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サステナブルな暮らしを始めよう!今すぐできる具体例をご紹介
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地球環境を守りながら持続可能な社会を実現するために、「サステナブルな暮らし」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
環境問題に関心を持ち、自分にできることから取り組みたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、サステナブルな暮らしとは何か、地球環境への貢献方法、そして日常生活で無理なく始められる具体的な取り組みについてご紹介します。
サステナブルな暮らしとは?地球にどう貢献できるか
サステナブルとは「sustain(持続する)」と「able(可能な)」を組み合わせた言葉で、「持続可能な」という意味を持ちます。
サステナブルな暮らしとは、環境や社会、経済などの面において地球に配慮した暮らし方のことです。
私たちの生活スタイルが地球に与える影響は大きく、大量生産・大量消費が続くと自然環境を守ることが難しくなります。
サステナブルな暮らしは、一人ひとりが環境・社会・経済にやさしい選択をすることで、すぐに実践できます。
2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」では、持続可能な社会の実現に向けて17の目標が掲げられています。
これらの目標の中には「つくる責任 つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」など環境に関するものが含まれており、私たちの小さな行動がこれらの達成に貢献します。
サステナブルな暮らしを通じて、今ある地球環境を維持し、将来世代に豊かな形で引き継ぐことができるのです。
SDGsについては、下記のコラムもご参考くださいね。
サステナブルな暮らしの例を具体的にご紹介

私たちが今所有している一着をできるだけ長く着ましょう。
たったそれだけで環境負荷が減らせます。
現在よりも1年長く着ることで、日本全体として4万t以上の廃棄量の削減に繋がります。
サステナブルな暮らしの例を、「衣」「食」「住」「その他」のカテゴリー別にご紹介します。
【衣①】服を大切に長く着る
ファストファッションの登場により安価な服を手に入れやすくなりましたが、必要以上に衣服を購入すると環境負荷につながります。
環境省によると、服1着を作るときに排出されるCO2は25.5㎏、水の消費量は2,300Lといわれています。
また、日本では年間約45万トンの衣類が可燃ごみ・不燃ごみとして捨てられています。
衣服を長く大切に着ることで、資源の無駄使いを減らし、廃棄物を削減できます。
お気に入りの服は適切にケアして長持ちさせましょう。
【衣②】着なくなった服はリサイクル・リメイクする
着なくなった服は、フリマアプリやリサイクルショップなどを活用すれば、他に必要とする人の元へ届けることができます。
特に子ども服は着られる期間が短いので、おさがりとして人に譲るのも良いでしょう。
汚れや傷が付いて着れなくなった服は、リメイクして別のアイテムに作り変えるのもサステナブルな方法です。
自分でリメイクすると服への愛着が湧き、より大切に使えるようになるでしょう。
【衣③】環境や人に配慮した製品を選ぶ
買い物をする際には、環境に配慮した方針を掲げるブランドを選ぶこともサステナブルな暮らしにつながります。
フェアトレード認証製品やオーガニック素材、再生素材を使った製品など、環境や生産者に配慮した商品を選ぶことも有効です。
衣服に関するサステナブルな取り組みについては、下記のコラムでもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
【食①】フードロスを減らす
日本では年間約472万トンものフードロスが発生しているといわれており、これは国民1人当たり毎日おにぎり1個(103g)の食べ物を捨てている計算になります。
食材は必要な分だけ購入し、「てまえどり」(商品棚の手前にある賞味期限や消費期限が近い商品を選ぶこと)を実践することで食品ロス削減に貢献できます。
フードロスに関する取り組みや食品を無駄にしない備蓄方法について、下記のコラムでご紹介していますのであわせてご覧ください。
ローリングストックとは?日常の中に取り入れる無理のない備蓄法
【食②】マイボトル・マイ箸を持ち歩く
マイボトルやマイ箸を持ち歩くことで、ペットボトルや割り箸、プラスチックスプーンなどのごみを減らせます。
特にマイボトルは外出先での飲料代が節約できるほか、最近ではマイボトルを持参すると割引が受けられるお店も増えているのでぜひ活用しましょう。
マイボトルについては下記のコラムもあわせてご覧くださいね。
マイボトルを持つメリットは?近年のバリエーションや取り組みもご紹介
【食③】地産地消・旬産旬消を意識する
地域で生産したものをその地域で消費する「地産地消」は、食材の運搬にかかるエネルギーを削減し、地域経済の活性化にも役立ちます。
また、旬の食材はおいしい上に栄養価が高く、価格が手頃なのも魅力です。
「旬産旬消」で、食材から季節や地元の気候風土を味わってみてくださいね。
【住①】マイバッグを活用する
プラスチック製のレジ袋は分解されにくく、マイクロプラスチックとなって海洋汚染の原因になります。
マイバッグを使うことでプラスチックごみを減らし、限りある資源の無駄使いを防ぐことが可能です。
現在レジ袋が有料化して、マイバッグを持つ意識は高まっていると思いますが、日々使うことで周囲への「環境を大切にする意思表示」にもなります。
一人ひとりの行動が、周囲の意識を変え、持続可能な社会づくりへとつながるでしょう。
【住②】電気・水・ガスを節約する
使わない部屋の電気を消す、水道の蛇口をこまめに閉める、シャワーの時間を短くするなど、日常生活での節電・節水・節ガスを心がけましょう。
家族で協力して取り組むことで、より効果が高まります。
さらに、省エネ性能の高い家電に見直したり、保温性の高い調理器具を使ったりすることで、使うエネルギーそのものを減らす工夫も可能です。
節水型シャワーヘッドや節水トイレといった設備も、無理なく水の使用量を減らせます。
また、電気を再生可能エネルギー由来のものに切り替えることでも、CO2の排出を抑えられ、環境負荷を軽減できるでしょう。
【住③】コンポストを活用する
コンポストとは、微生物の働きによって生ごみを堆肥化する容器のことです。
コンポストを使うことで生ごみの量が減り、焼却時のCO2排出も削減できます。
最近は都市型コンポストも普及しているので、マンションのベランダや室内でも利用可能です。
下記のコラムでは、コンポストの使い方や種類などをご紹介しています。
【その他】必要な物だけに限定し、長く使う
必要な物を必要な分だけ持つシンプルな暮らしは、無駄な消費を減らします。
物が少ないと整理整頓がしやすく、所持品に目が行き届くため、結果的に物を長く使えるようになります。
また、物が壊れても、すぐに捨てるのではなく修理を検討しましょう。
物を長く使うことはサステナブルな暮らしの基本であり、ごみの削減に大きく貢献します。
サステナブルな暮らしにつながる掃除方法や、自然を守る取り組みについては、下記のコラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
サステナブルな暮らしは無理せずできる範囲から!
サステナブルな暮らしを始めるのに、全てを一度に変える必要はありません。
まずは自分が興味を持てることや、生活に無理なく取り入れられることから始めましょう。
例えば、レジ袋の使用量が1日1枚だとすると、年間で300枚以上にもなります。
マイバッグを普段のバッグに常備することで、この大量のレジ袋を削減し、プラスチックごみの発生を防ぐことができます。
また、石油資源の節約や、焼却時のCO₂排出抑制にもつながるため、日常的にできる気軽なエコアクションとして効果的です。
マイバッグの素材を選ぶ際も、繰り返し使える丈夫なものやリサイクル素材を選ぶことで、より環境への負荷を減らすことができるでしょう。
また、デザインが気に入ったマイボトルを見つけて使い始めるなど、楽しみながら取り入れることがポイントです。
サステナブルな暮らしは、決して不便や我慢を強いるものではありません。
無理なく始めるコツは、「1つ変えたら、1つ実感すること」。
環境への負担を減らしながら、自分の暮らしも心地よく整っていく感覚が、次の行動につながります。
さらに家族や友人と一緒に取り組めば、コミュニケーションも生まれ、より楽しく続けられるでしょう。
サステナブルな暮らしは、我慢ではなく工夫。
「これならできそう」から、ぜひ始めてみてください。
今の選択が、未来の地球を少しずつ守る力になります。
サステナブルな暮らしで未来へつなぐ豊かな生活を
サステナブルな暮らしは、個人の小さなアクションが未来を少しずつ良い方向に変えていくものです。
最初から完璧を目指す必要はなく、ライフスタイルに合った方法で無理なく続けることが大切です。
・サステナブルな暮らしとは、環境・社会・経済に配慮し、未来世代のために資源を大切にすることです。
・サステナブルな暮らしの具体的な例は、「服を大切に長く着る」「フードロスを減らす」「マイバックを活用する」などがあります。
・無理なく楽しみながら、自分らしいサステナブルな暮らしを実践することが長続きのコツです。