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炊飯器と土鍋炊飯の光熱費比較!それぞれの節約方法やメリットデメリットも
北国の暮らしをエネルギーでサポートする北ガスのTagTagです!
日本人が主食として毎日食べるご飯。
炊飯器で炊いている方が多いですが、最近は土鍋でご飯を炊く方も増えているようです。
炊飯器と土鍋、どちらでご飯を炊く方が光熱費の節約ができるのでしょうか?
今回は、炊飯器と土鍋でご飯を炊く際の光熱費を比較してみます。
それぞれの光熱費を節約しながらご飯を炊く方法や、炊飯器・土鍋でご飯を炊くメリット・デメリットもあわせてお伝えしますね。
炊飯器で炊く場合の光熱費(電気代)や購入費は?
炊飯器でご飯を炊く場合の光熱費(電気代)は炊飯器の種類によっても異なりますが、おおよそ1回につき4.3円程度。
保温機能を使って保温をした場合は、1時間あたり0.5円程度の光熱費がかかります。
(電気代は27円/kWh、消費電力は炊飯時158Wh、保温1時間16.5Whで計算)
1日2回ご飯を炊いて、それぞれ2時間ずつ保温をした場合の光熱費は合計で10.6円程度。
炊飯にかかる光熱費はとても少ないですね。
経済産業省の発行する「省エネ性能カタログ2020年版」によると、保温時間や待機電力も含めた炊飯器の年間消費電力の2019年平均は82.89kWhで、電気代は約2,238円になります。
炊飯器の購入費用についてもサイズや機種によって幅があります。
同じ5.5合炊きでもマイコン炊飯器なら5千円~1万円程度、IH炊飯器や圧力IH炊飯器なら1万~10万円程度の商品も。
平均的な5.5合炊きでは、2~6万円程度の商品が主流と言えるでしょう。
土鍋で炊く場合の光熱費(ガス代)や購入費は?
土鍋で炊いたふっくらご飯が好き! という方も多いですよね。
土鍋を使ってガスでご飯を炊く場合の光熱費(ガス代)を考えてみましょう。
土鍋を火にかけて沸騰させてから弱火で15分ほど炊き込み、火を消して10分ほど蒸らせば完成!
沸騰するまでは強火、その後は弱火で15分なので、平均して中火で15分ガスを使ったと考えると、1回の炊飯にかかる光熱費(ガス代)は都市ガスの場合で5.4円程度です。
(※ガス代は160円/1㎥として計算、中火だと1分間で約0.36円と言われています。)
1日2回、土鍋でご飯を炊いた場合の光熱費(ガス代)は11円程度となります。
こちらもすごく少ないですが、電気の炊飯器よりわずかに高いという結果に。
しかし、土鍋には保温機能や消費電力などがないので、これ以外の光熱費がかかることはありません。
1日2回炊飯で光熱費が11円なら1ヵ月で330円、1年間で3,960円となります。
また、土鍋の購入費用は千円~1万円前後程度がボリュームゾーン。
1人用の小さな土鍋なら、100円ショップで購入することもできますよ!
1年間でかかる光熱費を比較すると炊飯器は約2,238円、土鍋は約3,980円で、炊飯器の方が1,700円程低い結果に。
(※契約する電力会社、ガス会社、プラン、使用する商品によって異なります)
土鍋での炊飯は節約になるイメージがあり、意外!と思う方も多いのでは?
ただし、炊飯器や土鍋の購入費用まで含めると、土鍋の方が安価で購入できるケースが多いので、トータルの出費は抑えられる場合もあるでしょう。
炊飯器と土鍋炊飯それぞれ光熱費をお得にするポイント
炊飯器と土鍋、どちらでご飯を炊くとしても光熱費を抑えながら調理をしたいですよね。
それぞれの場合で光熱費を抑えるポイントをご紹介します。
炊飯器の光熱費(電気代)を抑えるポイント
・保温機能を使わず冷蔵・冷凍保存をする
・使わない時はコンセントを抜く
・エコ炊きモードを活用する
炊飯器では炊飯時以外の節電を心がけましょう。
その代表例は保温機能。
朝炊いたご飯を夕方まで保温しているより、冷蔵・冷凍保存をしておいて食べる前に電子レンジで温めなおした方が電気代の節約になります。
タイマー炊飯をセットしていない時には、コンセントを抜いておけば待機電力の削減にも。
エコ炊きモードがある機種の場合はそれも活用しましょう。
土鍋炊飯の光熱費(ガス代)を抑えるポイント
・鍋底の水滴を拭き取ってから火にかける
・ガスコンロの炎は鍋底からはみ出さないようにする
・プロパンガスより都市ガスを使う
土鍋炊飯のガス代を抑えるポイントは、コンロの熱効率を上げること。
火にかける前にはなべ底の水滴を拭き取り、炎はなべ底からはみ出ない程度に調節を。
また、プロパンガスは都市ガスとは料金形態が異なる場合がありますので、注意しましょう。
炊飯器と土鍋炊飯、光熱費以外のメリット・デメリットも知っておこう
炊飯器と土鍋炊飯の光熱費はそう大きく変わりませんでした。
それぞれの光熱費以外のメリットとデメリットも知って、どちらがいいか検討してみましょう。
炊飯器のメリット・デメリット
炊飯器にはさまざまな便利機能がついていることがメリット。
保温機能やタイマー炊飯、早炊き機能などで家事を少しでも楽に進めることができるでしょう。
お粥やお菓子づくり、低温調理ができる機能がついているものもあります。
デメリットは土鍋よりも炊飯に時間がかかってしまうこと。
通常の炊飯では1時間程度、早炊きモードでも30分程度は必要です。
また、たくさんの便利機能がついている機種は、本体価格も高額になってしまいます。
土鍋炊飯のメリット・デメリット
土鍋のメリットは、なんといっても炊きあがりの美味しさ!
粒が立ったふっくらご飯や、おこげが楽しめるのも土鍋ならでは。
蒸らし時間を入れても20~30分程度で炊きあがり、炊飯時間も意外に短いのです。
停電時にも土鍋があればガスで炊飯できますよ。
炊飯中はコンロのそばについていて、火加減の調節が必要です。
慣れないうちは焦がしてしまったり、蒸らしが足りなかったりといった失敗をしてしまう可能性もあるでしょう。
ただし、最近のコンロには、炊飯モードが付いているものも多くあります!
炊飯モードを使えば、コンロが火力や時間を自動で調整してくれるので簡単にご飯が炊けますよ♪
ガスコンロの炊飯モードを使うときは、メーカー専用の炊飯鍋を使用することをおススメします!
北ガスのガスをご利用中のお客さまはこちらから最新のガスコンロをご覧いただけます。
炊飯器と土鍋炊飯の光熱費や節約方法を知って、美味しいご飯を召し上がれ♪
ご飯を炊飯器で炊く場合、土鍋で炊く場合、それぞれの光熱費や節約ポイント、メリット・デメリットを知って、どちらが良いか検討してみましょう。
・炊飯器の光熱費は1回4.3円程度。1年間では約2,238円と言われています。
炊飯器の購入費用はサイズや機種にもよりますが、1万~10万円程度と幅が広いです。
・土鍋でご飯を炊く光熱費は1回5.4円程度。1日2回炊飯だと1年間で約3,960円が目安です。
土鍋は千円~1万円程度がボリュームゾーン。
1人用の小さなものなら100円ショップでも購入できますよ。
・炊飯器の光熱費を節約するには保温機能を使わない、コンセントを抜いて待機電力を削減するなど、炊飯時以外の節電を心がけましょう。
エコ炊飯機能があればその活用も。
土鍋の場合は、熱効率を上げる工夫をして無駄な光熱費を節約。
プロパンガスよりも都市ガスの方が料金が安価です。
・さまざまな機能がついて便利だけれど炊飯に時間がかかる炊飯器、早く美味しいご飯が炊けるけれど火加減の調整が必要な土鍋。
それぞれのメリットやデメリットを知って、どちらが良いか検討してみましょう!