HOME > TagTagエコライフのすすめ > エコ料理 > 地産地消のメリットや環境に与える影響は?詳しく解説します!
地産地消のメリットや環境に与える影響は?詳しく解説します!
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
皆さんは自分で食材を購入する際に、産地を気にすることはありますか?
なんとなく地産地消は環境に良いことだなと認識していても、具体的にどのようなメリットがあるかまで、しっかりと知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は地産地消について、環境への影響やメリットをご紹介していきます。
地産地消のメリットは?環境に与える影響とは
今、地産地消が注目される理由として、地産地消が行われることで2015年に策定された「SDGs」に貢献できるという点が挙げられます。
環境への負荷を軽減できる大きなヒントとしては、遠くから運ばれてくるよりも、近くで生産されたものの方が運搬にかかる時間が短縮できるという点にあります。
地産地消が行われることで、飛行機やトラックなどで運搬する際の費用やCO2の排出量を削減することができるのです。
これにより、「SDGs」の7番目「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、9番目「産業と技術改新の基盤をつくろう」、そして13番目「気候変動に具体的な対策を」に貢献することができます。
美味しいものが食べられて、さらに環境へも良いことができるというのは気持ちが良いですよね。
また、農地が保全されることで美しい自然の景観を維持できるだけでなく、洪水を防ぐことにもつながります。
環境への良い影響以外のメリットについても、ご紹介していきましょう。
消費者は新鮮で旬の食材を買うことができる
地産地消のメリットは、なんと言っても鮮度が良い食材が手に入ること。
スーパーマーケットでは「朝採れ野菜」として販売されていることもあるように、収穫してから食べるまでの間が短い分、新鮮で美味しい食材を入手できることになります。
輸送時間が短いということは、野菜はしっかり熟されてから収穫されたものとなるため、栄養価が高いものが多いです。
魚であれば、その日に採れたものが手に入ることもありますよ。
季節のものをリアルタイムに味わえることが、消費者にとっての地産地消の魅力ですね。
地域経済の活性化へとつながる
地産地消が行われることで、農家からの配送業者、販売店などもその地域内で行われることになり、資金がその土地で循環されます。
生産者〜消費者の資金がうまく循環されることで、地域経済の活性化へとつながります。
地域経済が潤うことで、その地域に住んでいる人全体にもメリットが生まれやすくなるという、良い循環ができる点もメリットです。
生産者と消費者とのつながりや安心感を持てる
地産地消の商品はスーパーマーケットでも置いている場合がありますが、直売所やマルシェと呼ばれる場所では、より多く商品を手にとることができます。
直売所のメリットは、生産者が直接買い手とコミュニケーションを取って、その商品のおすすめを聞けること。
保管方法や調理法など快く教えてくれることが多いです。
スーパーマーケットでも地物コーナーとして、生産地や生産者の紹介をしつつ販売されているところもありますよね。
生産者を知ることで安心感や信頼にもつながります。
地産地消は都会にいても行える!その方法とは
地産地消は、大きな畑がある地域や、海が近くにある地域じゃないとできないと思われがちですが、実は都会でも地産地消が盛んに行われています。
ここではその一部の例を紹介します。
都市型農業やInfarm(インファーム)
都市型農業とは都会に野菜工場を作り、生産するといった形の農業です。
水耕栽培で育てられる葉物野菜が一般的に多く行われています。
そしてこの野菜工場を飲食店やスーパーマーケットの店舗内に設置する取り組みを行なっているのが、ドイツ発の農業テック企業「Infarm(インファーム)」です。
輸送コストを極限まで抑えることができるため、CO2削減にも大きく貢献しています。
江戸東京野菜の栽培
東京では現在も住宅街の片隅で野菜を栽培する農家があり、近年ではその野菜を手軽に食べられるように・興味を持ってもらうためにブランド化する動きが出ています。
例えば、東京都内で生産されたものを都民に提供できるよう、JA東京中央会で「江戸東京野菜」と名付けた野菜にも注目が集まっています。
江戸時代から栽培されている練馬大根や馬込三寸にんじんなど、他にはない野菜に多くのレストランが注目しているようです。
また、北海道では大都市圏である札幌でもここでしか採れない野菜があるなど、農業は盛んに行われていますね。
地産地消はメリットがたくさん!地域が活性化し環境にも貢献
地産地消が行われることで、消費者だけでなく生産者や環境にもより良い影響を与えることへとつながります。
機会があれば、直売所などでその土地の食材を購入してみてくださいね!
・地産地消が行われることで食材の輸送費を抑え、さらに輸送時に発生するCO2を削減し、環境負荷を軽減できます。
「SDGs」への貢献にもなるということで、近年注目されています。
・消費者は輸送時間が短い分、新鮮な旬の食材を購入することができ、生産者を知ることで信頼・安心感へとつながります。
生産者も直売所での販売などでコミュニケーションがとれるなど、直接消費者の声を聞く機会が増えます。
・産地となっている土地の中で生産、輸送、販売が行われることで経済がその土地で循環し、地域活性化へとつながります。
お買い物の際にはたまに直売所へ出向いてみる、スーパーの地物売り場を見てみるなど、ぜひ地産地消を意識して食材選びをしてみましょう。