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圧力鍋の時短&節約術!選び方やおすすめ料理も
こんにちは!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
圧力鍋、使ったことはありますか?
圧力鍋は料理の時短と節約の強い味方!
今回は圧力鍋がなぜ時短になるのか、圧力鍋の時短方法や節約方法についてお話します。
まだ使ったことがない方は、ぜひキッチンツールとして検討してみましょう!
圧力鍋の仕組みって?時短になる理由とは
圧力鍋は、調理中もふたを密封することによって鍋の中の圧力を上げ、沸点を上げて高温で調理することが出来る鍋なのです。
圧力鍋はフタの内側にゴムパッキンがついていて、鍋を密閉することができます。
鍋を火にかけた時、密閉された鍋の中では逃げ場をなくした水蒸気が膨張して圧力がかかります。
これが圧力鍋の「圧」です。
通常の水の沸点は100度ですが、圧力が高いと沸点が上がるため圧力鍋では120度程の高温で調理することができます。
この高温・高圧調理が、圧力鍋が時短になる理由!
高温・高圧で調理することで、具材に通常よりも短い時間で火を通すことができるんです。
圧力鍋は特に、加熱時間の長い煮込み料理などの時短に効果大。
なんと、調理時間を1/3~1/4程にも短縮することができますよ!
圧力鍋で調理時間を短縮してガス代を節約!時短方法もご紹介
時間のかかる煮込み料理も、圧力鍋を使うと短時間ででき、ガス代を節約できます。
圧力鍋での調理の場合、鍋を強火で加熱するのは圧がかかるまでの数分です。
圧がかかり始めたらその後は弱火で加熱し、火を止めて余熱調理。
加熱時間が少ないということは、単純にガスの使用時間を減らすことができ、その分ガス代を節約することができますね。
圧力鍋は特に、通常長い時間加熱することが必要な煮込み料理の場合に効果を発揮します。
具体的な例を挙げると、シチューを作る場合に普通の鍋だと30分もコトコト煮込んでいたとしたら、圧力鍋なら火をつけて加熱するのはその半分程度。
カレーやシチューなら圧力がかかり始めたら10~15分の加圧で調理可能なんです!
豚の角煮を作るときの豚肉の下茹でなども、通常なら2~3時間かかるところが弱火での加圧時間は全部で約30分と、かなりの節約になります。
さらに、火を止めてからの蒸らし調理中は、鍋のそばを離れることもできるので便利です。
圧力鍋を使った時短方法をご紹介!
・大きな野菜や丸ごとお肉も短い時間で調理可能!小~中サイズのジャガイモは5分程度、丸ごとの鶏肉も25分以下で火を通すことができます。
・ぬるぬるするサトイモの皮や、固い栗の皮などは、下茹ですることでするっと簡単に剥けます。
・ご飯だって短時間で炊飯可能! 5分加熱+10分蒸らしの15分で炊くことができます。
デメリットはある?圧力鍋を購入する前の心得
時短&節約にメリットが大きい圧力鍋ですが、実はデメリットもあります。
新しく圧力鍋を購入しようと思っている方はチェックしてみてくださいね。
・早く火が通りますが、食材に早く味が染み込むわけではありません。
・加圧が始まると、圧力が下がるまでは鍋のフタを開けられません。
・パッキンや重りなど普通の鍋よりも部品が多いので、掃除の面倒さや紛失、破損の可能性があります。
圧力鍋での調理は、圧が下がるまで鍋のフタを開けることができません。
食材は全て同じタイミングで鍋に入れることになるので、火が通るまでの時間が異なる食材を一緒に調理する時には注意が必要です。
作る料理の種類によってはあまり時短の効果を発揮しない場合もあります。
圧力鍋のおすすめ時短料理と鍋の選び方
圧力鍋のおすすめ時短料理と、圧力鍋初心者に向けて鍋の選び方をご紹介します!
圧力鍋調理のおすすめ人気レシピ
圧力鍋でのおすすめ料理は何といっても煮込み料理。
通常なら長時間煮込まなくてはいけない料理こそ、圧力鍋のメリットを大きく発揮することができます。
お料理レシピ「北ガスクッキング」で公開している圧力鍋レシピから、おススメのレシピをご紹介します!
■豚の角煮と大根の煮物【加圧時間20分】
時間がかかる角煮も簡単に作れます。
①圧力鍋に水と生姜・ネギ・おからを入れて火にかけ、煮立ったら切り分けた豚肉を入れてフタをします。
②シュルシュルと音が鳴ったら中火におとして20分煮込みます。そのあと火を止めて10分蒸らしてから、圧力をぬいてフタをあけます。
③大根は、米のとぎ汁を入れた圧力鍋で5分火にかけます。
④鍋に調味料を加え、ひと煮立ちしたら肉を入れ、汁が半分になったところで大根を加えます。
⑤最後にみりんを入れ、味がなじんだら仕上げます。
詳しい材料とレシピはこちら!⇒ 「豚肉の角煮と大根の煮物」
■焼き野菜とチキンのカレー【加圧時間10分】
こんなごちそうカレーも時短調理!
圧力鍋で鶏肉を煮込むことで、やわらかく仕上がります。
①鶏肉に下味をつけ、グリルで焼きます。
②圧力鍋に水を入れ、沸騰したらスパイスを加え、鶏肉を入れて10分圧力をかけます。
③鶏肉を取ったあとのスープをこしておきます。
④鍋にサラダ油を入れ熱し、玉ねぎがあめ色になるまで炒め、しょうが・にんにくも加えます。
⑤トマト・青なんばんを加え、スパイス・スープを加え、弱火で煮ます。
⑥なす、ピーマン、ニンジン、カボチャ、じゃがいもは、グリルで焼き焦げ目をつけます。
⑦鶏肉をカレーに加え少し煮込み、グリルした野菜を添え盛り付けます。
詳しい材料とレシピはこちら!⇒ 「焼き野菜とチキンのカレー」
このほかにも圧力鍋を使用したレシピを掲載しています。
ぜひ、お料理レシピ「北ガスクッキング」のサーチ欄に、キーワード「圧力鍋」と入力して検索してみてください!
圧力鍋の選び方ポイント
圧力鍋にもさまざまな種類があります。
主な種類の特徴と、選び方を参考にしてくださいね。
■重り式とスプリング式
フタについている部品の違いです。
加圧が始まった時にシュッシュッと蒸気の音が聞こえるのが重り式。スプリング式は音はほとんど聞こえません。
重り式の方が加圧が始まったことがわかりやすいので、圧力鍋初心者におススメです。
■鍋の材質は「アルミ」「ステンレス」「多層構造」の3種類
圧力鍋の材質は、軽くて扱いやすい「アルミ」と高い圧力をかけることができる「ステンレス」、両方の特徴を併せ持った「多層構造」の3種類があります。
アルミの圧力鍋は軽くて扱いやすく、すぐに加圧が始まるため時短の効果が抜群。
ただし圧力値は低めで、消火後は熱も下がりやすいので余熱を利用した調理は少し苦手です。
一方、ステンレスの圧力鍋は圧力値が高くて余熱の持続時間も長いので、大きな食材や固い食材も効果的に調理することができます。
ただし、分厚くて重いため扱いにくく、その分火にかけてから加圧が始まるまで時間がかかるのがデメリットです。
アルミとステンレスの両方を取り入れているのが多層構造の圧力鍋。
いいとこ取りの印象ですが、その分価格が高いものが多いです。
■家族の人数に合わせて大きさを選ぼう
圧力鍋の大きさは「家族の人数+1L」のサイズがちょうどよいと言われます。
1人暮らしなら2.5L程度、4人家族なら5~6L程度の大きさがおススメですね。
大は小を兼ねるとも言いますが、あまり大きな鍋は重く扱いづらくなってしまうので注意しましょう。
■アフターケアが充実しているメーカーで購入するのがおススメ
圧力鍋はゴムパッキンや重りなど、普通の鍋にはない部品が色々と使われています。
これらの部品は使っていれば劣化したり破損したりすることもあります。
部品の交換や修理などアフターケアが充実しているメーカーを選ぶと、長く安心して圧力鍋を使うことができます。
便利な圧力鍋を使いこなして時短&節約を!
密閉して加熱することで鍋の中の圧力を高め、通常よりも高圧で調理することが可能な圧力鍋。
高温&高圧で調理することで、短い時間で食材に火を通すことができます。
調理時間を短くすることができるので料理の時短&節約に!
圧力鍋を使ったことがない方はぜひチャレンジしてみましょう!
・圧力鍋では約120度での高温調理が可能。高温と高圧で煮込み時間を大幅短縮することができます。
・圧力鍋は余熱性能が高いので、火を止めた後も高温高圧調理が持続。加熱時間が減った分だけガスの使用時間が減るので、その分のガス代が節約できます。
・圧力鍋はパッキンや重りなど部品が多いので掃除の面倒さや、紛失のリスクもあります。加圧後は圧力が下がってフタを開けられるようになるまでの時間も必要なので、余熱調理ができる料理に向いています。
・圧力鍋の部品や材質によって特徴が異なります。家族の人数や目的に合わせて選ぶと良いでしょう。大きすぎる圧力鍋も重くて扱いづらくなってしまうので注意しましょう。