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鍋の焦げの落とし方を解説!注意点や正しい使い方もご紹介

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日々の調理道具として欠かせない鍋。

 

しかし、調理中の火力が強すぎたり、油の量が少なかったりすると鍋を焦がしてしまうことも。

 

焦げを放置しておくと、さらに焦げ付きやすくなって調理しづらくなってしまいます。

 

そこで今回は、鍋の焦げを落とす方法を素材別にご紹介します。

焦げを落とす際の注意点や、焦げ付きにくくするポイントなど、ぜひ参考にしてみてくださいね

鍋の焦げの落とし方を鍋の素材別にご紹介!

鍋の素材は主に「ステンレス」「鉄」「ホーロー」「アルミ」「銅」「土」「ガラス」「フッ素樹脂加工」があります。

 

鍋の焦げを落とす方法は、主に「重曹」「酢(クエン酸)」「水」「空焚き」「天日干し」がありますが、素材によっては適さない方法もあります。

 

それでは、鍋の素材別に適した方法を詳しく見ていきましょう。

 

①ステンレス鍋

さびに強く、保温性が高いステンレス鍋の焦げは、重曹と酢(クエン酸)がおすすめです。

 

重曹は肉や油などの酸性の焦げ、酢(クエン酸)は野菜などのアルカリ性の焦げに効果的です。

 

ステンレス鍋の焦げを落とす際は、クレンザーやスチールたわしなど、研磨効果のある製品が使用できます。

 

重曹で焦げを落とす方法

重曹で落とす場合の手順は以下のとおりです。

1.焦げの部分が浸るまで鍋に水を入れる

2.水200mlに対して大さじ1の割合で重曹を入れる

3、鍋を弱火にかけ、沸騰したら10分ほど加熱する

4、火を止めて、半日ほど放置する

5、スポンジでこすって焦げを落とす

 

重曹を使う際は、火力と時間に注意しましょう。

強火で長時間加熱すると、重曹水が冷めたときに炭酸塩が鍋に付着する可能性があります。

 

また、なかなか落ちない頑固な焦げには、重曹パックがおすすめです。

 

重曹:水=2:1の割合でペースト状にしたものを焦げ部分に塗って、上からラップで密着させて1時間ほど放置します。

その後、スポンジなどでこすって洗い流します。

 

「焦げが一部だけ残ってしまった」「鍋の裏の焦げを落としたい」というときに便利ですよ。

 

酢(クエン酸)で焦げを落とす方法

酢(クエン酸)で落とす場合の手順は基本的に重曹と同じですが、加熱後放置する必要はありません。

 

加熱が終わったらお湯を捨て、スポンジでこすって焦げを落としてください。

 

水に入れる量は、酢が水200mlに対して大さじ1、クエン酸は水200mlに対して小さじ1です。

 

酢はツンとする臭いとべたつきが残りやすいので、しっかり水洗いをしてください。

 

クエン酸は手が荒れる可能性があるので、スポンジでこする際はゴム手袋などを使うのがおすすめです。

 

②鉄鍋

鉄鍋は丈夫で耐久性があり、中華料理など強い火力が必要な料理に適しています。

 

水に濡れるとさびやすい性質があるため、焦げは空焚きで炭化させて落とすのがおすすめです。

 

鉄鍋の焦げを落とす手順は以下のとおりです。

1、鉄鍋をそのまま火にかけ、煙が出るまで強火で空焚きする

2、鉄鍋が冷めたら金たわしや金属のヘラで焦げをこそげ落とす

3、落ちた焦げなどを水で洗い流し、火にかけて水分を飛ばす

4、食用油を鍋の表面にまんべんなく塗り、空焚きして油をなじませる

 

鉄は丈夫な素材なので、金たわしや金属ヘラでゴシゴシこすっても問題ありません。

 

ただし、空焚きが使えるのは鉄鍋のみです。

他の素材の鍋やフッ素樹脂加工された鉄鍋は、変形やひび割れのおそれがあるので空焚きしないようにしてくださいね。

 

③ホーロー鍋

ホーロー鍋は、鉄などの金属製の材質の表面にガラス質をコーティングした素材でできています。

 

保温性が高く煮込み料理などに適していますが、表面がガラス質のため傷が付きやすいです。

 

ホーロー鍋の焦げは、重曹か酢(クエン酸)を使って柔らかいスポンジで落としましょう。

傷の原因となりますので、研磨剤や金たわしなどは控えてくださいね。

 

④アルミ鍋

軽くてさびにくいアルミ鍋の焦げ落としには、酢(クエン酸)がおすすめです。

 

重曹はアルカリ性のため鍋が変色する原因となりますので、使わないようにしましょう。

 

⑤銅鍋

銅鍋は熱伝導が良く、素早く均等に熱が伝わります。

 

アルミ鍋と同様に変色してしまうため、重曹などアルカリ性のものはNGです。

 

銅鍋の焦げ落としは水のみがおすすめです。

手順は以下のとおりです。

1、銅鍋に水を入れ沸騰させ、10~15分ほど加熱する

2、半日ほど放置する

3、柔らかいスポンジなどで焦げをこすって落とす

 

銅は柔らかい素材で傷が付きやすいため、スポンジなどは柔らかいものを使用してください。

 

⑥土鍋

ご飯を炊いたり、温かい鍋料理で活躍する土鍋。

 

焦げを落とすなら重曹か酢(クエン酸)がおすすめです。

傷が付きやすいので、柔らかいスポンジなどで優しくこすってくださいね。

 

土鍋を洗う際は、洗剤につけ置きするのはやめましょう。

土鍋の表面には小さな穴がたくさんあるので、洗剤がしみ込んでしまうからです。

 

洗剤を使う場合は少量でさっと洗う程度にしてください。

 

⑦ガラス鍋

耐熱ガラスでできたガラス鍋は、酸、アルカリ、塩分に強いのが特徴。

作った料理を鍋のまま保存できるのが便利なポイントです。

 

ガラス鍋は土鍋と同様に、重曹か酢(クエン酸)で焦げを落とせます。

 

こちらも傷が付きやすいので、こするときは柔らかいスポンジなどを使用してくださいね。

 

⑧フッ素樹脂加工鍋

鍋の表面に加工が施されており、焦げや食材のこびりつきを防いでくれるフッ素樹脂加工鍋。

焦げ付いてしまった場合は、水で落とすのがおすすめです。

 

強火に弱い素材のため、沸騰させる際の火力は中火で。

金たわしなどでゴシゴシこすると表面の加工が取れてしまいますので、柔らかいスポンジなどを使ってくださいね。

 

上記の方法でも焦げが落ちなかった場合は、天日干しするのも一つの方法です。

 

日当たりの良い場所で鍋の焦げに日光が当たるように置き、1週間ほど放置したら割りばしや木べらでこすります。

 

天日干しはどの素材の鍋でも可能なので、ぜひ参考にしてくださいね。

鍋の焦げの落とし方には注意点もある!

鍋の焦げを落とす際は、こするときに使うアイテムに注意してください。

 

先述のとおり、鉄鍋は傷が付きにくいので金たわしや金属ヘラなどでこすっても構いません。

ステンレス鍋・アルミ鍋はナイロンたわしやクレンザーなど、研磨効果のあるアイテムが使えます。

 

上記以外の鍋は柔らかいスポンジやゴムベラなど、傷が付きにくい素材を選ぶと良いでしょう。

 

メラミンスポンジは汚れを落としやすく便利なアイテムですが、傷が付きやすいので目立たない部分で試してから使用してください。

 

また、土鍋とガラス鍋は急な温度変化に弱く、ひび割れや破損の原因になりますので、熱くなった鍋に冷水をかけないようにしてくださいね。

 

再度お伝えしますが、アルミ鍋・銅鍋に重曹などアルカリ性のものは変色の原因となりますので使わないようにしましょう。

鍋に焦げを付けないように!正しい調理法もチェック

鍋は強い火力のまま長時間使用すると、こげ付きやすくなります。

 

調理方法に「強火」と書いてあっても、使用している鍋の素材やコンロによって、熱の伝わり方は異なるため、こげ付きの原因となってしまうことがあるのです。

鍋が焦げ付いてしまう原因は主に「火力が強い」「油の量が少ない」の2つです。

 

強火で長時間火にかけると焦げ付きやすくなるので、レシピにもよりますが調理中の火力はなるべく弱火・中火にしておきましょう。

 

鍋底を定期的にかき混ぜて、底の食材が焦げ付くのを防ぐのも大切なポイント。

 

また、鍋の素材や食材の量に見合った油の量が足りないと、食材が鍋に引っ付いて焦げ付きやすくなります。

 

鍋を十分に温めてから適量の油を引くことで、食材が鍋に付きにくくなりますよ。

その他にも、油汚れなどをきちんとを落とさないまま使い続けると、焦げ付く原因になります。

 

油汚れの落とし方のコツは?軽い汚れとひどい汚れそれぞれの掃除方法」で、油汚れの落とし方について詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。

 

フッ素樹脂加工鍋など、焦げ付きにくい鍋を使うのも一つの方法ですよ。

鍋の焦げの落とし方は、素材に適した方法で!

鍋の焦げは、鍋の素材によって適した方法が異なります。

日頃の調理で焦げを付きにくくする方法もありますので、ぜひ実践してみてくださいね。

 

・鍋の素材は主に「ステンレス」「鉄」「ホーロー」「アルミ」「銅」「土」「ガラス」「フッ素樹脂加工」があります。鍋の焦げを落とす方法は、主に「重曹」「酢(クエン酸)」「水」「空焚き」「天日干し」の5つです。鍋の素材に合わせて、適切な方法を選びましょう。

 

・鍋の焦げを落とす際に気を付けるポイントは、「傷が付きやすい素材では柔らかいスポンジなどを使う」「温まった土鍋・ガラス鍋に冷水をかけない」「アルミ鍋・銅鍋に重曹(アルカリ性のもの)を使わない」などです。

 

・鍋が焦げ付きにくくなる方法として、「強火で長時間火にかけない」「鍋底を定期的にかき混ぜる」「鍋の素材・食材の量に合った油を引く」「鍋の汚れをきちんと落とす」「焦げ付きにくい加工がされた鍋を使う」などが挙げられます。

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