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ガスボンベの捨て方をご紹介!注意したいポイントも確認
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使い終わったガスボンベを捨てるとき、捨て方に不安があったり、捨て方がよくわからずつい溜めてしまっていませんか?
ガスボンベの捨て方は自治体によって違うこともあるようなので、しっかり確認しておきたいですよね。
今回はガスボンベの捨て方について解説します。
具体的な方法や注意すべきポイントなども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ガスボンベの一般的な捨て方をご紹介!
ガスボンベは「カセットボンベ」と呼ばれることもありますが、どちらも同じものを指しています。
使用後のガスボンベの捨て方は、お住まいの自治体によって異なります。
捨てる方法は2つありますので、それぞれ確認してみましょう。
1.ガスボンベに穴を開けずに捨てる方法
2.ガスボンベに穴を開けて捨てる方法
まずは、2つの方法に共通する下準備を紹介します。
【下準備】ガスボンベの中身を抜く
ガスボンベの穴を開ける・開けないにかかわらず、一般的に中身は抜いておく必要があります。
ガスボンベをカセットコンロで使う場合、ヒートパネルと呼ばれる容器加温装置がカセットコンロに搭載されているため、最後までガスボンベを使い切ることができます。
カセットコンロ以外で使った場合、缶を振って「シャカシャカ」と音がするときには、まだ中身が残っているので、以下の方法でガスボンベの中身を抜きましょう。
下準備1. 屋外の火気がない場所へ移動する
火気のない、安全な屋外へ移動します。
ガスが充満するのを防ぐため、必ず風通しの良いところで行います。
この時点で、ガスボンベの中身がほぼ空の状態になっていることを確認しておきましょう。
中身が残っている場合は、中身を使い切る作業を行います。
下準備2. 先端を地面に向けてガスを抜く
ガスボンベのキャップを外し、先端を地面に押し付けて中身を抜き切ります。
下準備3. 中身が空になっていることを確認する
缶を振ると「シャカシャカ」と音がする場合はまだガスが残っている状態です。
音がしなくなったらガスが抜けているという目安になります。
①ガスボンベに穴を開けずに捨てる方法
ガスボンベに穴を開ける際の事故防止のため、ガスボンベに穴を開けずに捨てることを求めている自治体も増えてきています。
穴を開けずに捨てる場合の手順の確認をしましょう。
平成29年7月からスプレー缶類の排出ルールを変更しました
スプレー缶・カセットボンベの穴あけによる火災事故やごみ収集車両火災事故の防止のため、スプレー缶類の排出ルールを変更しました。
ルール変更実施日
平成29年7月1日から
出し方の変更点
スプレー缶・カセットボンベを出す日が変わりました。
「スプレー缶類の日」が「燃やせるごみの日」と同じ週2回になりました。
※「燃やせないごみの日」には出せません。
スプレー缶・カセットボンベの出し方が変わりました。
・中身を使い切って
・穴をあけずに
・透明または半透明の袋に入れ(無料)
ごみステーションにお出しください。
※「燃やせるごみ」の黄色の指定ごみ袋(有料)には決して入れないでください。
※できるだけ一度に出す量を少なくしてください。
札幌市ホームページ :「スプレー缶・カセットボンベの排出ルールを変更しました(平成29年7月から)より」
札幌市では、火災事故防止のため、ガスボンベやスプレー缶に穴を開けずに捨てる方法で回収が行われています。
「カセットボンベ」とありますが、ガスボンベと同じものを指します。
燃やせるごみの日に、中身を使い切って、穴を開けないで指定ゴミ袋とは別の透明または半透明の袋に入れてごみステーションに出しましょう。
中身が残っている場合は、地域リサイクルセンター等で引き取りをしている自治体もあります。
自分で処理をするのが難しい場合は、問い合わせをしてみましょう。
札幌市の場合は、各清掃事務所、消防署(出張所)、地区リサイクルセンターで引き取りをしており、持ち込みが可能です。
②ガスボンベに穴を開けて捨てる方法
ガスボンベに穴を開けて捨てる場合、ガスボンベの中身は必ず空にした状態で行ってください。
ガスボンベの穴を開けるには、ガスの穴開け専用の道具で穴を開けます。
道具はホームセンターなどで手に入れることができますが、缶切りや千枚通しなどでも代用できます。
また、ガスボンベやスプレー缶には「ガス抜きキャップ」が装着されていることが多いので、缶に記載されている注意事項を確認して作業を行なってください。
ガスボンベの捨て方で注意したいポイント
ガスボンベを捨てる際は、注意しておくべきポイントがあります。
正しく扱わないと危険を伴いますので、十分注意しましょう。
室内でガス抜きをしない
室内、特に火を扱うキッチンでガス抜きをするのは大変危険です。
必ず風通しの良い屋外で行うようにしましょう。
ガスボンベの中身を出す作業は風下に向けて行うようにし、周囲には十分配慮した上で行なってください。
車が近くにある場所でガス抜きをしない
車やバイクなど、ガソリンを扱うものの近くでガス抜きをすると引火の恐れがあります。
風通しが良く、近くに危険なものがないかの確認が必要です。
中身が残っている状態で穴を開けない
ガスボンベのガス抜きをする際は、中身が空になっているのを確認しましょう。
缶を振って「シャカシャカ」と液体音がする場合は、中身がまだ残っています。
ガスが多く残っていると引火の可能性があり大変危険です。
使用期限を守る
ガスボンベには製造から7年と使用期限があります。
ガスボンベが劣化してくると、サビの発生や変形してくる場合があります。
期限切れの古いガスボンベは使用せず、自治体の指示に従って破棄するようにしましょう。
自治体以外でもガスボンベは捨てられる?未使用の場合は?
ガスボンベは自治体の回収以外でも処分することができます。
ここでは、処分方法の例を2つ紹介します。
不用品回収業者に依頼する
ガスボンベを処分する場合、不用品回収業者に依頼することもできます。
ガスボンベのガス抜きをするのが不安な場合や大量にある場合、古くてサビが出ている場合に専門の業者が安全に処分してくれます。
回収料金は業者によって様々ですが、200円〜1,000円前後の場合が多いようです。
リサイクルショップを利用する
未使用のガスボンベの場合は、リサイクルショップを利用することも可能です。
処分予定のものが買取してもらえるのは嬉しいポイントですね。
不要なガスボンベで使っていないものがあればぜひ検討してみましょう。
そのほかのゴミの分別や処分方法については「ゴミ分別が省エネに繋がる理由。家庭で出来るゴミ分別のポイント」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてお読みください!
ガスボンベの捨て方は地域のルールを確認しよう
ガスボンベの捨て方は、各自治体によって回収方法が異なります。
地域のルールを確認し、安全に捨てるようにしましょう。
・ガスボンベは、ガスボンベに穴を開けて捨てる方法と、穴を開けずに捨てる方法があり、自治体によって異なります。
ガスの中身は、屋外で火気がなく風通しの良い場所で、先端を地面に向けてガスを抜きます。
中身が空になったら、自治体の指定の方法で処理をしましょう。
・ガスボンベを捨てる上での注意としては、室内でガスを抜かないこと、車の近くでガスを抜かないこと、中身が残っているまま穴を開けないこと、使用期限を守ることが挙げられます。
札幌市の場合は、中身が残っている場合は消防署などへ持ち込みが可能です。
・自治体の回収で処分する以外にも、不用品回収業者が回収を行っている場合があります。
捨て方に不安がある場合には回収してもらうのも一つの方法です。
また、未使用であればリサイクルショップで買い取ってもらえることもあります。