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クールビズとは?内容や効果、具体的な取り組み方をわかりやすく!
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今年も暑さが気になる時期になりましたね。
今では夏のスタイルの定番にもなっているクールビズ。
しかし、クールビスの詳細については良くわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回はクールビズとは何かということから、詳しい取り組み内容や、背景、注意点まで詳しく解説していきます。
これからの季節にぜひお役立てくださいね。
クールビズとは?わかりやすく解説!
クールビズは、適切な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくことで、多様で柔軟な働き方にも資する省エネ・省CO2を図るものです。
昨年同様、地域による気候の違い等を踏まえ、全国一律の実施期間の設定は行いませんので、各地域の状況、日々の気温、それぞれのワークスタイルや仕事環境等に応じて、適正な温度での空調使用と各自の判断による快適で働きやすい軽装に取り組んでいただくようお願いします。
環境省ホームページ「令和4年度クールビズについて」より
昨年より、明確な実施期間が設けられなくなったクールビズですが、積極的な取り組みは変わらずに行われます。
改めてクールビズについて詳しく確認してみましょう。
クールビズとは
クールビズとは過度な冷房に頼らず、さまざまな工夫をして快適に過ごすライフスタイルのことです。
適切な温度に調節し、快適に働きやすい軽装をするなどの取り組みで、省エネ・省CO2を図り、脱炭素社会づくりを目指します。
環境省によると適切な室温は28℃を目安としていますが、必ず28℃でなければいけない訳ではなく、日当たりや建物の環境、室内にいる人の体調を考慮し、柔軟に取り組むことが推進されています。
冷房の設定温度を下げることで節約になるほか、節電とCO2を削減する効果も期待できます。
脱炭素社会の実現を目指しながらも、室内外の寒暖差が少なくなることで崩れやすいホルモンバランスを保ちやすくし、汗を適度にかくことで健康にも繋がる取り組みとされています。
開始された背景と今
環境省により、2005年から夏の環境対策の1つとして実施された取り組みであるクールビズ。
それまでのビジネスシーンでは、夏の暑い日でもジャケットにネクタイのスーツ姿が当たり前とされており、その為オフィスの冷房の設定温度も低くされているところが多くありました。
そのような中、環境省より地球温暖化対策の一環としてクールビズが行われるようになりました。
現在では日本百貨店協会や日本チェーンストア協会、日本フランチャイズチェーン協会など、全国的に多くの企業で実施されています。
実施期間
以前は、5月1日から9月30日までをクールビズの実施期間としてきました。
しかし、2021年よりコロナ禍での働き方の多様化や、地域によって季節外れの暑い日の増加など、地域による気候の違い等を考慮して、全国一律の実施期間の設定は行わなくなりました。
実施期間の設定はなくなりますが、地域に合わせたクールビズの取り組みは継続して行われます。
クールビズの具体的な服装や社会におけるマナーもチェック
クールビズの服装は本来のビジネスシーンにおけるマナーとは別物です。
営業職など、社外の人と会う場合には注意が必要な場合もありますので、詳しくチェックしてみましょう。
クールビズの服装
基本的にはノーネクタイ、ノージャケット、半袖シャツなど、ビジネスシーンに相応しいスタイルを保ちながらも涼しく感じられる素材を使用することが推奨されています。
また、クールビズよりさらに軽装の強化を図った「スーパークールビズ」では、ポロシャツやアロハシャツなども活用します。
さらには短パンやチノパン、足元はスニーカーもOKとなります。
クールビズでの注意したいマナー
クールビズやスーパークールビズを取り入れる際に気をつけたいのが、ビジネスシーンにおいてのマナーです。
クールビズはあくまでオフィス内での取り組みであり、社外の人には通用しないケースもあります。
特に営業職などではジャケットやネクタイの着用が必要な場合があるので、注意が必要です。
ネクタイは社外に出る時だけ身につけられるよう準備しておいたり、薄手のジャケットを選ぶようにしたりすれば、臨機応変に対応できますね。
オフィス内でのマナーとしては、シャツの下に着るインナーに注意。
男性は襟元から見えないものを選んだり、女性は透けないものを選んだりと、相手に不快感を与えない工夫が必要です。
女性はどんなに暑くても過度な露出はNG。
企業にもよりますが、基本的には膝下丈のスカートやストッキングの着用はマナーと捉えられています。
それをを意識したうえで、服装を選びましょう。
その場に合った服装で、できる範囲でのクールビズを取り入れることが大切ですね。
クールビズは服装以外にも取り組める!様々な事例も紹介

クールビズの取り組みでできることは服装を軽装にするだけではありません。
快適に過ごせる環境を整えることが大切です。
ここでは服装以外での取り組みの例を紹介していきます。
グリーンカーテン
強い日差しを受けた地面や壁は熱を発し、さらに暑さを感じてしまう原因に。
そこで最近取り入れられているのが、窓の近くや室外機周りなどでゴーヤや朝顔などの植物を育てるグリーンカーテン。
グリーンカーテンには建物への直射日光を防ぐ効果があります。
すだれやよしずでも同じ目的で使われますが、すだれの遮蔽率が50〜60%に対して、葉の十分に茂ったグリーンカーテンでは約80%と言われています。
グリーンカーテンを使用することで、壁や窓への日差しを遮り、地面の放射熱も緩和することで、体感的にも涼しく感じることができるようになりますよ。
おすすめはグリーンカーテンですが、断熱シートやブラインドなどでも代用できます。
家庭でも取り入れやすく冷房代の節約にも繋がるのでぜひ試してみてくださいね。
勤務時間を朝型にする
勤務時間を朝型にすることで残業時間を減らし、照明やOA機器などに使用する電力消費量を下げる効果があります。
また、気温が上がり切らない午前中から勤務をすることで、冷房の稼働時間を短くすることができどちらも省エネに繋がります。
使わない機器の電源を切る
パソコンやコピー機などのOA機器は電源が入っているだけで本体から熱を発してしまうものもあります。
オフィス内には何台ものOA機器があるためこの熱で冷房の効きにも影響が出てしまうことも。
省エネモードがある場合は使用するのがおすすめ。
できるだけ使っていない機器の電源は切ることで節電にもつながり、効率的に冷房の効果を得ることができるようになります。
冷感グッズの使用
最近はオフィス内でも使用できる冷感グッズが充実しています。
団扇や扇子の他にも、デスクに置ける小型扇風機や、冷感の座面シート、冷感のアームカバーなど、自分に合ったものを使用して暑さを乗り切る工夫ができると良いですね。
クールビズとは省エネと快適さを両立させる取り組みのこと
クールビズとは、冷房を過度に使いすぎず、軽装にすることなどで、省エネやCO2削減を目的とした取り組みのことです。
以前は明確な実施期間がありましたが、昨年から地域の気温や湿度など環境に合わせて空調管理と軽装に取り組むことが求められています。
・具体的なクールビズの服装は、半袖シャツにノーネクタイ、ノージャケットが基本です。スーパークールビズではこれに加え、ポロシャツやアロハシャツ、スニーカーなどが取り入れることができるようになります。
・クールビズは基本的には各企業が取り入れた社内での取り組みであるので、社外の人と会う時にはある程度のビジネスマナーが必要です。
ビジネスシーンに相応しい服装を心がけ、必要であれば薄手のジャケットやネクタイを用意しておくと安心です。
・服装以外にも、グリーンカーテンを取り入れる、勤務時間を朝型にする、使わないOA機器の電源を切る、冷感グッズを使用するなどをして、冷房の稼働を抑えることでクールビズへの取り組みを行うこともできます。