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残り湯での洗濯は大丈夫?残り湯洗濯をする方法と注意点
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
水道代の節約術として、お風呂の残り湯で洗濯をしている方は多いと思います。
そこでふと考えるのは「残り湯での洗濯って雑菌などは大丈夫?」「実際、どのくらい節約になるの?」という点。
今回は、残り湯での洗濯は衛生面が気になるという方に向けて、安心できる理由を解説します!
お風呂の残り湯を使って洗濯するときのコツやメリット、注意点なども合わせてご紹介します。
残り湯での洗濯は衛生的に大丈夫?
浴槽のお湯は皮脂やホコリで汚れているので、かえって洗濯物に雑菌が付着しないか心配になるかもしれません。 しかしポイントを押さえれば、衛生的にも問題なく使うことができます。
毎日入るお風呂の残り湯を使って洗濯すれば、洗濯時の水道代を節約可能!
でも、入浴したあとの残り湯は汚れているのでは? 洗濯物が臭ったりしない?と心配な方もいるでしょう。
確かに入浴後の残り湯は、体の汚れやホコリ、雑菌などが入るため汚れています。
しかし雑菌とはいっても、もともと肌についていたものなので、大きく影響するわけではありません。
「それでも気になる……」という方は、洗濯に利用するときに下記の3つのポイントを押さえておくと良いでしょう。
・お風呂のお湯をできるだけ汚さずに入浴する
・入浴後できるだけ早く使う
・「洗い」のみに使い、「すすぎ」には使わない
入浴時には湯船に浸かる前に体を洗って、汚れを先に落としておきます。
入浴後は蓋をしてホコリが入るのを防ぐなど、お湯を少しでも汚さないように気をつけましょう。
そして、できれば入浴後すぐに洗濯に使うこと。
残り湯は時間が経つほど雑菌の繁殖が進み、一晩放置すると雑菌の数は1,000倍以上になると言われています。
また、残り湯を使うのは洗剤と一緒の「洗い」工程だけで、その後の「すすぎ」はきれいな水道水で行う設定にしましょう。
きれいな水でしっかりすすげば雑菌や臭いもなく、すっきり清潔に洗濯することができます。
残り湯での洗濯がおすすめな理由!どのくらいお得になる?
洗濯にお風呂の残り湯を使うメリットは、やはり水道代の節約!
ファミリー向けの75L容量の洗濯機で毎日洗濯をする家庭なら、洗いの工程を残り湯に替えれば1日75L、1ヵ月では75L×30日=2,250Lの節水になります。
札幌市の家庭用水道代は、1㎥につき230円。
(※1ヵ月使用量21~30㎥の場合の1㎥あたりの従量料金:札幌市水道局 水道料金の計算方法より)
2,250Lは2.25㎥ですので、2.25×230円で517.5円の節約になります。
年間で6,210円となり、なかなかの金額ですね。
また、残り湯のぬるま湯による洗濯は、冷たい水で洗うよりも汚れ落ちが良いというメリットもあります。
特に汗などの皮脂汚れに効果的ですので、たくさん汗をかくお子さんがいるご家庭などにはおすすめです。
粉末洗剤も溶けやすく、洗剤残りがおきにくいですよ。
実際にチャレンジ!残り湯での洗濯方法や注意点
お風呂の残り湯で洗濯をする場合、洗濯機に残り湯をうつす「風呂水ポンプ付きホース」があると便利です。
洗濯機に付属しているものもありますし、家電量販店やホームセンターなどで購入することもできます。
風呂水ポンプ付きホースを洗濯機に取り付け、「風呂水」モードで洗濯をスタート!
雑菌や臭い対策を万全にしたいなら抗菌作用の強い洗剤や漂白剤、消臭効果の強い柔軟剤などを使うとさらに良いでしょう。
洗濯終了後はできるだけ早く干すことで、生乾き臭を抑えることができます。
風呂水ポンプ付きホースがあれば、通常の洗濯と全く変わらない工程と手間で残り湯洗濯が可能ですので、ぜひ試してみてくださいね。
また、残り湯での洗濯にでは下記の2点に気をつけてください。
入浴剤を使った場合の残り湯
入浴剤を使った残り湯が洗濯に使えるかどうかは、その商品によります。
入浴剤の取扱説明書を確認してみてください。
ただし、色付きの入浴剤は白や薄い色の衣服に色が移ってしまう可能性があるので、注意しましょう。
定期的に洗濯槽やホースの清掃をする
皮脂汚れを含む残り湯を使うので、洗濯槽や風呂水ポンプ付きホースは汚れやすいです。
これらの部品が汚れていると、カビや洗濯物の臭いのもとになってしまいますので、定期的に清掃するようにしましょう。
洗濯槽は専用のクリーナーで簡単に清掃ができますよ。
風呂水ポンプ付きホースは、酵素系漂白剤を溶かした風呂水を吸い上げることできれいになります。
2ヵ月に1回程度行ってみましょう。
残り湯での洗濯はポイントを押さえて衛生的に!節約にもなりますよ
お風呂の残り湯を使って洗濯をすれば、洗濯で使う水道代を大きく節約可能!
雑菌や臭いが気になるという方も、ちょっとしたポイントを押さえることで、衛生面の対策をとりながら節約ができます。
・お風呂の残り湯で洗濯するなら、押さえておきたいポイントは3つ。
「①入浴時にお湯を汚さない ②できるだけ早く使う ③すすぎには使わない」この3点を意識すれば、残り湯をより衛生的に洗濯で使えます。
・残り湯での洗濯は節水効果が大。
75Lの洗濯機で毎日洗濯するなら、残り湯に替えれば1ヵ月で2,250L、約500円の水道代を節約できます。
ぬるま湯での洗濯は汚れ落ちが良いこともメリットです。
・残り湯で洗濯するなら、風呂水ポンプ付きホースがあると便利。
洗濯機にセットして「風呂水コース」で洗濯するだけ!
抗菌作用の強い洗剤や漂白剤、消臭効果の強い柔軟剤などを使うとさらに良いでしょう。
洗濯槽やホースの清掃もお忘れなく!