を変えたり、冷蔵庫の中を整理したり、物を買うときは省エネ製品を選んだりするなど、みなさん一人ひとりがすぐにでもできる省エネの取組もあります。
地球温暖化を防ぐためには、わたしたちみんなで「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮しを創る国民運動)に取り組んでいくことが必要です。
自然を守るために、日常で取り組めることを7つご紹介します。
① 省エネルギーを実践しよう
省エネルギーは、CO2排出量を減らし、地球温暖化防止につながる重要な取り組みです。
家庭でできる省エネ対策として、部屋を出るときは電気を消す、使っていない電化製品はコンセントを抜く、冷蔵庫の扉はすぐに閉めるといった簡単なことから始められます。
エアコンを使用する際は、室温が冬は20℃、夏は28℃になるように温度設定することで、無駄なエネルギー消費を抑えられます。
また、照明をLED電球に変えるだけでも、消費電力を大幅に削減できますよ。
② マイボトル・マイバッグを活用しよう
プラスチック製品の使用を減らすことは、海洋汚染対策として効果的です。
マイボトルを持ち歩けば、ペットボトルのごみを減らせます。
最近では、おしゃれなデザインのマイボトルも多く販売されているので、自分好みのものを見つけて愛用してみましょう。
また、買い物の際にはマイバッグを持参することで、レジ袋の消費を減らせます。
2020年7月からレジ袋が有料化されましたが、この取り組みによってマイバッグの持参率は大幅に向上しています。
さらに、プラスチック製のストローやカトラリーを断るなど、使い捨てプラスチック製品の使用を最小限にすることも大切です。
マイボトルについては、以下のコラムもぜひご参考ください。
マイボトルを持つメリットは?近年のバリエーションや取り組みもご紹介
③ エコな掃除の方法を実践しよう
環境に配慮した掃除も、自然を守るための一つの方法です。
化学物質を含む市販の洗剤の代わりに、重曹やクエン酸、酢など自然由来の洗剤を使うことで、水質汚染を防ぐことができます。
例えば重曹は油汚れや皮脂汚れなどに、クエン酸は水あかやカビの除去に適しています。
また、使い捨ての掃除用品ではなく、繰り返し使えるマイクロファイバークロスなどを活用することで、ごみの削減にもつながります。
掃除のときに使う水の量にも気を配り、節水を心がけましょう。
水を出しっぱなしにせず、必要な分だけ使うことが大切です。
エコな掃除の方法については、下記のコラムで詳しくご紹介しています。
④ 環境にやさしい服を選ぼう
ファッションも環境に大きな影響を与えています。
近年注目されている「サステナブルファッション」とは、衣服の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて、環境や社会に配慮した取り組みのことです。
例えば、衣類を長く大切に着ることや、古着を購入すること、リペアして着続けることなどが挙げられます。
また、オーガニックコットンやリサイクル素材を使用した服を選ぶことも、環境への負荷を減らす方法の一つです。
不要になった服は、ごみとして捨てるのではなく、古着回収に出したり、フリーマーケットやリサイクルショップで販売したりすることで、資源の有効活用につながります。
サステナブルファッションについては、下記のコラムもあわせてご覧くださいね。
⑤ ごみを減らす工夫をしよう
ごみの削減は、環境保全の基本です。
使い捨ての製品はなるべく使わず、詰め替え可能な製品や耐久性の高い製品を選びましょう。
食品の買いすぎや作りすぎによる食品ロスも深刻な問題です。
日本では年間約600万トンもの食品ロスが発生しているといわれています。
買い物前に冷蔵庫の中身をチェックし、必要な分だけ購入することで、食品ロスを減らせますよ。
また、ごみの分別をしっかり行い、リサイクル可能なものはリサイクルに出すことも重要です。
プラスチックごみや古紙、ペットボトルなどは、きちんと分別することで資源として再利用できます。
家庭内のごみを減らすアイディアについては、下記のコラムもぜひご参考ください。
家庭内のごみを減らす工夫でエコな生活!環境保全にも節約にもなるグッドアイデア
⑥ 水を大切に使おう
水資源の保全も、自然環境を守る上で欠かせません。
シャワーを出しっぱなしにしない、歯磨きのときはコップに水を入れて使う、洗濯はまとめて行うなど、日常生活の中で意識的に節水することが大切です。
また、お風呂の残り湯を洗濯や掃除、植物の水やりに再利用することも有効です。
節水シャワーヘッドなど、水の使用量を抑える製品を取り入れるのもおすすめです。
少し意識するだけで取り組める節水は、水資源の保全だけでなく、水を処理するためのエネルギー消費も減らせるため、地球温暖化防止にも貢献します。
⑦ 環境に配慮した移動手段を選ぼう
移動手段の選択も、環境への影響が大きい要素の一つです。
近距離の移動には、自家用車ではなく公共交通機関や自転車、徒歩を選ぶことで、CO2排出量を削減できます。
自転車通勤や徒歩通勤は健康増進にもつながりますね。
やむを得ず車を使用する場合は、エコドライブを心がけましょう。
急発進や急ブレーキを避け、アイドリングストップを実践するなど、燃費を良くする運転を意識することが大切です。
また、カーシェアリングやライドシェアを活用することも、環境負荷を減らす効果的な方法です。
自然を守るためにできることを、少しずつ日常生活に取り入れよう
地球環境を守るためには、一人ひとりの小さな行動が大切です。
今日からできる環境保全活動に取り組み、持続可能な社会を目指しましょう。
・現在の地球では、温暖化、海洋汚染、森林破壊などさまざまな環境問題が生じています。
このまま対策を取らずにいると、海面上昇や平均気温の上昇、洪水の増加などのおそれがあります。
・自然を守るためにできることは、「省エネルギーの実践」「マイボトル・マイバッグの活用」「エコな掃除方法の実践」「サステナブルファッションの選択」などが挙げられます。