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落し蓋の効果や役割は?落し蓋の代用方法もご紹介!
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煮物を作るときによく使われる落し蓋。
落し蓋にはどんな効果があるか知っていますか?
中には、なんとなく使っているという人も多いのではないでしょうか。
今回は、落し蓋の効果や役割について解説します。
落し蓋を持っていなくても代用できる方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
落し蓋とは?効果やメリットを解説!
和風料理の煮物を作るときによく行われる方法で、鍋の中の材料に直接のせるふたのこと。煮汁が材料の表面全体に行きわたってムラなく味がつく、乾物などの軽い材料は浮き上がるのを防ぐ、煮汁の中で材料が躍って煮崩れるのを防ぐ、などの役目をする。
(公益財団法人日本食肉消費総合センター 用語集「落としぶた」より)
落し蓋とは、お鍋よりも1回り小さいサイズの蓋のことで、料理の際に鍋の中の具材の上に直接置いて使います。
木製の落し蓋が一般的ですが、アルミホイルやクッキングシートで代用も可能です。
代用については後ほど詳しくご紹介します。
ここでは、落し蓋のメリットを4つご紹介します。
味が料理全体に染み込む
落し蓋をすることで、空気に触れる面が減り、煮汁が鍋の中でしっかり対流します。
煮汁が対流することで、少ない煮汁でも全体的にまんべんなく味が伝わります。
煮崩れしにくい
落し蓋があると、具材同士がぶつかり合わないので、じゃがいもやかぼちゃなどの野菜でも煮崩れを防ぐことができます。
食材に臭みが残らない
魚の煮物など生臭さが気になる料理のときは、お鍋の蓋よりも、落し蓋をすることで、蒸気とともに臭いを逃すことができます。
短時間で火が通るので省エネになる
落し蓋は、熱が逃げにくく全体的に熱が伝わるので、火も早く通りやすくなります。
火にかける時間が短くなるため、省エネにもなりますね!
そのほか時短調理については「圧力鍋の時短&節約術!選び方やおすすめ料理も」や、省エネ調理については「上手な省エネ調理法」でも解説していますので、ぜひあわせて読んでみてくださいね!
落し蓋はいろいろなもので代用可能!
落し蓋には、さまざまな素材の種類があります。
一般的なのは、木製の落し蓋、他にもステンレス製や樹脂製などがあります。
また、キッチンにある身近なものでも代用可能です。
ここでは、代用できるものを2つ紹介します。
アルミホイルで代用
アルミホイルを落し蓋として使うときは、全体にクシャクシャとシワをつけて、数カ所に穴を開けます。
お鍋の大きさや形にあわせやすく、使い終わったらすぐ捨てられるので衛生的であることがメリットです。
クッキングペーパーで代用
クッキングシートや、厚手のフェルトタイプのクッキングペーパーでも代用は可能です。
フェルトタイプのクッキングペーパーの特徴は、食材のアクもペーパーが吸い取ってくれるところです。
一般的には、アクを取ってから落し蓋をしますが、その手間を省くことができます。
落し蓋を効果的に使うコツや注意点もチェック
落し蓋を効果的に使うには、使い方が大切です。
落し蓋をするタイミングは、お鍋の中の材料が煮立って、アクが出てきて最初のアクをすくい取ってからにしましょう。
また、落し蓋をしてさらにお鍋の蓋をしてしまうと、生臭さなどが抜けないので、臭みを残したくない場合は、蓋をしない方がおいしく仕上がりやすいですよ。
ステンレス製や樹脂製の落し蓋は、そのまま使って使い終わったら他の食器同様に洗うだけで大丈夫ですが、木製の落し蓋は少しだけ取り扱いに注意が必要です。
木製の落し蓋は蓋自体に、においや味が染み込みやすいので、使う前に水にさらしたあと、水分を拭き取ってから使用します。
蓋ににおいを残さないよう、使い終わったらすぐに洗いしっかり乾かすと、カビを防ぎ長く使うことができますよ。
アルミホイルやクッキングペーパーで代用する場合は、鍋からはみ出してしまうと調理中に火がついてしまうおそれがあるため、必ず鍋よりひと回り小さいサイズに調整してから使ってくださいね。
落し蓋の効果でおいしく省エネに料理をしよう
煮物の際によく使われる落し蓋。
メリットは、味が料理全体に染み込むこと、煮崩れしにくいこと、食材に臭みが残らないこと、短時間で火が通り省エネになることです。
落し蓋には、木製、ステンレス製、樹脂製などがありますが、落し蓋を持っていなくても、キッチンにあるもので簡単に代用することができます。
代用するのにおすすめなのが、アルミホイルとクッキングペーパーです。
お鍋よりひと回り小さいサイズにあわせて、数カ所に穴を開けるだけでOK。
使い終わったらすぐ捨てられるので衛生的。
フェルトタイプのクッキングペーパーは、食材のアクも吸い取ってくれるので、アク取りの手間も省くことができます。
落し蓋の効果的な使い方は、お鍋がひと煮立ちしてアクを取ってから使うこと、臭みが残るのを防ぐために落し蓋をした上から蓋はしないようにすることです。
木製の落し蓋は、使う前に水にさらし、使用後はすぐに洗って乾かすとにおい残りやカビ防止になります。