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防災リュックの中身のチェックリストを紹介!リュックの選び方も重要
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地震や台風など災害が起きた時のために、防災用品は準備していますか?
必要だとわかっていても、具体的に何があれば良いのかわからず先延ばしにしていると、
いざという時に慌ててしまうことも。
今回は持ち出し用の防災リュックの選び方と具体的な中身、あったら便利なアイテムも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
防災リュックの中身をリスト化!まずは最低限必要なものから確認
・防災対策をしている人は昨年に引き続き4割を超えたものの、いまだ半数以上は対策をしていない結果に。
・防災対策をしない理由は、約半数が「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから」と回答。具体的な対策が認知されていないことが明らかになった。
防災に関する意識調査では、アンケートを行った人の約半数が「具体的な対策方法がわからず、防災対策をしていない」という結果になっています。
防災リュックには主に避難時に必要なものや、避難所などで使うものを入れておきます。
あまり重たいと持ち出す際に負担になってしまうので、必要最低限のアイテムを揃えるようにしましょう。
保存水、非常食
水は1人2〜3本が目安。
非常食は1人2〜3食分で、おやつがあるとさらに良いですね。
缶詰パン、缶詰のクラッカーやドライフルーツ、水も火も一切使わず食べられる麺やご飯などの非常食も豊富に出ています。
簡易トイレ
便器が壊れた、断水した、避難所が遠い、下水が機能していないときに役立つ簡易的なトイレで、ホームセンターなどで購入できます。
3回分程度があると安心でしょう。
防臭力の高さ・凝固する早さ・後処理のしやすさ等の使いやすさに注目して選ぶと良いですね。
懐中電灯
電気が使えずあたりが暗いと、不便なだけでなく危険に気が付くこともできません。
日常使えるデザインのものから非常時に役立つ装着式のものまで色々な商品があります。
災害用ホイッスル
リュックに取り付けるなど取り出しやすい場所に。
声を出せなくなっても、助けを呼ぶことができます。
アルミブランケット
極薄で軽いアルミニウム素材のブランケットで、シートを広げて体に巻きつけて使います。
風や低気温からくる寒さをしのいだり、雨の水滴から温度を奪われるのを防いでくれるアイテムです。
1人1枚は用意しましょう。
モバイルバッテリー
10,000mAhほどの容量があると、スマホが3回程度充電できて安心です。
手回し充電ラジオ
電力の供給が絶たれたときに手回しで充電可能なラジオです。
災害時には一時的に携帯すら使えなくなる可能性もあるため、情報を得るためにとても重要です。
懐中電灯、スマホ充電、サイレン機能がついているものを選ぶと良いでしょう。
ウェットティッシュ
断水で手も洗えずお風呂にも入れない状態が続くと、衛生状態が悪化して体調不良や病気になる原因のひとつに。
水や石けんを使わずに、ある程度の汚れを落とせるウェットティッシュは必須アイテムです。
体拭き用の大きなシートもあるとさらに役立ちます。
タオル
1人1枚用意しましょう。
雨などに濡れたた時だけでなく、怪我をした際にも役に立ちます。
着替え
普段着の他に下着や靴下類があると安心です。
避難時に濡れたりすることを想定して、数日分用意しておきましょう。
レインコート
雨などで体を濡らしてしまうと、低体温症などの発症につながり健康を害してしまう危険性も。
大雨や嵐の中の避難や、雨中での作業で役立ちます。
丈夫で長距離を歩いても水が染みてこないものを選び、1人1つ用意しましょう。
マスク
災害時に建物の崩壊による粉じんから守るため、不衛生な場所で過ごすときにもマスクがあると安心です。
1人あたり数枚は用意しましょう。
救急セット
絆創膏や消毒液、常備薬、生理用品などをまとめておきましょう。
いつも飲む病院の薬がある方は、処方箋の控えも必要です。
貴重品
現金、保険証のコピーなど。
病院からの薬が必要な場合は、処方箋の控えも用意しておきましょう。
あると便利なものリストも確認!防災リュックの中身をチェック
避難所での生活は必要最低限のものがあれば生きてはいけますが、数日同じ場所で生活をするとなると、高齢者や小さい子どもがいる場合は特に不便も多く出てきます。
絶対に必須ではないものの、あったら便利なアイテムもご紹介しますので確認していきましょう。
ランタン
停電時にあると便利です。
エアーマット、寝袋
避難所では床が固くて寝づらい場合もあるので、1人1つあると安心です。
トイレットぺーパー
ティッシュの代わりにもなります。
芯を抜いて潰すとコンパクトになるので、持ち運びにも適してますよ。
トイレ用目隠し
携帯トイレを使う際、ポンチョタイプの目隠しがあると安心です。
水のいらないシャンプー
お風呂に入れない日が続くとストレスも溜まってきますが、水なしで使えるシャンプーがあるとスッキリします。
歯磨きシート
断水時には歯磨きがなかなかできないこともありますので、歯を拭き取るだけで良い歯磨きシートがあると便利です。
ウォーターバッグ
災害時の給水など、水を運ぶためのバッグです。
ペットボトル数本でも代用できますが、一度にたくさんの量を運ぶ際にはウォーターバッグが便利です。
紙製食器類、ラップ
洗い物がなかなかできないこともあるので、紙皿などにラップをかけて使うと、洗い物を出さずに食事ができるので便利です。
スリッパ
避難所へ避難する場合は学校の体育館などが使われることが多いため、スリッパがあると便利です。
靴底に踏み抜き防止(尖ったものを踏んでも突き抜けない)のインソールが入っているものもあります。
ヘルメット
避難をする際に瓦礫(がれき)や看板などから頭を守ることができます。
頭のサイズに合ったものを人数分準備しておくと安心です。
軍手
避難をする際に瓦礫などから手を守ることができます。
作業用手袋や革手袋であると、より破れにくく安心です。
防寒用として使うこともできますよ。
発熱剤
発熱剤とは、物質が化学反応によって発熱する仕組みを利用して、食べ物を温めることができるものです。
加熱袋と発熱剤がセットになっていて、加熱袋の中に発熱剤を置き、食べ物を入れてから水を注ぐと高温の蒸気が発生するものが多く販売されています。
15〜20分ほど待つだけで温かいごはんが食べられる便利グッズです。
非常食は温めなくても食べられるものがほとんどですが、被災している中で温かい食事をとると体も温まり、気持ちもほっと和らぎますよ。
子どもがいる場合は簡単なおもちゃや楽しめるもの
長時間遊ぶ場所もなく、じっとしているのは子どもにとって精神的にも負担がかかってしまいます。
少しでも気分転換ができるよう、折り紙や塗り絵、お絵かきなど場所を取らずに静かに遊べるものがおすすめです。
赤ちゃんであれば、お気に入りのおもちゃやおしゃぶりなど、かさばらないものを選んでおくと、ぐずったときにも役に立ちますね。
防災リュックの選び方も大事!備え方の注意点も紹介
防災リュックを用意する際に、自宅にある一般的なリュックに準備をする方もいるかもしれせんが、実際には防災リュックに向いているものとそうでないものがあります。
詰め方やリュックの数、中身を見直すタイミングなど備え方のコツもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
防災リュックの選び方
身体に合った重さ・容量のものを用意する
一般的には体重の2割程の重さが目安といわれています。
容量としては最低でも20L以上のものを選ぶようにし、目安としては男性が40L、女性は20L〜30L、子どもは15L程となります。
高齢の方や重いものを運ぶのに自信のない方は、キャスターがついているタイプのリュックおすすめです。
必要なときにはリュックとして背負うことができるようになっていますが、舗装されている道路はキャスターを転がして移動できるので、負担が少なくなりますよ。
背負っていて疲れにくいもの
ショルダーベルトは細すぎないものがおすすめです。
ショルダーベルトと背面は共にクッション性と通気性のあるものを選ぶと、より疲れずに背負うことができます。
防水加工がされているもの
避難をする際に雨や雪が降っていると、リュックの中身まで濡れてしまうことも考えられます。
地震だけでなく、大雨での水害や台風での避難の可能性も考えると、できれば防水のものを選んでおくと安心ですね。
撥水効果があるものもありますが、防水ではないので長時間雨にさらされるなど水量が多いと完全に濡れるのを防ぐことは難しいとされています。
防水加工がされていない場合は、リュック用の防水カバーやレインコートを使って水に濡れるのを防ぎましょう。
反射板がついているもの
反射板はショルダーベルトと背後部分についていると、周囲の人や車に気づいてもらいやすいです。
避難は夜になることも考えられるので、選ぶときには意識してみましょう。
もしついていない場合は、反射材を別でつけることもできますよ。
中身がセットになった防災リュックを選ぶのも手
防災リュックは、セットとしてある程度中身の揃ったものも売っています。
何を揃えていいかわからず、とりあえず揃えたいという場合はセットで買っておけば、あとから必要なものがあれば買い足すことができます。
予算と必要に応じたものを選びましょう。
防災リュックの備え方のコツ
家族の人数分を準備する
成人男性用、成人女性用、子供用、高齢者用など、必要な中身や重さを考えた人数分のリュックを揃えましょう。
優先順位を決めて、入れすぎないようにする
どんなに必要なものばかりでも、重たくて運べなければ使うことができませんし、身体の負担となってしまいます。
実際に背負ってみて重すぎないか確認をし、歩くことができるかも体感しておくと、いざというときにも無理せず持ち運ぶことができますよ。
特に子どもや高齢者の場合は、重すぎると代わりに持ったりなど周りの人の負担となってしまいますので、最低限自分で運べるものを決めておくことが大切です。
年に一度中身を見直す
9月1日の防災の日など、家族で時期を決めて定期的に防災リュックの中身を見直すことも大事です。
子どもの成長や、その時の健康状態で必要なものが変わってきます。
合わせて、食べ物や水の賞味期限も再確認しておきます。
年に1〜2回は見直すよう、チェック日を決めておきましょう。
防災リュックの中身は最低限のものをまずは準備!早めの用意を
防災リュックはいざ用意しようとすると、何が実際に必要かわからなかったり、反対にあれもこれもと詰め込みすぎてしまいがち。
家族の人数や健康状態など考え、定期的に見直しをしながら用意していくようにしましょう。
・まずは、保存水、非常食、簡易トイレ、モバイルバッテリー、手回しラジオなどの必要最低限のものを準備しましょう。
・余裕があれば、ランタン、エアマット、トイレットペーパー、水のいらないシャンプーや歯磨きシート、発熱剤などを用意しましょう。
数日間の避難生活を想定して準備できると安心です。
子どもがいる場合、高齢者がいる場合によっても必要なものは違ってくるので、状況に合ったものを準備しましょう。
・リュックはできれば防水加工で、反射板がついていて、背負っていても疲れにくいものが安心です。
リュックの数は人数分を用意して、体に合った重さになるように調節すると良いですね。
年に1〜2回は中身を見直し、状況に合わせて必要なものを揃えましょう。