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地震が起きたら慌てないために持ち物を用意!事前の対策を詳しく解説

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地震が起きて避難所へ避難することになったら、何を持って行けば良いのか焦ってしまうかもしれません。

 

スムーズに避難するためには、事前に避難用の持ち物を準備しておくことが大切です。

 

今回は、地震が起きたときの持ち物や保管方法、地震に備えるための対策についてご紹介します!

地震が起きたらどうする?持ち物を確認しておこう

すぐに家から避難しなければならない場合に備え、最低限必要な物は非常持出品として準備しておきましょう。非常持出袋は両手が開くリュックサックが便利です。重すぎないか、背負って確認しておきましょう。衣替えのタイミングで、非常持出品も見直す習慣をつけましょう。

出典:札幌市公式ホームページ『防災・防犯・消防(防災・危機管理|災害に備える|自分や家族を守る「備蓄品・非常持出品」ページ

 

地震が起きたとき、避難する際にあると安心な持ち物は以下のとおりです。

 

1.水・食料:3日分×人数分

2.身を守るグッズ:ヘルメット、防災ずきん、ホイッスル、軍手、靴

3.衣類・タオル:上着、下着、タオル、室内履き、レインウェア、メガネ

4.情報収集グッズ:携帯ラジオ、スマートフォン、モバイルバッテリー、電池

5.救急用品:ばんそうこう、消毒薬、包帯、常備薬、持病の薬、体温計

6.衛生用品:マスク、手指消毒用アルコール、石けん・ハンドソープ、ティッシュ・ウェットティッシュ、洗面用具、歯ブラシ・歯磨き粉、携帯トイレ、トイレットペーパー

7.照明機器:懐中電灯、LEDライト

8.貴重品:現金、クレジットカード、マイナンバーカード、保険証、免許証、印鑑、通帳

9.その他:アイマスク・耳栓、イヤホン、筆記用具、うちわ・保冷剤(夏)、使い捨てカイロ・ブランケット(冬)

10.家庭ごとに必要な持ち物:乳幼児、女性、高齢者、ペットに必要な物

 

それぞれの持ち物について詳しくご紹介します!

 

①水・食料

水と食料は、最低3日分は用意しておくと良いでしょう。

水は1日1人3Lが目安です。

500mlのペットボトルを用意しておくと、衛生的で持ち運びもしやすいです。 

 

食品は温めなくてもそのまま食べられる缶詰やレトルト食品、板チョコ、乾パン、水やお湯を入れるだけで食べられるご飯(アルファ化米)やカップ麺などが便利ですよ。

 

②身を守るグッズ

頭を守るためのヘルメットや防災ずきんを用意しておきましょう。

 

靴は登山靴や工事現場などで使われる安全靴が丈夫で適していますが、ない場合は中敷きタイプの「セーフティインソール」や「踏み抜き防止ボード」を用意しておくと、ガラスなどを踏み抜かない対策ができます。

 

建物内に閉じ込められたり、ケガで動けなくなったりしたときにホイッスルがあると、大声を出さずに周囲に助けを求めることができます。

救助以外に、犯罪防止の役割も果たしてくれますよ。

 

③衣類・タオル

衛生面や低体温症防止のために、衣類も持って行きましょう。

肌着・下着・靴下は最低3日分用意しておくと安心です。

 

洗濯や着替えができない可能性を考え、抗菌防臭機能や速乾性に優れた肌着、冬は発熱性に優れた肌着がおすすめ。

服はジャージやスウェットなどが動きやすく、パジャマ代わりにもなります。

 

特に冬場は低体温症を防ぐために、マフラー、アームウォーマー、靴下などで首、手首、足首を暖められるグッズも準備しておくと良いでしょう。

 

避難所内で履く室内履きがあると、足元からの冷えを防げます。

レインウェアは雨よけ以外にも防寒着として活躍しますよ。

 

タオルは拭く以外にも、防寒、目隠し、敷き物としても使えるので、かさばらない薄手のバスタオルがおすすめです。

女性は裾が広がるロングスカートを持っておくと、着替えやトイレの目隠し代わりに使えます。

 

また、盗難や取り違えといったトラブル防止のために、衣類には名前を書いておきましょう。

普段コンタクトを付けている人は、メガネも忘れずに。

 

④情報収集グッズ

電池式や充電式の携帯ラジオは、地震発生時にインターネットが使えない環境でも活躍します。

 

スマートフォンも連絡手段として大切ですので、充電できるようにモバイルバッテリーや電池もあわせて用意しておきましょう。

 

⑤救急用品

地震で割れたガラスやがれきなどでケガをする可能性があります。

 

ばんそうこうや包帯、消毒薬など応急処置のグッズや、痛み止め・風邪薬などの常備薬、持病の薬、体調管理のための体温計を揃えておきましょう。

 

⑥衛生用品

避難先では多くの人が出入りするので、衛生・体調管理のために、マスクや手指消毒用アルコール、石けん・ハンドソープ、歯磨きセット、洗面用具などを準備しましょう。

 

断水時に便利なウェットティッシュや、携帯トイレも用意しておくと安心です。

 

⑦照明機器

懐中電灯は1人1個用意しておきましょう。

ヘッドライトや首から下げるタイプは、両手が使えるので災害時に便利です。

 

⑧貴重品

避難所には身分がわかる証明書(マイナンバーカード、免許証、保険証など)や、通帳、現金を持って行きましょう。

 

公衆電話や自動販売機などで使えるように、小銭を用意しておくのがおすすめ。

盗難防止にウエストポーチなどに入れて、肌身離さず持っておけるようにすると安心です。

 

⑨そのほか

アイマスクや耳栓があると周りの光や音を遮るので、避難所での睡眠が取りやすくなります。

 

季節に合わせて夏はうちわや保冷剤、冬は使い捨てカイロやブランケットなどを用意しておくと、体調管理に役立ちますよ。

 

そのほか、音漏れを防ぐ有線イヤホンや、メモを残せるように紙とペンを用意しておくと便利です。

 

⑩家庭ごとに必要な持ち物

各家庭で必要な持ち物は変わります。

特に、「乳幼児」「女性」「高齢者」「ペット」に必要な物をそれぞれご紹介します。

 

乳幼児に必要な持ち物

・ミルク(キューブタイプや常温保存可能な液体ミルクが便利)

・使い捨て哺乳瓶

・離乳食

・携帯カトラリー(フォーク、スプーンなど)

・紙おむつ

・お尻ふき

・使用済みおむつを入れる袋

・抱っこひも

・おもちゃ

 

女性に必要な持ち物

・生理用品

・サニタリーショーツ

・おりものシート(下着を交換できないときに便利)

・中身が見えないごみ袋

・スキンケア用品

 

高齢者に必要な持ち物

・大人用紙おむつ

・吸水パッド

・介護食

・補聴器

・入れ歯・入れ歯洗浄剤

・杖

・お薬手帳のコピー

 

ペットに必要な持ち物

・ペットフード・水

・ゲージ・リード

地震が起きたときの持ち物はこんな点に注意!

災害用に準備したグッズをきちんと活用するために、日頃から以下のポイントに気を付けておくと安心です。

 

水・食料はローリングストックする

ローリングストックとは、普段食べる食品を多めにストックしておき、消費した分を買い足して常に一定量の食品を家庭で備蓄しておく方法です。

 

賞味期限が早い食品から食べ、食べた分だけ補充しておけば「災害時に食べようとしたら賞味期限が切れていた!」という事態が防げます。

 

また、普段から食べておけば、作り方や味に慣れることができるのもメリット。

災害時だからこそ「普段と同じ味」は安心感が増します。

 

モバイルバッテリーを充電しておく

スマートフォンを充電するためのモバイルバッテリーですが、いざ使おうと思ったらバッテリー本体が充電切れしていた、なんてことも。

 

スマートフォンはもちろんですが、バッテリーも日頃から充電しておくようにしましょう。

 

定期的に防災用の備品を点検する

防災グッズを防災リュック(非常用持ち出し袋)に詰めたまま、長年放置していませんか?

 

食品の賞味期限以外にも、「予備の電池が液漏れしていた」「経年劣化で携帯ラジオが壊れていた」「子どもの衣類が小さいサイズのままだった」ということも考えられます。

 

避難時に持ち出す物は定期的に確認し、必要に応じて中身を入れ替えておくと安心です。

 

衣替えの時期にはクローゼットだけでなく、防災リュックの衣類も交換しておきましょう。

 

防災グッズの保管場所や使い方を共有しておく

防災リュックや食料のストックの保管場所は、家族で共有しておきましょう。

 

また、携帯トイレや携帯ラジオなど、普段使わない防災グッズの使い方も家族で知っておくと、いざというときに安心です。

避難が長期化したときに役立つ自宅保管用のグッズもご紹介

避難が長期化すると、避難時すぐに持ち出すグッズとは別に、着替えなど必要な物を自宅に取りに帰る場合があります。

 

また、家屋に大きな被害がない場合は、自宅で避難する「在宅避難」が推奨されています。

 

ここでは、避難が長期化した場合に役立つグッズをご紹介します。

 

調理グッズ

カセットコンロ・ガスボンベは災害時に大変役立ちます。

調理だけでなく煮沸消毒をしたり、お風呂代わりにお湯に浸したタオルで体を拭いたり、いろいろと使えるので1つ持っておくと便利です。

 

他にもラップをお皿の上に敷いたり、クッキングシートをフライパンの上に敷いたりすると、洗い物が減らせます。

 

お皿や箸も使い捨てを常備しておくと、水を使わずに済みます。

 

湯煎調理が可能なポリ袋があると、鍋を汚さずに米を炊いたり、複数の調理をまとめて1つの鍋で済ませたりすることもできますよ。

 

ウォータータンク

断水になると、給水車からの配給を待つことになるので、ウォータータンクを用意しておきましょう。

 

キャンプ用のタンクは持ち手がしっかりしていて、女性でも運びやすいタイプがありますよ。

 

ウォーターサーバーがある家庭では、災害時の備蓄水として活用できます。

下記のコラムでもご紹介していますので、ぜひご参考くださいね。

省エネ効果抜群!?ウォーターサーバーのメリットを解説

 

ライト

停電が長引く場合の照明器具として活躍します。

LEDランタンは明るさと電池の持ちが良いのでおすすめです。

 

お菓子・飲み物

避難が長期化すると、ストレスが溜まりやすくなります。

 

自分の好きなお菓子や、コーヒー、紅茶といった嗜好品を自宅にストックしておけば、ストレス解消に役立ちますよ。

 

調理グッズやライトなどはキャンプグッズでも代用できます。

下記のコラムでもご紹介していますので、あわせてご覧くださいね。

防災グッズとして使えるキャンプ用品とは?もしもの時に備えよう!

そのほか地震に備えて行いたいこともチェック

持ち物以外に、地震に備えておきたい対策もチェックしておきましょう。

 

身の安全を守る対策

地震が起きたときに安全を確保するためにも、以下の対策を取っておきましょう。

 

家具を固定する

・ガラスに飛散防止フィルムを貼る

・開き扉が開かないように掛けがねを付ける

・棚の上に重たい物を置かない

・避難経路に物を置かない

・靴、懐中電灯、ヘルメットを枕元に置いておく

・家や塀の耐震診断を受けて、必要であれば補強する

 

火災を防ぐ対策

地震による火災を防ぐために、消火器や火災報知器がきちんと作動するか、定期的に点検しておくと安心です。

 

また、停電した場合は復旧後に電化製品による火災が発生する可能性があります。

 

特にドライヤーなどの発熱する電化製品はコンセントから電源プラグを抜き、避難する際はブレーカーを落とすようにしてください。

 

停電したときの対処法は、下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧くださいね。

停電になったらやることとは?注意点や復旧後やることも紹介

 

スムーズに避難するための対策

地震が発生したときの家族との安否確認の方法や、役割分担を決めておきましょう。

 

また、自治体の防災マップなどを参考に、避難所・避難場所までの避難経路や災害時の危険な場所を把握しておくと、落ち着いて避難ができます。

 

日頃からテレビ、新聞、インターネットなどで情報を集めて、災害時に役立つ知識を身に着けておくのも良い対策です。

 

安否確認のための「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用伝言板(web171)」は毎月1日、15日や防災週間(8月30日~9月5日)などで体験利用が可能ですので、利用の手順を確認しておくと良いでしょう。

地震が起きたら事前に準備した持ち物を持って、落ち着いて避難しよう

地震が起きたときに避難する際の持ち物は家庭によって異なります。

 

持ち物リストを参考に、自分に必要な物を準備して災害に備えておきましょう。

 

・地震が起きたときに持ち出す物は、「水・食料」「身を守るグッズ」「衣類・タオル」などがありますが、乳幼児や高齢者がいる家庭ではミルクやおむつなど追加で必要な物があります。

 

・災害用の持ち物はきちんと使えるように、ローリングストックしたり、定期的に点検したりすることが大切です。

 

・地震に備えて日頃から家具を固定する、消火器や火災報知器の点検をする、避難経路を確認する、といった対策も取っておきましょう。

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