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再生可能エネルギーとは?わかりやすく解説!

北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!

 

近年耳にする機会が増えてきた「再生可能エネルギー」。

「何となくエコなイメージがあるけど、具体的にどのエネルギーのことだろう」と思う方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、再生可能エネルギーがどのようなものなのか、その種類やメリット・デメリットなどをご紹介します!

再生可能エネルギーとは?わかりやすくご紹介!

太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源です。

再生可能エネルギーとは、「枯渇しない」「温室効果ガスを排出しない」「自然界に常に存在する」エネルギーのこと。

具体的には、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどを指します。

 

現在、主なエネルギー源となっている石炭や石油といった化石燃料は有限であり、地球温暖化の原因になるといわれている温室効果ガスの排出も問題になっています。

 

その代替エネルギーとして導入が進められているのが、再生可能エネルギーです。

 

再生可能エネルギーの種類とその特徴をご紹介します。

 

太陽光発電

太陽光発電は、太陽光を太陽電池(半導体素子)に当てて発電する方法です。

 

屋根や外壁、空き地など未利用スペースに設置が可能で場所を選ばないため、送電設備のない農地や山岳部などの電源に活用できます。

また、災害時の非常用電源としても使われています。

 

地熱発電

地熱発電は、地中深くから取り出した蒸気で直接タービンを回し、発電する方法です。

昼夜を問わず安定して発電が可能、発電後の蒸気・熱水を再利用できるといったメリットがあります。

 

水力発電

水力発電は、水が落下する際のエネルギーで風車を回して発電する方法です。

発電所を設置すれば数十年の発電が可能で、安定した電気の供給ができます。

 

風力発電

風力発電は、風の力で風車を回し発電する方法です。

 

エネルギーの変換効率が良く、大規模に発電できれば発電コストが火力並みに抑えられます。

陸上だけでなく洋上にも設置が可能で、風があれば夜間も発電できます。

 

バイオマス発電

バイオマス発電は、「バイオマス」と呼ばれる家畜の糞尿や木材などの生物資源を燃やす(※)、ガス化するなどして発電する方法です。

 

稲のわらや家畜の排泄物など農山漁村にある廃棄物、家庭から出る生ゴミなどを利用することで、環境の改善も期待できます。

 

※光合成によりCO2を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しないものとされています。

 

太陽熱利用

太陽熱利用は、太陽熱エネルギーを太陽集熱器に集めて、温水や温風を作って給湯や冷暖房などに利用する方法です。

エネルギー効率が高く、構造がシンプルなのでメンテナンスも簡単です。

 

雪氷熱利用

雪氷熱利用は、冬の間に雪や氷を保管して、冷熱源が必要な時期に冷房や食品の冷蔵などに利用する方法です。

寒冷地のみに有効なエネルギーですが、これまで費用をかけて撤去していた雪や氷を有効活用できます。

 

地中熱利用

地中熱利用は、外気と地中の温度差を利用する方法です。

 

地下10m〜15mの地中の温度は年間を通して一定の温度が保たれており、夏場は外気より低く、冬場は外気より温かくなります。

この温度差を利用して空調・給湯設備などのエネルギー供給源として活用されています。

 

温度差熱利用

温度差熱利用は、地中熱と同様に外気と水の温度差を利用する方法です。

 

河川や地下水は、夏場は外気より温度が低く、冬場は外気より温度が高くなります。

水の温度差をヒートポンプを用いて利用することで、夏場は冷房、冬場は暖房・給湯などに活用します。

再生可能エネルギーのメリット・デメリット

再生可能エネルギーのメリット・デメリットについて、それぞれご紹介します。

 

メリット

再生可能エネルギーのメリットは、以下のようなものが挙げられます。

 

エネルギー源の永続的な利用

再生可能エネルギーは自然界に存在し、枯渇しないものをエネルギー源としています。

そのため、石油や石炭のような限りある資源のように使えなくなる心配がありません。

 

エネルギー自給率の向上

資源エネルギー庁のデータによると、日本のエネルギー自給率は2020年度で11.3%。

 

石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料が約80%を占めており、そのほとんどを海外からの輸入に依存しています。

国内での再生可能エネルギーの割合が増えれば、エネルギー自給率の向上が期待できます。

 

温室効果ガスの削減

発電の大部分を占める火力発電は、発電時に多くの温室効果を排出します。

発電方法が再生可能エネルギーによるものに代わることで、温室効果ガスの排出量削減が望めます。

 

新たな産業や雇用の創出

再生可能エネルギーの割合が増えることで新たな産業が生まれ、設備投資や雇用など経済の発展につながります。

 

デメリット

再生可能エネルギーのデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

 

発電量が不安定

再生可能エネルギーは永続的に利用できるものの、くもりや雨、風が吹かない日など、季節・天候・時間帯によって発電量が左右されるものが多いです。

 

発電コストの高さ

火力発電のように大規模な運用が難しいため、再生可能エネルギーによる発電は価格が高くなりやすいです。

また、新たな発電所を作るためには時間や手間、費用もかかります。

 

例えば地熱発電の場合、発電可能な地域には温泉や公園などが多く、地域住民や企業などと調整する必要があります。

再生可能エネルギーの日本での取り組み事例

日本での再生可能エネルギーがどのように活用されているのか、取り組み事例を2つご紹介します。

 

取り組み事例①物流センターに太陽光パネルを設置

ネットスーパー専用の物流センターの倉庫に、4,300枚以上の太陽光パネルを設置。

倉庫の総消費電力の約20%を太陽光発電でまかなえる試算となっています。

 

取り組み事例②ソーラーシェアリング

ソーラーシェアリングとは、農地に支柱を立てて、上部空間に太陽光パネルを設置することで、農業と発電事業を同時に行うこと。

元々は耕作放棄地だった広大な土地をソーラーシェアリングで活用することで、農地として再生させることに成功しました。

 

家庭でも太陽光パネルなど導入しやすい再生可能エネルギーもありますが、ゴミの削減によっても温室効果ガスの排出量を減らしたり、リサイクルして資源を再利用させたりできます。

ゴミ分別が省エネに繋がる理由。家庭で出来るゴミ分別のポイント」もあわせてご覧くださいね。

再生可能エネルギーとは、永続的に使えるクリーンなエネルギー

再生可能エネルギーには、「枯渇しない」「温室効果ガスを排出しない」といったメリットがあります。

 

・再生可能エネルギーとは、「枯渇しない」「温室効果ガスを排出しない」「自然界に常に存在する」エネルギーを指します。

具体的には、太陽光・地熱・水力・風力・バイオマス・太陽熱・雪氷熱・地中熱・温度差熱などが挙げられます。

 

・再生可能エネルギーのメリットとして「エネルギー源の永続的な利用」「エネルギー自給率の向上」「温室効果ガスの削減」「新たな産業や雇用の創出」、デメリットとして「発電量が不安定」「発電コストの高さ」などが挙げられます。

 

・倉庫に太陽光パネルを設置したり、ソーラーシェアリングを行なったりと、近年では再生可能エネルギーを積極的に活用している企業や自治体が増えています。

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