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服を早く乾かすには?梅雨や冬場でも効率良く干す方法をご紹介!
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天気が悪い日や梅雨の時期、寒い冬場には洗濯物がなかなか乾かなくて困りますよね。
そんなときに知っておくと便利なのが、服を早く乾かすための工夫やコツです。
今回は、気温や湿度など服が乾きやすい条件や、具体的な干し方の工夫、さらには災害時の洗濯の仕方まで詳しくご紹介します。
服を早く乾かすために必要な条件とは?
服が早く乾くためには、「温度」「湿度」「風」の3つの重要な要素があります。
それぞれどのような条件が適しているのかご紹介します。
①温度
気温が高いほど水分は蒸発しやすくなります。
冬よりも夏のほうが洗濯物が早く乾くのは、この温度差が大きな理由です。
室内干しでも、暖房器具を使って室温を上げることで乾燥時間を短縮できます。
②湿度
湿度が高いと空気中の水分量が多くなり、洗濯物からの水分蒸発が妨げられます。
梅雨時期に洗濯物が乾きにくいのは、この湿度の影響が大きいから。
除湿機やエアコンの除湿機能を使って湿度を下げることで、乾燥効率が向上します。
③風
風があることで、洗濯物の周囲に溜まった湿った空気が循環し、新しい乾燥した空気と入れ替わります。
これにより水分の蒸発が促進されるため、扇風機やサーキュレーターを活用すると効果的です。
これら3つの条件は、工夫次第で整えることができます。
服を早く乾かす方法やコツをご紹介!

服が早く乾けば、除湿機やエアコンなどの使用時間が短くなり、省エネにつながります。
早く乾かすためのコツを、①洗濯するとき ②干すとき ③家電を活用するときの3つに分けてご紹介します。
①洗濯するときのコツ
洗濯機で脱水する前に清潔なタオルを追加して入れると、タオルが余分な水分を吸収し干す前から乾きやすい状態を作ることができます。
また、傷みにくい生地であれば、脱水の時間をいつもより長めに設定してできるだけ水分を飛ばしておくのもおすすめです。
節水や省エネ機能など、洗濯に関するエコな方法については下記のコラムでご紹介しています。
②干すときのコツ
洗濯物を干すときは、以下のポイントを実践してみましょう。
洗濯物の配置を工夫する
物干し竿やピンチハンガーに洗濯物を並べて干すときは、長めの衣類を端に、短い衣類を中央に配置することで風の通り道を作ります。
このアーチ形の配置により、洗濯物の間に空気の流れが生まれて乾きやすくなります。
また、外側は綿など乾きにくい素材、内側はポリエステルなど乾きやすい素材を配置するとより効率良く乾かせます。
適切な間隔で干す
洗濯物を干すときは、こぶし1つ分程度の間隔を空けるのがポイント。
密集して干すと空気の循環が悪くなり、乾燥に時間がかかってしまいます。
生地が重ならないように干す
厚手の衣類やパーカーなどは、ポケット部分を表に出したり、フード部分をピンチで持ち上げたりして、生地の重なりを少なくします。
ジーンズなどは裾を広げて筒状になるよう干すと、内側にも風が通りやすくなりますよ。
三角形やM字になるように干す
毛布やシーツなど大きめの洗濯物は、洗濯物が三角形になるように斜めに干すと、角に水分が溜まりやすく早く乾きます。
また、物干し竿2本を使ってM字型に干すと、風が当たる部分が増えて干す時間を短縮できます。
洗濯物の下に新聞紙を置く
干している洗濯物の下に、新聞紙を置くことで、洗濯物から発生する湿気を吸収してくれます。
新聞紙は表面積も広く、水分を吸収しやすい素材なのでおすすめです。
可能なら、洗濯物の上にもはさみ込むようにすると、さらに吸水効果が高まります。
③家電を活用するときのコツ
さまざまな家電を使えば洗濯物を早く乾かすことができます。
扇風機・サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターを洗濯物の下に設置し、下から上に向けて風を送ります。
首振り機能を使用すると、複数の洗濯物に均等に風を当てることができるので、乾燥時間を短縮できます。
エアコン
梅雨時期はエアコンの除湿モードを使用して室内の湿度を下げることで、洗濯物が早く乾くようになります。
冬場は暖房モードにして温度を上げると乾きやすくなりますよ。
除湿機
衣類乾燥機能付きの除湿機なら、湿気を取り除きながら送風も行うため、梅雨時期の部屋干しに特におすすめです。
災害時の洗濯・乾燥方法、早く乾かすコツも知っておくと安心!
避難生活中の洗濯は、一苦労です。部屋は狭いし、洗濯物も乾きにくいし。こんな時、少しでも早く乾いてほしいですよね。そんな時は針金ハンガーとペットボトルを使って一工夫。ハンガーの左右先端を潰してペットボトルを差し込むだけ。Tシャツ内に空間ができ乾きやすくなります。
出典:警視庁「ペットボトルで洗濯物を乾きやすく」
災害時には電気や水道が使用できない状況が発生し、洗濯機や乾燥機が使えなくなる可能性があります。
災害時に洗濯をする方法
災害時でも衣類を洗濯できる方法をご紹介します。
①ビニール袋を使った洗濯方法
大きめのポリ袋やジッパーバッグなどのビニール袋に衣類1~2枚と少量の水(500ml~1L程度)、洗剤を入れ、袋の外側からもみ洗いする方法です。
使用する水の量は通常の洗濯の10%程度で済み、大きな洗濯容器も必要ありません。
②2つの容器を使った洗濯方法
洗面器やバケツを2つ用意し、1つを洗い用、もう1つをすすぎ用として使い分けます。
水の使用量を最小限に抑えながら、しっかりと洗浄することができます。
市販の洗剤が手に入らないときは、重曹やセスキ炭酸ソーダで代用できます。
水に溶かして衣類を浸け置きすることで、汗や皮脂汚れを落とせますよ。
災害時の洗濯のコツ
水が使えないときは洗濯せずに衣類を日光に当てることで、紫外線による殺菌・除菌効果が期待できます。
また、災害時には洗濯するもの・しないものを選ぶことも大切。
「汚れやすい、または清潔に保ちたい下着や赤ちゃんの肌着は洗濯する」「トレーナーなど、重ね着に使うものは汚れがひどくないので洗濯しない」などの基準で分けることも、災害時には重要な考え方です。
災害時に衣類を乾かす方法
素早く乾かすための脱水のコツや、乾かし方のアイデアもご紹介します。
洗濯機の脱水機能が使えなくても、手作業である程度の脱水は可能です。
大きなタオルの上に洗濯物を広げ、巻き寿司のようにくるくる巻いてからしっかりと絞ってタオルドライをすると、ある程度の水分が抜けます。
色移りが気にならないものであれば、新聞紙を押し当て水分を吸収させる方法もあります。
その後、風通しの良い場所に広げて干します。
引用した「針金ハンガーの左右先端を潰してペットボトルを差し込み、ハンガーにする方法」も早く乾かすために役立ちますよ♪
屋外に干せない場合でも、衣類が重ならないように広げて置けば乾燥を早められます。
また、防災グッズとして速乾性のある衣類や使い捨ての下着を用意しておくことも有効です。
服を早く乾かす方法はさまざま!工夫次第で毎日の洗濯を快適に
服を早く乾かすためには、温度・湿度・風通しの3つの条件を整えることが基本となります。
干し方を工夫したり、便利な家電を活用したりすることで、乾燥時間を大幅に短縮することができます。
・服が早く乾く条件は、「高い温度」「低い湿度」「風通しの良さ」の3つです。
・服を早く乾かすコツは、「脱水時にタオルを追加する」「アーチ形に干す」「生地が重ならないように干す」などがあります。
また、扇風機、エアコン、除湿機などの家電を活用することで、さらに早く乾かせます。
ビニール袋を使った洗濯や日光での殺菌・除菌をすることで、災害時にも衣類の衛生が保てます。







