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省エネ&節電はコンセントから!工夫次第で電気代をおトクに
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
家電の電源を切っていてもコンセントにつないでいるだけでかかる電力「待機電力」。
今回はこの待機電力を節電するヒントをご紹介。
使っていない家電のコンセントを抜くだけで簡単に省エネ&節電ができちゃうんです!
待機電力にかかっている電気代や、コンセントを抜いて節約できる電気代、待機電力削減に便利なスイッチ付き電源タップについてもご紹介しますね。
コンセントを抜くことでどのくらい省エネ&節電に?
コンセントにつながっていると、電化製品を使っていなくてもわずかに電力がかかっています。
これを「待機時消費電力」といいます。みなさんがよく耳にする「待機電力」のことですね。
現代社会ではたくさんの家電や電化製品を使って生活をしています。
日常的に使う家電や電化製品は機器のプラグを常にコンセントにさしていますよね。
実は電化製品は電源をつけていなくても、コンセントにつないでいるだけで電力を消費しています。
内蔵の時計やタイマー機能の維持や、リモコンの指示待ちのために少量の電力が使われているのです。
この時消費する電力のことを「待機時消費電力」または「待機電力」といいます。
資源エネルギー庁発行の「省エネ性能カタログ2018冬」によると、家庭での平均待機電力量は年間約228kWhです。
1世帯当たりの年間消費電力量は4,432kWhと言われており、年間約228kWhという数字は全消費電力量の約5%に当たります。
電力量1kWhあたり27円で計算すると、年間の待機電力にかかる電気代は約6,156円!
電化製品を使っていなくても、コンセントをつないでいるだけでこれだけの電気代がかかっているなんてもったいないですね。
使っていない時にはコンセントからプラグを抜いても使用に支障のない電化製品については、未使用時にプラグをコンセントから抜いて省エネ&節電につなげましょう。
未使用時にプラグをコンセントから抜くことで、年間の待機時消費電力量が約49%削減に!
年間の待機時消費電力にかかる6,156円のうちの49%、約3,016円を節約することができるのです。
省エネ対策でコンセントを抜くべき家電、抜かなくてもいい家電
省エネ対策といっても、家中の全ての家電のコンセントを抜くのがいい!というわけではありません。
【コンセントを抜いたほうが良い電化製品】
・エアコン
・炊飯器
・パソコン
など、リモコンや時間表示などがあり、電源を消していても待機電力を消費する電化製品。
エアコンは長く使用しない時にはコンセントを抜きましょう。
ただ、スイッチを入れるたび起動力がかかり、つけるたびに外気との温度差を調整するのに電力がかかるため、使わない季節だけ切るのがベストです。
パソコンや外付けHDなども、近年のメモリ増加などにより待機電力が増えています。
【コンセントを抜かなくても良い電化製品】
・洗濯機
・ドライヤー
・トースター
など、本体にスイッチがあり電化製品の起動に直接つながっているものは抜かなくてもOK。
つまり、使う時にしか通電しないもの、待機電力がごくわずかなものは無理にコンセントを抜いておく必要はありません。
ただし節約にはつながらなくても、火災防止のためにドライヤーやトースターなど熱を持つものは、使わないときにコンセントを抜いておく方が良いでしょう。
また、当然ですが冷蔵庫や自動機能付きテレビなど、ずっと稼働している必要がある家電のコンセントは抜いてはいけませんよ。
近年の冷蔵庫やテレビの待機電力は、とても少なくなってきているので安心です。
ただしインターネットなどと接続されているスマート家電の場合は、コンセントを差したり抜いたりすると、その度に起動・溜まっていた大量のデータ受信などが行われます。
かえって、たくさんの電力を消費してしまうことがあるため注意が必要です。
コンセントの省エネ方法、節電タップも効果あり!

コンセントを一つひとつ抜き差しするのは面倒!と思う方は、「電源タップ」を利用するのも良いでしょう。
タップのコンセント差込口に電源スイッチが付いているので、スイッチ一つで電力を遮断し電力供給を止めることができます。
電源タップにも色々な種類があるので、目的や用途に合わせて使いやすいものを選びましょう。
■一般的なスイッチ付き電源タップ
一般的なスイッチ付き電源タップはコンセントの差込口一つひとつにスイッチが付いていて、通電させる・させないを個別に選ぶことができます。
通電の有無はスイッチライトの点灯で判断するので、わずかですが電力タップ自体が電力を使います。
スイッチライトが光らないタイプもあるので、気になる方はそちらを使用するようにしましょう。
■一括スイッチ付き電源タップ
個別スイッチに加え、全ての通電を一括で遮断することができる一括タップが付いているタイプの電源タップです。
夜間や外出時などに使わない電化製品の通電をスイッチ一つでまとめて遮断することができるので便利です。
■ワットメーター付き電源タップ
使用電力量が確認できるメーター付きの電源タップです。
使用電力量の把握は節電の第一歩。
何がどのくらい電力を消費しているのか一目でわかるので、節電の意識が高まります。
電源タップを利用した節電はどのくらい節約できる?
リビングにある家電で電源タップを利用して、待機電力のカットを行った場合のシミュレーションはこちら!
・オーディオ:待機電力2.9W/h
・エアコン:待機電力2.6W/h
・デスクトップパソコン:待機電力2.0W/h
・空気清浄機:待機電力1.7W/h
・テレビゲーム機:待機電力1.4W/h
上記5つの家電に電源タップを付けて就寝時などの1日8時間電源をオフにすると、1日に節約できる待機電力節約は約84.8wh。
年間に換算すると約835円の待機電力を節約することができます(電気代は1kwhあたり27円で計算)。
使わない時間帯に家電の待機電力をカットするだけで省エネ&節約!
電源タップ一つで簡単に実行することができますよ。
コンセントを抜くだけで簡単に省エネ&節約!
家電は電源が入っていなくてもコンセントを差しているだけで消費電力が発生するものもあります!
使用しない家電のコンセントを抜いて消費電力を削減!
スイッチ付き電源タップで手軽に取り組むこともできますよ。
・たくさんの電化製品を使用して生活している現代社会。1世帯当たりの年間消費電力量4,432kWhのうち、約5%の約228kWhは消費電力と言われ、年間の待機電力にかかる電気代は約6,156円(27円/Kwh)。使用していない家電のコンセントを抜いて待機電力削減に取り組みましょう。
・家電にはエアコンなど待機電力が大きく、長く使用しない時にはコンセントを抜いたほうが良いもの、ドライヤーやトースターなど待機電力が少なく(または発生せず)コンセントを抜かなくても良いものがあります。冷蔵庫など常に稼働が必要な家電はもちろん、テレビやスマート家電のように起動に大きな電力を使う家電はコンセントを抜かない方が節電になる場合もあります。
・待機電力節約にはスイッチ付き電源タップを使うと便利です。個別スイッチ付き、一括スイッチ付き、ワットメーター付き電源タップなどがあります。通電の有無をスイッチライトの点灯で知らせるタイプのものは電源タップ自体にわずかな電力を使います。消費電力が気になる方はスイッチライトが付いていないタイプの電源タップをおすすめします。