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暖房の試運転は重要!必要性や詳しい方法をご紹介
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暖房が必要となったときにそのシーズンで初めて暖房をつける、という人は多いのではないでしょうか。
ただ、「寒くなったからつけたのに、故障していて使えない!」というケースも意外と多いのです。
そのため暖房は、本格的に寒くなる前に試運転をしておくことが大切です。
今回は暖房の試運転の必要性や、試運転の方法について紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
暖房の試運転は重要!その理由とは
暖房の試運転が重要な理由は、寒くなった日にきちんと暖房を使えるようにするためです。
暖房を久しぶりにつけたら、調子が悪かったり、故障していたりすると困りますよね。
寒くなった日に急に使い始めるご家庭は多いため、修理業者への相談件数も通常より多くなり、相談窓口や修理業者の対応が遅くなってしまうことも。
寒い中、暖房なしで過ごすのは、とても大変ですよね。
高齢の方や小さい子どもがいる家庭には特に厳しい状況となります。
急な買い替えになってしまうと、じっくりと商品を選ぶ時間も取れず、価格やスペックに十分納得できないまま購入せざるを得ない可能性も。
そのため、寒い時期にスムーズに暖房を使えるようにするために、暖房の試運転は本格的に寒くなる前に行っておくことが大切なんです。
暖房の試運転をしよう!各暖房器具の方法もチェック
暖房の試運転をする際は、暖房器具ごとにチェックする項目も違ってきます。
それぞれの暖房器具の試運転のおおまかな手順を見てみましょう。
なお、試運転の際は、どの暖房器具でも設定温度を高めにして行いましょう。
設定温度が低いと、室内の温度がすぐに設定温度に到達してしまい、試運転中に運転を停止してしまい、チェックが不十分になります。
エアコン
エアコンの試運転は以下の手順で行います。
- エアコンの電源を入れる
- 暖房モードにして30℃(室内の温度より高い温度)で30分程度運転する
エアコンの試運転中には、以下の項目をチェックしましょう。
- リモコンでの各操作が問題なく行えるか
- リモコンの電池切れや液晶の見えづらさはないか
- 暖かい風が出ているか
- 異臭や異音がしていないか
- 室内機での水漏れはないか
- カビは生えていないか
- リモコン・本体のエラー表示や異常を示すランプ表示がないか
エアコンの試運転では室外機のチェックも必要です。
室外機ファンの近くや上にものを置いていないか、排水ホースに詰まりはないか、下向きになっているかの確認をしておきましょう。
セントラルヒーティング
電源を入れ、設定温度を高めに設定し「温風が出ること」「パネルヒーター・床暖が暖まること」を確認します。
ファンコンベクターの場合は温水プラグが温水コンセントにきちんと接続されているか確認をしましょう。
パネルヒーターの場合は、「温まりにムラがないか」「パネルヒーター本体や接続部などから不凍液や水が漏れていないか」を確認します。
床暖房の場合は、立ち上がりに時間がかかるので、長めに運転させて暖まるかの確認を行いましょう。
ガスストーブ
まずは、コンセントプラグがきちんと差し込まれているかと、灯油・ガスの元栓が開いているかをチェック。
試運転では、設定温度を高めにし、吹き出し口から温風が出るかを確認します。
エラー表示が出ていないかや、異音や異臭がないかの確認をしましょう。
暖房の試運転とともに掃除もしよう!
数ヶ月使っていない暖房器はホコリがたまっていたり、汚れが残っていたりするので、使う前に一度お手入れをしておくと気持ちよく使い始めることができますよ。
ここでは、各暖房ごとに掃除方法を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
エアコン
エアコンの場合は、異常があった際には修理が必要になるので、掃除の前に試運転をする方が良いとされています。
家庭で掃除をする際には、フィルターなど外して洗浄できるものは家庭で洗浄をしておきましょう。
拭き掃除など掃除をする場合は、電源が入っていない状態で行うと安全です。
それ以外のパーツの洗浄は故障の原因となってしまう場合もあるので専門業者へ依頼をし、クリーニングをすると安心です。
セントラルヒーティング
フィルターにホコリがたまっている場合は、電源が入っていないのを確認し、フィルターを取り外して掃除機でホコリを取り除きましょう。
外側の汚れは中性洗剤を薄めたもので拭いてから、固く絞った布で水拭きをしましょう。
ガスストーブ
試運転の前に、温風の吹き出し口の埃の拭き取りや、背面フィルターのホコリの掃除を掃除機などできれいにしておきましょう。
暖房は試運転をしてから冬を迎えると安心
寒い時期になってから、暖房の故障に気づいた場合、問い合わせから修理まで時間がかかってしまうことがあります。
寒くなる前に一度試運転をしておくと、万が一修理や買い替えが必要になっても余裕を持って準備をすることができますね。
- 寒くなってから暖房を久しぶりにつけて、調子が悪いと気づいたら修理や買い替えまでの間は暖房が使えないことになります。そうならないためにも、早めに試運転を行うことが大切です。
- 試運転をする際は、どの暖房器具でも、設定温度を高めにして、30分ほど動かしてみましょう。
しっかり暖まっているか、エラー表示が出ていないか、異臭・異音がしないかなどの基本的な確認を行うと同時に、エアコンの場合は水漏れやカビの発生はないか。セントラルヒーティングは、温水プラグの接続の確認や不凍液や水漏れの確認、ガスストーブは、作動前にコンセントが抜けかけていないか、灯油・ガスの元栓が開いているかの確認も行います。
- 点検をする際は、一緒に掃除をしておくと気持ちよく使い始めることができます。
エアコンは試運転で異常がないと確認してから掃除をします。フィルターなど家庭で取り外し洗浄ができるものはしておきましょう。それ以外の清掃が必要な場合には、専門業者へクリーニングを依頼します。
セントラルヒーティングの場合は、試運転前に掃除を行いましょう。
フィルターを外してホコリを掃除機などできれいにしておきます。
ガスストーブの場合も試運転前に吹き出し口・背面フィルターのホコリをきれいにしておきましょう。