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防災グッズとして使えるキャンプ用品とは?もしもの時に備えよう!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
最近は地震や停電なども多く、災害に対して備えようと思っている人が増えてきています。
ただ、防災グッズを全て揃えるのは大変だと感じてしまいますよね。
そこでおすすめなのが、キャンプ用品を防災グッズとして活用する方法です。
最近は趣味としてキャンプを始める方も増えていますよね。
キャンプ用品ならレジャーなど災害時以外にも使えるので、一石二鳥ですよ!
今回は、防災グッズとしても使えるキャンプ用品を紹介します。
シーンにあわせたおすすめのアイテムをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
防災グッズとして使えるキャンプ用品を紹介!
家庭で防災への備えを具体的に行っているか尋ねたところ、約6割の人が対策できていると回答しました。
ここ数年、全国各地で自然災害が多発しており、防災意識の高まりから対策が進んでいます。
DCM株式会社「2021年度 防災意識・対策状況についてのアンケート」より
多くの人の防災意識が高まる中、最近ブームにもなっているキャンプ用品で防災できると嬉しいですよね。
ここでは、災害時に電気やガス、水道が使えなくなった時に、防災グッズとしても使えるキャンプ用品を紹介していきます。
ライト
ライトの中でも、LEDランタンは明るさと電池の持ちが良いのが特徴。
ランタンと聞くと引っ掛けて下げるタイプを思い浮かびますが、懐中電灯のように持ち歩きがしやすい便利なものもありますよ。
LPガス・ガソリン・灯油を使うランタンは明るさは抜群で、寒い時期には暖房がわりにもなります。
ただし、本来は屋内で使用するためのものではないので、換気には充分気をつけて使用しましょう。
LEDヘッドライトがあると両手での作業もしやすいので、もしもの時にあると安心ですね。
バーナー・カセットコンロ
災害が起こって不安な中、食事や飲み物が温かいとほっとしますよね。
ガスが使えない場合に備えて、バーナーやカセットコンロがあると安心です。
キャンプ用のバーナーは火力が強く、多少の風が吹いても消えにくいのが特徴です。
燃料はCB缶・OD缶のLPガス、ホワイトガソリン、ドラッグストアでも手に入るエチルアルコールなどがあります。
ガソリンバーナーは、非常時に通常のレギュラーガソリンを使うことができるタイプもありますよ。
カセットコンロは、キャンプをしない家庭でも持っているケースが多いでしょう。
キャンプ用のカセットコンロは、風防がついていて屋外でも加熱調理がしやすくなっている商品もあります。
これから用意する方は、ぜひキャンプ用のものもチェックしてみてくださいね。
ウォータータンク
万が一断水してしまった場合には、給水で配られた水を容器に入れて運ばなければなりません。
キャンプ用品のウォータータンクは持ち手もしっかりしていて、女性でも運びやすい仕様になっているものもあります。
コックがついているものは水の量も調節できるので、注ぎやすいですよ。
蓄電池・モバイルバッテリー
停電時には、蓄電池やモバイルバッテリーで電力を確保できると安心です。
アウトドア用の蓄電池は容量の種類も豊富で、大きいものだと電子レンジや炊飯器につなぐこともできます。
そこまで大きいものでなくてもスマホやタブレットの充電は可能なので、1つあると安心ですよ。
もちろんキャンプの際にも電源がすぐ取れるので、持っていると心強いアイテムです。
ソーラーパネルがついていて日光にあてると充電ができるタイプのモバイルバッテリーもあります。
スマホなどの充電用であれば、他にも乾電池で充電ができるモバイルバッテリーもあると安心ですね。
もしもの避難生活で役立つキャンプ用品を紹介!
もし避難所での生活になってしまった場合は、設備も十分ではなく、1人あたりのスペースも限られてしまいます。
そのような中でより生活しやすくするために、身近なキャンプ用品を活用する方法もありますよ。
ここでは避難所で役立つキャンプ用品を紹介していきます。
寝袋
キャンプ用品の代表的なアイテムの1つである寝袋(シュラフ)。
避難所で生活するとしっかり眠ることが難しくなってしまうこともあるので、1人1個あると安心ですね。
寝袋には、布団のような形で初心者も快適に使える「封筒型」と、頭まですっぽり被れる「マミー型」があります。
また、中綿が「化学繊維タイプ」と「羽毛(ダウン)タイプ」があります。
形状と中綿の組み合わせで金額や保温性能が変わってきますので、お店で見るときに参考にしてみてください。
寝袋は、商品によって限界温度が異なります。
(限界温度:使用はおすすめしないものの、この温度であればなんとか使用できるという目安の温度)
寝袋に表記されている限界温度が、お住まいの地域の冬の最低気温より−5℃以下になっているものを選ぶと良いでしょう。
インナーシュラフ
インナーシュラフは寝袋の中に敷いて使うシーツのようなもので、寒い時に非常に役立ちます。
開いて使うと膝掛けや毛布にもなるので、寝る時以外でも活躍するのが嬉しいポイントですね。
インナーシュラフは、寝袋などの寝具が肌に直接触れるのを防ぐこともできます。
避難所で配られた毛布などの衛生面が気になる場合には、インナーシュラフを重ねて使うなどすると良さそうですね。
キャンピングマット
避難所生活では、硬い床の上での生活になる場合がほとんどです。
厚みがあるキャンピングマットがあると、床に直に座るよりも快適に過ごすことができるでしょう。
床が冷えていても、マットを挟むことによって冷え防止にもなりますよ。
手軽に手に入る銀マットの他に、より断熱性が高いウレタンマット、空気で膨らませるエアマットなど種類も豊富です。
収納サイズもタイプによって違ってくるので、家庭にあったものを選んでみてくださいね。
クーラーボックス
食材保冷に役立つクーラーボックスは、飲み物や食糧の保管・移動に便利です。
キャスターがついているものであれば、長距離でも運びやすく負担も減りますね。
軽い素材でコンパクトに収納できるタイプもありますので、さまざまなシーンを意識して選ぶと良いでしょう。
日頃から災害用食料の備蓄場所をクーラーボックスの中にしておけば、避難時に持ち出しもしやすくなりますね。
なお、クーラーボックスは断水時には給水タンクとしても役立ちますよ。
テント
避難所ではプライベートな空間がほぼなくなってしまうため、それがストレスとなってしまうことも。
テントの中だとある程度プライバシーが保たれるため、安心して過ごすことができますよ。
テントには、定番のドーム型や前室があるタイプのツールーム型、居住空間が広く取れるロッジ型、手軽に設営ができるワンタッチ型など種類もさまざまです。
使う人数が多いのであれば広めのものを、リビングと寝室を分けるのであれば、前室があるタイプを選ぶと良いでしょう。
なお、コンパクトなテントは着替えなど短時間のプライベートな空間を保ちたい時には便利です。
テントは1つあると非常に便利なので、機会があれば購入しておくと良いですね。
クッカー
クッカーとは、キャンプ用のお鍋やフライパンの代わりとなるもの。
普通のお鍋だと場所をとってしまいがちですが、クッカーは持ち手を折りたたむなどして小さく収納できるのが特徴です。
1つあると、お湯を沸かすのはもちろん、煮る、炒めるなどさまざまな用途に使うことができますよ。
他にもこんなアイテムが防災グッズとして使える!
キャンプ用品以外にも、身の回りには防災グッズとして使えるアイテムがたくさんあります。
いくつか見ていきましょう!
アルミホイル
アルミホイルは耐熱性があるので、調理や食事の際にフライパンやお皿に敷いて使えます。
災害時は水や電気などが使えない可能性もあるため、アルミホイルをお皿などに敷いて使用すれば、食器を洗うことなく何度でも使用できて便利です。
また、丸めて洗い物の際のタワシやスポンジの代わりにしたり、野菜の皮を処理するピーラーの代わりにもなります。
他にも遮光性を利用してライトの光量を調節するなど、さまざまな場面で使うことができますよ。
ラップ
ラップもアルミホイル同様、食器に巻いて使うと洗い物を減らすことができます。
また、手袋の代わりにしたり、生ごみや使用済みのおむつなど臭いが気になるものを包んで臭いを抑えることもできます。
また、マジックペンがあれば絵や文字も書くことができ、ガラスなどに貼り付けることができるので、伝言を残したり小さい子どもの遊び道具にもなります。
他にも、服の上から巻くことで寒さ対策として活用することもできます。
新聞紙
新聞紙は保温性があるので、体を包むと意外と暖かく、通気性もあるので蒸れる心配もあまりありません。
足元やお腹に巻いたり、床が冷たい場合は段ボールなどの上に敷いたりすると、保温効果が得られますよ。
折るとスリッパにすることもできるほか、子どもの遊び道具としても使うことができます。
避難所での生活には欠かせないものの1つですね。
レインウェア
避難している間に雨が降ってしまうこともありますよね。
体が冷えてしまうので、できるだけ衣服は濡らしたくないものです。
キャンプでも使えるレインウェアは、防水性や撥水性の他に防風機能がついているものもあるので、防寒対策にもなります。
キャンプに限らず日頃から使用することができるので、レインウェアを買い替える時などにはアウトドア用のものを選んでみるのも良いでしょう。
ナイフ
災害時にはナイフもあると便利です。
食べ物の袋を開ける、食材を切るなど食事の際はもちろん、ハサミの代わりにもなります。
なお、ハサミや缶切り、ドライバーなど複数の機能が備わっているマルチツールも販売されています。
ナイフのほかにマルチツールを用意しておくと、あれこれとたくさんのツールを用意しなくて良いので、いざという時も便利ですよ。
リュック
避難グッズを持ち運ぶ時には、両手が使えるリュックがおすすめです。
肩ベルトがしっかりしているもの、撥水性があるものなど機能はさまざまなので、ぜひ自分が使いやすいものを選んでみてくださいね。
せっかくリュックを用意するのであれば、防災リュックとして準備しておくと、いざという時にすぐ持ち出せるのでおすすめです。
詳しくは「防災リュックの中身のチェックリストを紹介!リュックの選び方も重要」で紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね!
防災グッズとして使えるキャンプ用品をチェックしておこう!
防災グッズを1から揃えるとなると億劫になりがちですが、キャンプ用品など日頃から家庭でも使うものであれば気軽に揃え始めることができます。
1度に全部揃えるのは大変ですが、身近なものから防災を意識して、万が一の災害への準備をしておけると良いですね。
・電気やガス、水道が使えなくなった時に防災グッズとして使えるキャンプ用品は、ライト、バーナーやカセットコンロ、ウォータータンク、蓄電池やモバイルバッテリーなどがあります。
調理する上で必要なものや、水、ライトなど生活の要になるものばかりなので、できるだけ揃えておくと安心ですね。
・避難生活で役立つキャンプ用品には、寝袋、インナーシュラフ、キャンピングマット、テント、クーラーボックス、クッカーなどがあります。
避難所生活だとしっかり寝ることは難しいかもしれませんが、用意しておくとより快適に過ごせるようになるでしょう。
・他にも身近にある災害時にも使えるものは、アルミホイル、ラップ、新聞紙、レインウェア、ナイフ、リュックが挙げられます。
普段の生活でも使うものばかりなので、消耗品は備蓄として少し多めにストックしておくと安心ですね。
また、レインウェアやリュックをこれから揃える際は、耐水性や防寒性など災害時の事も意識して選ぶと良いでしょう。